筑摩書房編集部のレビュー一覧

  • マーガレット・サッチャー ――「鉄の女」と言われた信念の政治家

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    星の数こそ少ないがマーガレット・サッチャー入門書として、サッチャーを「鉄の女」と揶揄されていることぐらいしか知らない人ほど一読する価値のある本である。
    (特にその時代を生きていたわけではなく何なら晩期に産まれたような人間ではあるが、歴史を振り返ると、サッチャーが首相の頃は、日本は中曽根康弘、アメリカはロナルド・レーガン、ソ連はゴルバチョフ、という後世に名を刻む強きリーダーが揃っていたなと感じるばかりである)
    この本は筑摩書房の編集者が、ただ淡々とサッチャーの人生を書き連ねているだけであるため、特に感想も何もないのだが、これからサッチャーの自伝や、サッチャーに関する論文チックな本を読む上での前提知識を網羅している点で読んで良かったなと思う。
    万人にオススメするような本ではないが、興味のある一部の方は是非。

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    2025年01月11日
  • 岡本太郎 ――「芸術は爆発だ」。天才を育んだ家族の物語

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    人生は積み重ねでなく、積み減らすべき。いつも新たな気持ちで自由に堂々と生きることで、瞬間と同時に永遠を感じる。

    印象派、ポスト印象派の絵をみたい。特にセザンヌ

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    2024年10月24日
  • ヘレン・ケラー ――行動する障害者、その波乱の人生

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    アン・サリヴァンさんの、「人々には元々学ぶ能力があり、適切な刺激が与えられれば、ひとりで学び取ることができる」という考え方が好き。
    できないだろうから教えない、はよくないよね。
    習熟度は違えど学ぶことはある。

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    2024年09月26日
  • レイチェル・カーソン ――『沈黙の春』で環境問題を訴えた生物学者

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    筑摩書房「ボルトレ」シリーズの中の一冊 
    大人になってから読む「伝記」 伝記というと子供のためのものというイメージだが大人になってから読むのも深みが加わって面白いと思う。

    作家であり生物学者である「レイチェル・カーソン」
    彼女の生い立ち 背景 家族とのこと 時代… 
    周りの人たち(支えとなってくれた人たち)… 
    「このことは伝えたい 伝えなくては…」という想い
    を感じながら読み進めた。

    彼女の最後のスピーチ「破滅への道 地球を守る道 どちらの道を選ぶべきか…」
    環境問題が取り上げられ地球を守ろう‼の裏側で戦争や核実験が行われていることを想うと その言葉が心に刺さる

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    2024年01月25日
  • アルベルト・アインシュタイン ――相対性理論を生み出した科学者

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    二十世紀最大の偉大なる科学者アルベルト・アインシュタインの人生を分かりやすく紹介した本。
    こういった読みやすい本で興味を持たせ、さらにその人物などを掘り下げるのには適したものである。
    それにしても、「光のスピードで光を追いかける」といった疑問を10代で疑問を持つこと、その疑問を追い求め続ける胆力など、全くもって脱帽としか言えず、やはり科学の真理に達するものは、生き方のほぼ全てを(敢えて全てとは言いませんが)そちらに傾注する類稀なる素質が備わっているのか、備わるのかと思わざるを得ない。
    そして学業も極端で偏りがちで、反骨心から権威におもねらず、職にも困るという時代を経るが、少ないながらも理解ある友人がいたことも救いなのであろう。まさに徳は孤ならず必ず隣有りか。

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    2020年12月17日
  • 本田宗一郎 ――ものづくり日本を世界に示した技術屋魂

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    多くの人々は皆、成功を夢見、望んでおりますが、私は「成功は99%の失敗に支えられた1%だ」と思っています。
    一人ひとり手を握ったんだ。オレは涙が出た。むこうの若い連中も泣いたよ。けど、オレは士気を鼓舞するなんて気じゃない。自分が嬉しいからやるんだ。オレは社長を辞めて、やっと人間らしいものにいきあたったよ。
    現場で仕事している社員が宗一郎から手を指し出されて、油にまみれた手を拭こうとします。宗一郎はこう言いました。「いや、いいんだよ。その油まみれの手がいいんだ。俺は油の匂いが大好きなんだよ」
    社葬なんかすれば交通渋滞の原因になり、世間に迷惑がかかる。そんなことはクルマ屋として絶対にやってはならない。

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    2020年11月29日
  • 石井桃子 ──児童文学の発展に貢献した文学者

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    中高生向けの伝記シリーズ。
    うさこちゃんや、くまのプーさんなどの翻訳者であり、日本の児童文学の発展に寄与した女性。

    石井桃子さんを始め、戦前戦後に児童文学について真剣に向き合ってくれた人たちがいるから、私たちは小さい頃からたくさんの本に触れることが出来たんだなぁと思う。

    子供たちに是非読んでもらいたい。

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    2020年07月13日
  • インディラ・ガンディー ──祖国の分裂・対立と闘った政治家

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    恥ずかしながらインディラ・ガンディーについてよく知らなかったが、とあるきっかけで手にした本書。インドにこのような女性政治家がいたとは。イギリスでマーガレット・サッチャーが首相になる十数年前にインドで首相になった彼女の生涯がまとめられた本書。強い意志で政治家になったというよりは、家庭や周囲の環境に押し流されるように導かれていったように思うが、やるとなったら一転射殺されるまでインドの国民のために奮闘した彼女の人生を知ることができた。
    抱える問題が多かったインドにおいて、なかなか政策が功を奏することはなかったかもしれないが、彼女が尽力した痕跡はより多くの人に知られるべきと思う。

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    2020年05月08日
  • 石井桃子 ──児童文学の発展に貢献した文学者

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    日本の児童文学・翻訳における草分け的存在の石井桃子の生涯をまとめた本。自立した生活をしたいと考える中、夢中になれる仕事に巡り会えたことがとても幸せだったように思う。戦後、農村での生活をしてみたりといろいろ思うところはあったのだろうが、この人の存在なくして児童文学・翻訳は発展しなかったのではと思うと、非常に価値のある仕事を成し遂げた彼女に敬意を評したい。子供時代がいかにその後の人生に影響を及ぼすか、あらためて考えさせられ、自分の幼少期の隙間を埋めるためにも、さらに本が読みたくなった。

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    2020年05月08日
  • ココ・シャネル ――20世紀ファッションの創造者

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    幼少期の恵まれない環境から、シャネルの名前を世に知らしめたファッションデザイナーの生涯をまとめた本。不遇の環境にありながら、唯一洋服の着こなすことでプライドを保ち、自分を奮い立たせるための戦闘服だったのではと思う。
    非常に冴えたビジネスマンではあるが、私生活では恋多き反面、女友達は少なく孤独だった彼女の生き様がすこし物悲しくも感じた。才覚を現すことも恵まれたことだけど、プライベートを勝手に重ねて悲しげに感じてしまうのは日本的な考えなんだろう。彼女が成し遂げたファッション界への多大なる影響をリスペクトする、それだけで十分なはず。

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    2020年05月08日
  • マーガレット・サッチャー ――「鉄の女」と言われた信念の政治家

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    マーガレット・サッチャーの生涯を簡潔にまとめた良書。名前は知っているけど、実際にどのような政策をしたのか、当時のイギリスの社会背景などと合わせて知ることができます。「鉄の女」と異名を持つ彼女が、国民に媚びることなく信念に基づいて政策を実行したように感じます。
    幼少期に影響を与えられた家族や生活環境、本や映画、ラジオなどの存在も大きいけど、本人の努力あってこその成果は読む人に、「女性としての政治家」ではなく「政治家とはどうあるべきか」を投げかける内容だと思いました。
    サッチャーを前にして、性別の話は不要。

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    2020年05月08日
  • 市川房枝 ――女性解放運動から社会変革へ

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    市川房枝という名前と政治家というぼんやりとしたことは知っていたけど、改めて市川房枝の功績を知ることができた。生まれ育った境遇や親の価値観に左右されがちな子供の人生だが、市川房枝という人は目の前の状況から学び取ることに長けていたように思う。そして、自分以外の人間を思い遣る想像力にも長けていたのだと。
    今では当たり前の女性の参政権だが、それが出来る以前の日本における男性・女性の役割や考え方など、先進国にしてはまだまだ歴史が浅く、若者、とくに男性に知ってほしい内容だと思った。
    平塚らいてうより好感が持てるし評価されるべき。

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    2020年04月06日
  • ネルソン・マンデラ ――アパルトヘイトを終焉させた英雄

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    46歳から27年間投獄されていたマンデラ大統領、想像を絶する波乱の人生のなかで人々に与えた影響は大きすぎる。さらっとマンデラの人生がかかれているが、これを読むだけでは到底わかったような顔はできず、他の本も読むべきと感じた。10代に向けて書かれている本なので、その意味ではわかりやすく書かれているが、大人ならばもう一歩踏み込んでこの人が成し遂げたこと、後世に残したものなど考えなくてはならないと思った。

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    2020年04月06日
  • スティーブ・ジョブズ ――アップルをつくった天才

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    スティーブ・ジョブズの生い立ちやアップル社設立など、改めて簡潔に知ることのできる本です。
    スティーブ・ジョブスの信念や行動力、探究心など子供にもわかるように書かれており、大人向けの伝記も読みたくなりました。物事を成し遂げることの尊さを改めて感じました。

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    2020年04月06日
  • アルベルト・アインシュタイン ――相対性理論を生み出した科学者

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    筑摩書房から刊行された、10代向けの評伝シリーズ。
    簡潔にまとめられているので、短時間で概要を知ることができます。10代向けとあって、史実や功績・人物像などがバランス良く書かれているように思います。中高生はもちろん、大人でも概要を知るのに入りやすいシリーズだと思います。

    時代に翻弄されながらも、貫いていた平和主義が崩れ始め、米国に原爆開発を進言してしまったあたりは、複雑な気持ちで読みました。そのあたりをもう少し詳しく知りたいと思い、他書も読んでみようと興味が出ました。

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    2020年03月15日
  • アルベルト・アインシュタイン ――相対性理論を生み出した科学者

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    時代との葛藤を中心に。青少年向け。 平和主義を共産・反体制と誤解されたり、平和のためには武装が必要とする矛盾した主張に嘆息。

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    2019年01月04日
  • 小泉八雲 ──日本を見つめる西洋の眼差し

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    ただの偉人伝という印象はなく、表現が細やか。想像しにくい明治維新前後の世界と日本の状況や人々の感情を、具体的なエピソードを折り重ね、分かりやすく書いていた。八雲の人生を通して、人の失敗しやすさ、踏ん張りながら生活を積み重ねること、人との出会いの大切さなど、自分の人生とも照らし合わせて読め、面白かった。

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    2017年09月11日
  • 藤子・F・不二雄 ――「ドラえもん」はこうして生まれた

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    藤子不二雄の誕生、そして藤子・F・不二雄の誕生がわかりました。時系列が前後することもありますが、半生をさらっと追いかけるにはよかったと思います。

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    2017年08月26日
  • ココ・シャネル ――20世紀ファッションの創造者

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    自立したい女子は共感できるところ多数!ブランドのみならず多くの女性が生き方から憧れる、ココ・シャネルの一生についての本。シャネルの生い立ちや、なぜファッション界の頂点にまでのぼりつめたのかをひもとく一冊に。

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    2017年04月07日
  • 市川房枝 ――女性解放運動から社会変革へ

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     市川さんのことは何となく知っているけど、説明しろと言われたらできなかった。大正の頃に単身アメリカに渡って各地を飛び回る行動力はすごい。家族や周りの人に大きな援助を受けて上京しておきながらすぐに逃げ帰ったり、数年単位で仕事をころころ変えるのはどうかと思うけど、今と違って社会情勢も不安定だし、結果として大きな仕事を成し遂げたのだから必要な経験だったのかもしれない。

     このポルトレシリーズ、中高生向けっぽく簡単にまとめてあって、さらっと読める。でも、丁寧に作ってある印象。長谷川町子からオードリー・ヘップバーンまで幅広い人選だけど、どういう基準で選んでいるんだろう?
     

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    2015年11月24日