【感想・ネタバレ】悪童日記のレビュー

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Posted by ブクログ 2024年03月13日

2人の少年による作文の形式をとった日記です。
本文中にも書かれている通り、徹底して客観的な視点、事実が羅列されています。だからこそ感じる無機質感の中に、強制されない感情を抱かせてくれます。

ただただ戦争を代表とした外的要因に振り回されるだけと思いきや、その中で強く健気に生き延びる「ぼくら」の姿。甘...続きを読むえがちな自分の心に強く刺さるものがありました。

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Posted by ブクログ 2024年03月03日

「主観を一切まじえずに書かれた本がある」と勧めてもらったのがこの本だ。

僕らは悲しい気持ちになった。とは言わず
僕らは涙を流した。と客観的事実のみで構成される。
不思議な本だった。
双子の主観から捉えた世界なのに、主観的な表現がひとつもない。
双子の目に映る世界の追体験ができるが、感情は全て委ねら...続きを読むれる。

漠然と、何か他のものにも応用が効くんじゃないかと感じた。

日本語版タイトルは『悪童日記』だが、原書は『大きなノートブック』とでもいうのが近いらしい。
日本語版のタイトルの掴みは素晴らしいものであるが、読み終わると原書タイトルが、当然ではあるのだが、最も本書を言い表していると感じられる。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2024年03月03日

・あらすじ
戦時下のある国、厳しい環境下で生き残る双子の少年。
彼らの作文形式で綴られる物語。

・感想
日記調だけど書いてるのが普通じゃない倫理観の持ち主で、出てくる大人達もやばい奴しかいないから大体ヒキながら読んでた。
でもなんだかすごくクセになる文章と作風で面白かった、

あの子達は生来そうい...続きを読むう気質なのか時代のせいなのか分からんけどすごく逞しい。
悪どくずる賢く生き抜く彼らはすごく魅力的だった。
3部作らしいから次も読みたい。
あの不思議な魅力のあるふたごたちが最後ああなってしまって、その先どうなるのかすごく気になる。

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Posted by ブクログ 2023年12月18日

双子の不条理な現実の受け止め方が興味深かった。一つ一つ徹底的に練習して自分のものにしていく彼らには悲壮感がない。過酷な生活に押し潰されることなく、冷静に、時に冷酷に生きていく。

双子の『紙と鉛筆とノートを買う』の交渉、『恐喝』のゆすりは秀逸だった。

最後は、え?という驚愕とその余韻の中で、続きの...続きを読む2作もぜひ読みたいと思った。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2023年12月01日

⚫︎受け取ったメッセージ 
狂気。毒。

過酷な戦中、終戦時
早熟で双子が感情抜きで
事実のみを語る形をとった
サバイバル日記

⚫︎あらすじ(本概要より転載)
ハンガリー生まれのアゴタ・クリストフは幼少期を第二次大戦の戦禍の中で過ごし、1956年には社会主義国家となった母国を捨てて西側に亡命してい...続きを読むる。生い立ちがヨーロッパ現代史そのものを体現している女性である。彼女の処女小説である本作品も、ひとまずは東欧の現代史に照らして読めるが、全体のテイストは歴史小説というよりはむしろエンターテインメント性の強い「寓話」に近い。
そもそもこの小説には人名や地名はおろか、固有名詞はいっさい登場しない。語り手は双子の兄弟「ぼくら」である。戦禍を逃れ、祖母に預けられた「ぼくら」は、孤立無援の状況の中で、生き抜くための術を一から習得し、独学で教育を身につけ、そして目に映った事実のみを「日記」に記していく。彼等の壮絶なサバイバル日記がこの小説なのである。肉親の死に直面しても動じることなく、時には殺人をも犯すこの兄弟はまさに怪物であるが、少年から「少年らしさ」の一切を削ぎ落とすことで、作者は極めて純度の高い人間性のエッセンスを抽出することに成功している。彼らの目を通して、余計な情報を極力排し、朴訥(ぼくとつ)な言葉で書かれた描写は、戦争のもたらす狂気の本質を強く露呈する。
凝りに凝ったスタイル、それでいて読みやすく、先の見えない展開、さらに奥底にはヨーロッパの歴史の重みをうかがわせる、と実に多彩な悦びを与えてくれる作品である。続編の『証拠』『第三の嘘』も本作に劣らない傑作である。(三木秀則)

⚫︎感想
非人道的な戦争、常に冷徹な双子の行動、主観を排除し、事実をあるがまま書くという体裁で書かれた二人の9歳から15歳までの間の日記。二人の完全なサイコパスぶりと、気持ちの揺れは全くかかれないせいで、感情のない人間二人が浮き彫りになり、余計に気味が悪い。
日記小説はたくさん書かれてきたであろうが、「悪童日記」は黒い光を放つ、唯一無二の小説であると思う。

最初に衝撃を受けるのは、母方の祖母の横暴、不潔、奸悪。だが、それを淡々と受け流し、必要なことを考え、間違いなく遂行する9歳の双子も怖い。そして、出てくる大人の性的搾取と簡潔な描写。圧倒される。

母と義妹の死を目前にしても淡々とし、父に至っては彼の命と引き換えに双子の片方は父を踏みつけた上、越境する。

読後、毒を喰らって心臓を掴まれた気持ちになるが、真唯一無二の存在感と小説内で語られる「主観抜きで書く日記」の設定の見事さに★5

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Posted by ブクログ 2023年11月26日

貧しい中でたくましく暮らす双子。東ヨーロッパ特有?の殺伐とした雰囲気。
最後がまたすごいエピソード。あの後どうなったんだろう?

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Posted by ブクログ 2023年10月17日

重いテーマを扱った内容なのに、なぜか心に食い込んでくる面白さ。シリアスさとユーモラスが混ざり合った不思議な感動がある。
続編もすぐに読みたくなってしまう。

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Posted by ブクログ 2023年09月23日

抑揚のない簡素で淡々とした著述がより現実的な凄味を感じさせる。
様々な立場の人々が、戦争中の市井でそれぞれ辛酸を舐めるエピソードに満ちている。二人の少年による、諦観にも似た冷徹で感情を押し殺したような視点が恐ろしくもある。楽しい瞬間は皆無で、読む程にシビアに心が削られていく感覚。
しかし、傑作と言っ...続きを読むても差し支えない作品だと思う。

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Posted by ブクログ 2023年09月20日

訳者の素晴らしい訳ですごく読みやすい。巻末の訳者による解説もわかりやすい。
1日5ページ程の少年の日記という体裁をとっている。文体は優しいが、内容は苛酷で様々な事柄が淡々と書かれている。

特徴的なのは、名前及び地名が一度も書かれてない。主人公達の心理描写も一切無く、事実のみ(小説中の虚構であるが)...続きを読むを描いている点である。
主人公達が何を考えているかは、言動から推測するしかないが、そこに作者の描写力が見られるのだろう。

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Posted by ブクログ 2023年08月06日

激しい戦争のため、小さな町のおばあちゃんの元へ預けられることとなった双子の話。
淡々と綴られる短い文がなによりも印象的。それなのに、物語はとても色鮮やかに感じられた。戦時下という時代背景が「ぼくら」に様々な感情を与えていく。周りからは忌み嫌われる主人公たちだが、真っ直ぐな生き様が、読んでいて眩しい。...続きを読む「ぼくら」のもう一人は、常に自分であるかのような気持ちになる。一話一話が短編であることもあって、とても読みやすい。ページをめくる手が止まらなくなる、久しぶりに一気読みした作品。

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Posted by ブクログ 2023年06月11日

初めは戦時中の双子の少年の生き方を描いた作品なのかな?と思いましたがそんな悠長なものではなく、生と死の狭間で強くそして残酷に自分たちの思考を貫き生き抜くいていく双子のお話でした。想像を覆された作品でした。固有名詞もなく、淡白な感情として淡々と描かれる双子の気持ちや描写などに恐怖を覚えました。今風に言...続きを読むえばサイコパスみたいな感じです。戦争という背景もあり、その真っ暗な日々の中で他人に対する慈悲や慈愛なども薄れてしまっていくんだろうなと思いました。ラストもとても衝撃的で納得できない描写が多々あるので自己流の思想や解説など紐解いて行けるのは面白いと感じました。1度読み出すと止まらないほど夢中になれる作品でした。この作品に続く「ふたりの証拠」、「第三の嘘」も順に読み進めていこうと思います。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2023年03月13日

幼い双子兄弟から見た戦時下の生活。あまりにも劣悪な環境に吐き気を催しそうだった。しかし、これが戦争の実態なのだろう。人が獣以下になる、身の毛がよだつ地獄そのものだ。
兄弟は生きるために自分達を鬼のように鍛える。彼等にとって感情は意味がなく事実あるのみ。鉄のような精神でしたたかに生きる。彼らは果たして...続きを読む非道なのか。私にはそうとは思えない。続きが気になる。

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Posted by ブクログ 2023年03月01日

傑作で有名なのに、よく知らずに読み始めた
インパクトがある作品
衝撃のラストシーン、疑問を残したまま終わる
ちょっと鳥肌もの。。。(;ω;)
連続もののTVがいいところで終わり、「続きは来週ー、また観てねーっ」って言われているのと同じ感覚(昭和か?笑)
この作品は三部作の第一弾で、話は第二弾『ふたり...続きを読むの証拠』に続くらしい
第二次世界大戦中に、ハンガリーの田舎町のおばあちゃんの家に疎開して来た双子の兄弟の話
生き抜く為に双子は毎日色々な『練習』をする
来る日も来る日も遊ばない、働く、『練習』をする
双子が客観的事実だけを日記に淡々と書いているのがこの『悪童日記』
戦争中の話だから、とても暗いし残酷
でもその日記が読みやすくて、感情や情景がしっかりと伝わってくる
面白いことにこの作品は誰の名前も出てこない
双子は『ぼくら』、おばあちゃんは『おばあちゃん』、従姉妹は『従姉妹』という様に名前が出てこなかった
だから名前を覚えなくてよかった
さあ、第二弾の『ふたりの証拠』も読まないと!
続きがどうしても気になる、そんな作品



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Posted by ブクログ 2023年01月02日

古本屋でたまたま見つけた本ですが、衝撃的な内容で一気に読んでしまいました。
舞台は第二次世界大戦中のハンガリー。戦争が激しさを増し、「おかあさん」は双子の「ぼくら」を小さな町に住む「おばあちゃん」のもとへ疎開させます。おばあちゃんは文盲、不潔、粗野、そして恐ろしい吝嗇家。しかも夫を毒殺したという噂も...続きを読むあり、「魔女」と呼ばれています。「ぼくら」がおばあちゃんに強いられる生活は過酷。戦争という異常な状況下、人間の醜さや悲しさ、偽善、世間の不条理、非情な現実を「ぼくら」は体験します。本書は「ぼくら」の日記という形式で衝撃的な物語を綴っていきます。
本書の読みどころは、想像を絶する物語展開はもちろんのこと、「ぼくら」という人物の魅力にもあります。過酷な現実の中で、「ぼくら」はストイックに、冷静に、残酷に、ときには不思議な情やユーモアを持って行動します。彼らの行動は、物語の最後まで爽快に映りました。
著者のアゴタ・クリストフは1935年ハンガリー生まれ。1956年のハンガリー動乱のときに西側に亡命。本書はフランス語で書かれていて原題は”Le grand cabier “。直訳すると「大きなノートブック」という意味ですが、「悪童日記」という邦題はしっくりくるように思います。
本書が日本で出版されたのは1991年。文学界に衝撃と感動の渦が巻き起こり、絶賛の声が寄せられたそうです。本書を読めば、それが過大広告でないことがわかります。お勧めの1冊です。

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Posted by ブクログ 2022年11月05日

まず邦題が完璧。

いかなる国にも、文化にも、因習にも決して迎合しない彼らだけの揺るぎない倫理‥‥。自分の哲学観を見直すきっかけになった1冊。

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Posted by ブクログ 2024年05月03日

「ぼくら」の冷徹さが超かっこいい!だけど優しくてさらにかっこいい!
優しい時は、その人の自立を信じているからこその優しさがある。
自分たちに厳しいのもすごい。
賢いのがかっこいい。

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Posted by ブクログ 2024年04月29日

海外文学はあまり読まないのだが、お勧めされたので読んだ。まず第一に読みやすい。理由は主人公の双子による口語体で
また、少年の日記をそのまま読んでいるような、素直な文章だった。ただ一つ言えることは主人公の双子達に全く共感できないが突き放してみると非常に痛快な感覚を覚える。戦争、差別、貧困、暴力、死、こ...続きを読むれでもか、これでもかとヘイトの嵐。ただ現実をモチーフにされているのは明らかで過酷な日々に没入してしまう。黒手塚と言われる手塚治虫の闇の深い作品で免疫はある方だが、それでもエグい。言いようもない気持ち悪さと不気味さがそこにある。

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Posted by ブクログ 2024年04月07日

第二次世界大戦中「大きな町」から「小さな町」のおばあちゃんの家へ疎開してきた恐ろしく頭の切れる美しい双子の男の子。戦時下の厳しい環境を生き抜く様が、2人の書く日記という体でつづられている。
笑いながら蟻を踏みつぶすような子供の残虐性…と言ってしまっていいものか…また彼ら子供が大人に性的に搾取されてい...続きを読むることもおぞましくて、それが感情のない客観的な言葉でつづられているのがより一層不気味さを掻き立てる。ラストの展開は衝撃的だった。戦争が彼らをそうさせたのか、元々そういう気質があったのか…。挿絵を付けるならエドワードゴーリーだなと思った。
続編があるようなので読んでみようと思う。

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Posted by ブクログ 2024年03月30日

戦時下の飢え、ホロコースト、見捨てられる障害者などの弱者たち、性的搾取…起こっている出来事は惨い以外の言葉がないが、双子はただあるがまま受容する。かといって黙って耐えるというわけでももなく、ホームアローンのように、知恵を駆使し、時には肉身すらも踏み台にして、生き抜いていく。感情を排しているが、淡々さ...続きを読むとも異なる、実感がある文体で、率直に浮き彫りにされる様々な人間性。「衝撃的」などの踊り文句がつけらがちであることにも納得、一気に読んでしまった。

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Posted by ブクログ 2023年10月15日

戦争の激化で疎開した双子の少年が、独特の生きる術によって生きぬいていく。感情が一切描かれず他者からの過酷な仕打ちも、気遣いも淡々と処理されていく。双子が不気味で、読んでいて楽しくないのに引き込まれてしまう。

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Posted by ブクログ 2023年07月19日

双子の男の子が、戦争中の国で逞しく生きていくお話。他人からの悪口に傷つかないよう、お互いに罵詈雑言を浴びせあったり、目が見えない、耳が聞こえないふりをしたり…。2人のトレーニング風景にくすっとしつつ、戦時下の不穏な空気が漂って不気味だった。
三部作らしいので続きがどうなるか楽しみ。

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Posted by ブクログ 2023年07月20日

過激な描写は多いが、心理描写が無く起こった事実だけを記しているので読んでいて不快感が無い。
双子が生き抜くための過酷なトレーニングを淡々とこなしていく姿には爽快感すら感じる。
結末も予想外でとても面白い作品でした。

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Posted by ブクログ 2023年03月17日

サイコパスって感じの本、ぶっ壊れてる。
面白くてすぐ読み終わった。
不思議な感じ、一回読んでみてもいいと思う。
過激な描写もあるし、怖いところも多い。ラストは、え!!って感じ。

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Posted by ブクログ 2024年04月23日

二人の少年の日記を覗き見しているような感覚で読むことができた。

戦争の恐ろしさ、生きていくために考えて行動していく二人。

どんな状況であっても、自分にできることを考えて生きることって素晴らしいと思った

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Posted by ブクログ 2024年02月20日

ちょっと不潔でちょっとエロい大人の絵本。
ヨーロッパの作家の作品って、作品自体の出来や内容の崇高さに関わらず「不潔でエロい」と感じることが多いのですが、それが狙いなのか私が神経質すぎるのか??
内容は重いが児童書のような文体と形式でとても読みやすく、話自体も面白いので一気に読んでしまいました。三部作...続きを読むということで、まだあと二作あるので続きが楽しみです。

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Posted by ブクログ 2024年02月06日

終わりかたのせいで余韻がすごいのですが、3部作なんですね。だとしてもすごい終わり方。いきなり緞帳がドオンッと落ちたようです。

戦争が激化して、大きな街から小さな街の祖母の家に疎開した双子の男の子たち。そんな彼らを取り巻く暴力、貧富、欺瞞、奔放な性行為、差別などの酷い環境。双子たちは生きていくために...続きを読む、労働や「学習」やあるいは盗みや殺しをしていきます。この話はそんな彼らの日記のていで進みます。
彼らの日記は感情を挟まず、事実を書くというルールがあるのですが、それが独特の陰影を生んでいるように感じました。無機質に描写されたせいで、より酷さが克明に思われるというか。白黒写真を見て不意に、見慣れている物がまとっている陰影に違和感を感じるのに似ているのかも。

双子は自分たちで何が本当に必要なことであるかを選んで生き抜いていくのですが、日記には感情が一切伺えず、サイコパス的にも見えます。徹底的に感情を排した日記は、「正義感」「敵と味方に分類する」「憎悪」など、そもそも感情や感覚が戦争などの悲惨さの一因という意味なのかな。

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Posted by ブクログ 2024年01月24日

読み終わった時え??って言っちゃった
国語の授業でありそう。本気で寒気がするシーンが多くて文章なのにすごいな〜ってなった

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Posted by ブクログ 2023年11月05日

翻訳なので、難しいと思っていたが、
章が細かく分かれており、非常に読みやすい。
ぼくらが感情なく淡々と物事を進めていく。

ハンガリーの戦時中の話。
特に盛り上がる所もないように思うが、続きが気になり読み進めてしまう。婆さんと関係が築けていくのが
なんだかほっこり。

ぼくらの今後が気になるため、二...続きを読む部作目も読んでみます。

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Posted by ブクログ 2023年08月23日

おもしろい、とは言えないのだが、興味深い作品であることは間違いない。

ファクトで固められた語り。故の生々しい描写。
日記、ということで一つ一つのエピソードは短いものの、印象的なやり取りが多いこと。
双子が結構サイコパスチックなところ。

中盤までは結構読むのしんどかったが、後半は結構加速。彼らが女...続きを読む中にしたことがいちばんの驚きだ。したこと、が驚きなのではなくその行動を取るまでに至った心の動きが驚きだ。

2023.8.23
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Posted by ブクログ 2024年02月22日

二次大戦から終戦にかけてのハンガリーを舞台にしている。作中にはっきりそうと書かれる部分は一度もないが、歴史を踏まえて読むとまた面白い。二次対戦中の人々の悲惨な様子が淡々と描かれている。

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ネタバレ購入済み

2022年01月15日

残酷な戦時中のなかを生き抜く冷酷な兄弟の物語。ずっと読んできたらそこまで衝撃的な結末ではないように感じた。でも一気に読むほど面白かった。

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