沖田雅のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
“「ゆえに、我々が美少女戦隊を組織し風紀を守ろうと思……」
「なんでそうなるんですかっ!!」
引き戻すというよりは、新たに道を作り出すかのような先輩の言葉の途中で、突っ込みを入れる。
「ナイスな突っ込みだ、言葉を最後まで言わせないとは。はじめ君……恐ろしい子」
「そなことはどうでも良いんです。なんでそんなことになるのか説明してください!」
「いや、知力体力時の運その他もろもろの能力、さらには友人、恋人、手下と人材にまで恵まれた私に生徒会長から助けてくれと、白羽の矢が立った訳だ。私はせいと会長とは懇意にさせてもらっているからね、無碍に断る訳にはいくまい」
「そこまでは理解できないこともないですが、美少女戦隊を結成する理由がまったくわかりません!!」
「平和を守るのはいつの時代も美少女だ」
「先輩、戦隊物やった時も魔法少女やった時も同じようなこと言ってました!!」
「この世界だって美少女に救われた方が幸せだろう」
「んなこと知りませんよ!!」
必死さを通り越して悲壮さすら漂ってきたぼく。そんなぼくを見て、先輩がキリリとした表情をした。
「という訳で、何に代わってお仕置きするかだが…………」”
女子嫌いのさわやか呪術師生徒会長空山総一郎。
文化祭話。
絵のタッチが変わったことも重なって表紙が誰かマジでわからなかった。
タッキーまじかよタッキー。
この学校の生徒たちは面白すぎる。
新展開の予感の終わり方。
だけどここから展開の続編は出てないんだっけ?
残念……。
“ほんと困った人だ。でも……たまにならこんなのもいいなぁ。
「だがその前に、はじめ君」
先輩がぼくの方に向き直った。
「はい」
「君に言っておかなければならない事がある。女の私がうっかり言いそびれていた言葉だ。そして女性の私から男性の君へ贈る最後の言葉でもある」
「……はい」
ぼくは姿勢を正して先輩を向き合う。
先輩が、淡く輝く月明かりの下でいたずらっぽい笑顔を浮かべ言った。
「ずっと前から君の事を興味深く思っていた。私と共に生きる気はないかい?」
「ぷっ」
笑いが漏れた。まったく先輩らしい変な告白。
それで告白の返事は?決まってる。
ぼくは先輩に負けず劣らずの笑顔を浮かべた。
「よろこんで」” -
Posted by ブクログ
“「それで最後のペアは私とはじめ君」
「……わかりました」
「そこはもっと、喜ぶべきところだと思うが?」
「ワーイ、ウレシイナァ」
「棒読みで心がこもっていないが良しとしよう。それでは、OMR恒例第一回肝試し大会を行う事にする」
ぱちぱちぱちぱち
私の合図で巻き起こる盛大な拍手。投げやりな拍手も混じっているが、気にしない。
「……恒例なのに第一回て」
というはじめ君の突っ込みも聞こえるが、気にしない。”
Mな番長の天王寺竜也。
まさか番長がまた出るとは……。
先輩とぼくと愉快な仲間たちの夏休み。
面白いことがおこらないはずがない!
ということで肝試しやら夏祭りやらプールやら海やら。
典弘と美香がくっつくんじゃないかなぁと思ったんだけどな……。
“「ありがとうございます」
ぼくが、手を伸ばすと先輩がオイルのビンを引っ込める。
「ノンノン」
「…………ナゼデスカ?」
いやな予感が。
「……そこに寝転びたまえ」
やっぱり――――!!
「やです!自分で塗ります!!」
「私が自分の身体にオイルを塗るのに何の問題がある?それとも何かい?君は私の身体にオイルを塗りたくるつもりなのか?…………いやらしい」
「なんですかそれは!!前に先輩、その身体を自分のものだと思いたまえ……とか言ってたじゃないですか!!」
「では君は自分の身体をいやらしい手つきで触りまくるのだね?…………不健全な」
「一体ぼくにどうしろって言うんですかっ!」
「だからそこにうつぶせになりたまえと言っている、さあ」
「つばさっ、お姉さま、いやがってるじゃない!つーか、計画の第三段階を取るんじゃないわよっ!!」
「計画してたのっ!?」
「…………しょうがないわね、代わりにアタシが」
「なんでっ!?いや、だから自分で塗るし!ちゃんと背中に手届くし!ほらほら、身体柔らかいんだ」
背中を触ってみせるぼく。だけど誰も見てくれない。
「良いからうつぶせになりたまえ。君は私達の善意を無駄にするのかね」
「そうよ、お姉さまっ!」
無理矢理うつぶせにさせられるぼく。
「いや、絶対善意以外のなんかで動いてるでしょ!」” -
Posted by ブクログ
“「……私にひとつ妙案がある」
「本当ですか!」
「ああ……あまりのできの良さに自分で自分が恐ろしくなる。私がこれほどのキューピッド能力を備えていたとは……」
いちいち大げさな先輩。でも、ここまで自信満々なんだから、これで真太郎の恋も多少は進展……
「プロジェクト名は…………馬鹿っぷる大作戦だ!」
しそうにない。いきなり後悔した。頼る人間違えただろうか。”
無表情不思議少女にして、おばあちゃん=生まれ変わり前の嵐という関係の水野桜
今回いい話だった。
生まれ変わり少女の活躍第二段。
“「まあ、本音を言うと、オーラ君に任せていれば何の問題もないわけだ。それどころか、我々は邪魔にすらなるだろう」
それはそうかも……でも……心配だ。
「だが、引っ込んでいるわけにもいかないだろう?男の沽券に関わる……真太郎君は特にな。個人的な考えだが、惚れた女の危機に何もしないような男は生きている価値がない」
先輩のものすごくきつい言葉。でも、基本的には同意。
「それに、お姫様のピンチに現れるのは王子様と決まっている」
にやりとする先輩。目線の先には真太郎。見た目はごつすぎるけど……一応王子様合格だと思う。
「ふっ、まさしくそうですな」
これはタッキー。
ひとつ言っておこう。タッキーの外見は王子様落第だ。Tシャツのプリントをどうにかしてから出直してこい。
「さて、君らの意志も聞かずにここまで話を進めてきてしまって済まないが、一応今がどのような状況かは理解して貰えたと思う」
……十分に理解しました。とてもピンチかもしれないし、まったく何でもないかもしれない。
「楽観的な事も言ったが、最悪の想定で事態が進んでいた場合、下手をすれば命に関わる事もあるだろう。さあ、君らに問おう。どうする?」
どうする?” -
Posted by ブクログ
“「……ここはアタシの家から遠いわ。だから下宿することになってるんだけど…………下宿先ははじめにーちゃんの家なのよ!ドーン」
最後に自分で効果音を入れる嵐ちゃん。そんな嵐ちゃんにびっくりして問いかけるぼく。今度こそは邪魔が入らない。
「えっ!聞いてない!ホントに聞いてないよ」
そう、まったく聞いてない。初耳だ。どうしようもないくらい初耳だ。
「黙っててくれるようおば様達に頼んでたから」
答えはわかりきってるけど一応確認するぼく。
「知らないのは……」
「そ、はじめにーちゃんだけ」
…………うちの家族と一回、腹を割って話し合う必要があるんじゃないかと思ってきた。いくら頼まれたからと言っても、なぜこんな大事なことを黙ってるんだ?”
近所の妹キャラの石川嵐。
美香の双子の妹、右結びの小谷美穂と左結びの小谷美菜。
変人パレード。
先輩のいかにも悪そうな顔が好きすぐる。
“「じ?」
「……じいちゃんが来た」
頭が真っ白になった。けどその言葉の恐怖が脳みそを再起動して、最善の行動をとろうとする。
「………………先輩、さようなら。しばらく会うことはないでしょう。ではっ…………って先輩!放してください!ぼくは逃げたたいんです!」
全身全霊で逃げ出そうとするぼくと、ぼくを捉えて放さない先輩の手。そのままとても心配そうな顔で聞いてくる。
「いや、そう言われても、話に置いていかれるのは好きではないし、何より君がとても心配だ」
「先輩……」
それほどまでにぼくのことを思ってくれているなんて…………とでも言うと思ってるんですか!?ぼくをなめないでほしい。先輩の顔には、べったりと「面白そうだから」という文字が太字で書いてある。それはもう蛍光塗料で書いたんじゃないかっていうくらい、ぴかぴかと輝きを放っている。
「放してくださいっ!先輩にかまっている暇はないんです!」
「…………今までにない切羽詰った発言だね、これはなおさら君を放すわけには行かない。私は君の力になりたいのだよ」
先輩の顔に書いてある文字が「ものすごく面白そうだから」にパワーアップしている。その文字は心配そうな表情の上で、闇夜に光る電飾のように輝いている。” -
Posted by ブクログ
“目の前のぼくがしゃべった。今まで聞いたことのないと思っていた声は、なんてことはない、ぼくの声だったのだ。テープレコーダーに自分の声を録音して聞くと自分の声に聞こえないのと同じ理由で、ぼくは自分の声だとと気づかなかった。
それにぼくとは違う言葉の抑揚にこの口調、気づかなくても仕方がない。そして、ぼくはこの口調に聞き覚えがある。この口調は…………
ぼくは自分の身に起こっていることを理解しながらも、それを認めたくなくて目の前のぼくにたずねた。
「…………つっつばさ先輩ですか?」
おねがいだから否定して……そんなぼくの願いも虚しく。
「ああそうだよ、私は平賀つばさだ。やっぱりきみは山城一君なのかい?」
………現実だ。
その信じたくない現実から逃避しようと、ぼくの意識は再び闇に潜っていった。
今年のクリスマスイブ。円盤型をしたソリに乗った、グレイ型のサンタクロースに貰ったプレゼントは、ぼくが一番欲しかった物、
先輩…………の身体だけだった。”
面白い。
単調で軽くめで、でも浮き過ぎずぐっとくる。
常に面白いことを求める平賀つばさ。
そんな先輩に一目惚れした山城一。
どこまでもオタクなデブの川村秀則。通称タッキー。
巨体に細目のまともな山田真太郎。
幽霊が見えるナルシストの道本誠。
計算尽くしのショタコン文学少女小谷美香。
一と幼馴染の大林典弘。
先輩と同タイプの人間というか宇宙人のオーラ=レーンズ。
クラス委員長のポニーテール少女安藤光。
背の低いクラス担任の井上春海先生。
家族と周囲の人のノリがすごい。
切なさもつらさも息苦しさもとくにないぼくと先輩の入れ替わり。
“「ということは先輩が、先輩の身体がごりさんに告白するってことじゃないですか!」
ぼくの脳裏にはほほを染めつつごりさんにチョコレートをわたす先輩の姿が浮かぶ。
「それはそうだよ」
なんでもないことのように言う先輩。でもぼくにとっては大事だ。
「いやだ~~~~そんな光景見たくない。やだっやっぱりいやです」
「往生際悪いよはじめ君、男なら一度交わした約束を違えるものではないよ」
「ぼくは今女です!」
「往生際悪いよはじめ君、女なら一度交わした約束を違えるものではないよ」
「ぼくは男の心に女の身体の微妙な存在です!」
「往生際悪いよはじめ君、人なら一度交わした約束を違えるものではないよ」
…………逃げられそうもない。というより先輩と口で勝負するのがすでに間違っている。
ぼくが先輩に口で勝てるはずがない。” -
Posted by ブクログ
今回は不思議少女分が足りないということで新キャラ登場。
新登場となる「水野桜」は過去に家族を事故で亡くし、自分も左足を悪くしたことで表情を表に出さなくなってしまった少女。
そんな彼女を部室に連れてきたとたん、彼女を夢で見たという真太郎がいきなり告白するもんだから一波乱起きることに。
メインは桜と真太郎をくっつけようとする話なのでその二人が重要であるだが、ほかに意外な重要人物として嵐がいたり。
前回の話で嵐は前世ではじめと姉妹だったということに付け加えて、嵐の前世は桜の祖母だったという、なんとも世間は狭いというか、何でもありというか・・・w
おかげで未来を知ることを恐れているが故に予知夢を見る真太郎を恐れていた桜の心を開くきっかけになったのだが。。
そんなわけで、真太郎の前ではこぼれるような笑顔を見せるが、そのほかの人には全くの無表情という二面性の不思議少女が出来上がりました。 -
Posted by ブクログ
今回もバカ話が多くておもしろいw
表紙の黒髪メガネキャラはタイトルに絡むヒロインキャラかな・・・と思いきや、実は雪女さんの昔の姿。
ということでこの刊のメイン(?)ぽいのは雪女さんとその旦那さんの若人さんとのなれそめと恋話。
うーん….人とは変われるものなんだねw
で、タイトルにある天女の羽衣というのは・・・オオカミの皮が脱がれかけている大神さん。
亮士の飼い犬であるエリザベスとフランソワにほいほい釣られて犬の散歩に行くが、途中で土砂降りの雨に遭い、仕方なく竜宮グループの某ホテルに雨宿りする大神さんと亮士くん。
場所が場所なだけにそれなりの雰囲気にはなるのだが、フラグブレイカーの亮士の名は伊達ではありませんw
大神さんと亮士くんを中心としたドタバタラブコメはまだ続きそうです。 -
Posted by ブクログ
オオカミさんシリーズ第6弾。
いつものドタバタラブコメをしつつも、大ボスの羊飼が暗躍する話で同じ時系列を頭取やアリスサイドと大神さん達サイドからのお話。
頭取とアリスサイドの話では今までスポットの当たらなかったアリスがメインの話。
普段はクールビューティなアリスも頭の中ではいろいろ乙女な思考をしているのがいかにも微笑ましいw
相思相愛な頭取とアリスではあるが、後書きの作者のネタがものすごくはまり過ぎて作中では結ばれない気がします;;
大神さんサイドは・・・いつものごとく。
亮士は視線恐怖症を少しでも改善しようと努力し、大神さんはそんな亮士にご褒美をあげようと思うくらいには二人の距離は近づいてきてる模様。
あとこれで御伽銀行のメンバーで個別のエピソードが無いのは魔女さんか・・・。でもこの人のエピソードは思いつかないなぁ;;