「傷つきました」戦争 超過敏世代のデスロード

「傷つきました」戦争 超過敏世代のデスロード

1,980円 (税込)

9pt

3.6

ジェンダー、人種、肌の色――正しさは“属性”で決まる?
人の立場や出自で行動をジャッジし、「傷つきました」の一言で議論が終了……
歌手の髪型、ヨガの流行、日本風パーティにまで、過敏な抗議が止まらない。
文化を検閲し社会を分断する風潮は、どこへ行き着くのか?
フェミニストで反差別運動の旗手が、アメリカの議論に欠けている普遍主義の視点から、世界的ポリコレの暴走に対話の活路をもたらすエッセイ

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「傷つきました」戦争 超過敏世代のデスロード のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    面白くてあっという間に読んでしまった。

    英仏の黒人差別や「文化の盗用」論が中心でイメージしづらいところもあるが、ここ数年の世界で左派が負けるメカニズムが示されており、よくバズっている日本の(何ちゃって)フェミニズムの状況を適用して考えればかなり腑に落ちる。

    かといって悲観せず、希望が持てる終わり

    0
    2024年01月11日

    Posted by ブクログ

    このままではそのうちウォークと極右しかいなくなってしまうのではないかと恐れているので、本書やハイト&ルキアノフの『傷つきやすいアメリカの大学生たち』のような本を読むと安心するというか これもある意味「傷つき」の回避と言われればそれまでかもしれないが

    「映画も料理も〈DNA〉で評価する」の章が特に面

    0
    2024年11月24日

    Posted by ブクログ

    西洋圏において、文化的マイノリティを守るという名目のもと、マイノリティのアイデンティティを侵害する表現等がないか目を光らせ、引っかかった場合に執拗にその対象者をバッシングし、引きずり下ろすという、この傾向について述べたもの。
    この傾向が特に強いのがアメリカの大学生で、タイトルの「傷つきました」はマイ

    0
    2025年10月12日

    Posted by ブクログ

    被害者至上主義。

    日本でも大概酷くなってると思うのだが、その比ではない。
    それに人種とか、アホみたいな歴史的事実が絡んでくるから、なお恐ろしいことになっている。厨二が厨二のまま生きていけると思っているのは日本だけではないというか、日本をこうしたい人たち。

    誰かが、形を変えた共産主義者だと言ってた

    0
    2023年08月25日

    Posted by ブクログ

    本書はフランス人が書いた物だが、日本の身近な会議でも「傷つく」ことを理由として自分の世界に閉じこもろうとする人に出会い、本書のテーマは世界的な動向だと感じる。

    0
    2023年06月14日

    Posted by ブクログ

    Géneration offensée. De la police de la culture à la police de la penséeをこういうキビしいタイトルに訳すというのは出版社のアイディアなのか訳者の先生なのか……とくに「超過敏世代のデスロード」の「デスロード」が……まあ訳者の先生だ

    0
    2023年05月25日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    かつて検閲は保守的で道徳主義的な右派のすることであったが、今日では道徳主義的でアイデンティティ至上主義的な特定の左派が行っている。
    文化盗用の定義として、はじめは支配や搾取の要素が含まれていたものの、次第に失われてしまった。
    反レイシズムとして、普遍的なものの名において待遇の平等を要求するフランス的

    0
    2023年09月10日

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