悪童日記

悪童日記

1,210円 (税込)

6pt

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戦火の中で彼らはしたたかに生き抜いた――大都会から国境ぞいの田舎のおばあちゃんの家に疎開した双子の天才少年。人間の醜さ、哀しさ、世の不条理――非情な現実に出あうたびに、彼らはそれをノートに克明に記す。独創的な手法と衝撃的な内容で全世界に感動と絶賛の嵐を巻き起した女性亡命作家のデビュー作。

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悪童日記 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    凄いものを読んだ。文句のつけようがない大傑作である。これは本当に面白い!
    戦時下に祖母のいる小さな町へ疎開した双子の「ぼくら」の物語で、舞台は第二次大戦中のハンガリーが念頭に置かれているようだが、具体的な場所は言及されていないので架空の国という読み方もできる。
    本作の体裁としては双子が秘密のノートに

    0
    2025年12月07日

    Posted by ブクログ

    第二次大戦末期のハンガリーと思われる街を舞台に、おばあちゃんの家に疎開させられた双子の男の子が、残酷な世界を持ち前の才能を持ってサバイブする。目を向け難い戦争の現実が背景にあるが、その中に生活する人々の人間らしさをダイナミックに描いた傑作。

    0
    2025年11月24日

    Posted by ブクログ

    読書で感情が揺さぶられた時の、「すごい本を読んだ」ではなく、「すごい本を読んでしまった…」という感覚がとても好きです。
    これまで「好みと合わなそう」と避けてたのですが、「すごい本を読んでしまった…」以上の感想が出てこなかったです。

    とにかくストイックな双子たちの言動と、戦時下にして占領下という特殊

    0
    2025年11月16日

    Posted by ブクログ

    なんかすごかったなと思った。
    まずこの小説は事実のみ語られるので、なぜそのような行為をしたのかこちら側が考える必要があり、それが普通の小説とは違うなと感じ面白さを感じた。
    また戦時中のことを描かれているということもあり、たとえフィクションではあるが、今の時代とかけ離れており、本当にそういったことがあ

    0
    2025年10月13日

    Posted by ブクログ

    「牝犬の子め!おまえたち、わしに同情したって言いたいのかい?」
    「違うよ、おばあちゃん。ぼくらはただ、ぼくら自身のことを恥ずかしいと思ったんだ」
    という割と始めの文章を読んでこの小説絶対面白いなと思った。そして、あっという間に読み終えた。主人公の双子の子は自分達の考えや価値観があって周りの人に左右さ

    0
    2025年10月05日

    Posted by ブクログ

    『悪童日記』は、不条理文学と呼ぶにふさわしい作品だと思います。決して心が明るくなる物語ではありませんが、感情を排した無機質な文体が、かえって戦争の悲惨さや人間の虚無を鋭く突きつけてきます。

    戦争下で「強くならなければならない」「非情でなければならない」という状況は、人生の儚さや生きることの無意味さ

    0
    2025年10月03日

    Posted by ブクログ

    戦時中から戦後にかけてのナチスドイツとソ連の狭間であるハンガリー国境付近の祖母のもとに疎開した双子の男の子の日記形式で進む話。

    固有名詞が出てこなくて、双子も個性はなく「ぼくら」としか書かれていません。お互い会話もしません。

    過酷な戦時を生き延びるために二人は痛みに耐える練習、断食の練習などをし

    0
    2025年09月23日

    Posted by ブクログ

    淡々とした客観的描写から、人々を翻弄する戦争の過酷さ、双子の倫理観、彼らの変化や成長、おばあちゃんとの関係の深まりなどが伝わってくる。
    目的のためには手段を選ばず、冷酷に、感情を捨てて行動する双子。どうやってピンチを切り抜けるかとハラハラする場面もある。最後も意外な展開だった。
    他の人も書いているが

    0
    2025年05月31日

    Posted by ブクログ

    久々にここまで刺さる小説を読んだ。
    海外作家の文章だけれど癖がなく、するする読めてしまうが、「え?えええ?ちょっと待て」みたいな場面や描写が何度も出てくる。
    完全なる善人などいなくて、人間はどこまでいっても人間、愚かだと感じる。登場人物みながある面では優しく、ある面では残酷であることがそれを物語って

    0
    2025年01月24日

    Posted by ブクログ

    あまりにもおもしろくてほとんど一気読みした。
    「衝撃のラスト」という言葉は多用されるが、最後の一文で自分の呼吸が止まった。
    まさに傑作。

    0
    2025年01月15日

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