尹雄大のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ひぃーー、わかりみが深すぎる
って感じの本でした。
卑屈な自分を相手に認めさせるという、巧みなプライドの保ち方の取引を相手に強いている。
↑の部分がめちゃくちゃわかる
こんな自分でに辟易していたけれど、どういう状況?っていうのがわかっていなかった。
自分を客観視してここまで言語化できるのすごい。
いま、私に必要な本だと思う。
だけども、やっぱり自分に正直に感覚に従うって、とってもイマドキじゃない。
だって、ビジネスの場に身を置いていると、金太郎飴みたいにみんな均一な人間の方が圧倒的に効率がいいと思ってしまう。なんなら、今の組織では、そうじゃない人は要らないってスタンス
だから、変化する勇 -
Posted by ブクログ
Xで感想を投稿している人を見つけて、ライターとして、なにかヒントになるものはないかなと手に取った。
辻褄は合わなくていいこと、自分の中にあるかたちを言葉にできなくてもそれでいいこと。自己肯定感は高めるものではなく、ただ自分を見つめて自分が自分であること。わたしの仕事の一端は人に向き合って言葉を受け取り、それをうまくまとめて伝えるものだけど、仕事に向き合ううえで、とても大切な余白を感じた。
難解な部分も多かった。通読したいま、読み返して理解を深めることはできるかもしれないけど、またこの本を開いた時に新鮮な気持ちで向き合うためにとっておきたい。 -
Posted by ブクログ
著者のお名前、読み方は、ゆん・うんで氏、ライター、インタビュアーとのこと。
表紙が素敵すぎ、タイトルにも惹かれ拝読。
親と祖父母世代が大変な、本当に大変なご苦労をされた在日の方で、その当時の暮らしぶりら京都での特殊なコミュニティとの関わり、お婆さまの特異な生き様が壮絶で読んでいる方もショックであり、淡々としかしその当事者としてのどうしようもないありようが描かれている。
そのほかの時代(筆者のご年齢、そのときどき)の、土地の描写もとても丁寧で内在的洞察に富み、一読の価値あり。繰り返し読めば毎回違う気づきがあるだろう。
風景の変貌、喪失。記憶の源泉がたたれるものがこれほどつらいとは。という気持 -
Posted by ブクログ
「話が通じる」という安心感があった。
息子たちを育てていくうえで覚えておきたいこと、大事にしたいことがたくさん書いてあった。夫には今さら期待しない。これからの時代を生きる人には伝えていかなきゃと思った。
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"感覚的だと言われる話し方は「時系列に置き直して順序よく話すには膨大すぎて、端的にストーリーとして語ることができないくらいの感情と感覚がそこにある」ことを示唆しているのだと僕は理解している。そして結論が見えないと言われがちな「まとまらない話」というのは、散漫ではなく、「わかりやすい解釈を通じて話すことができ -
Posted by ブクログ
著者はフリーのライターですが、十代で陽明学の「知行合一」の考え
方に出会って以来、心と体の一致を探ろうと、キックボクシングや武
道を開始。その探求の中で出会ったのが武術、とりわけ韓氏意挙とい
う「究極の武術」でした。本書は、そんな究極の武術にまで辿り着い
た著者が、自らの心と体の探求遍歴の中で学んできたことをまとめた
ものですが、これが衝撃的に面白い。新書ですが、生きることの概念
を変えてくれるくらい、刺激と気づきに満ちた一冊です。
著者が繰り返し述べるのは、いかに我々の体が社会化されているかと
いうことです。小さい頃から「前へならえ!」と命令され、他人と同
じように、きちんと生きることを教