【感想・ネタバレ】小泉八雲 ──日本を見つめる西洋の眼差しのレビュー

あらすじ

明治時代、日本に魅せられ日本人となった西洋人がいた。「怪談」の作者にして西洋への日本文化の紹介者、ラフカディオ・ハーンの生涯を描く。帰るべき故郷のない男が、世界各地を転々とした末に遠く異国の地に見出した安らぎとは?

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Posted by ブクログ

ちょうど、2025年9月29日から始まったNHKの朝ドラ「ばけばけ」では小泉八雲の妻・セツがヒロインのモデルとなっています。

あらためて小泉八雲/パトリキオス・レフカディオス・ハーンの生涯を読み、その浮き沈みの激しさに驚かされます。ギリシャで生まれ、父親友母親とも離れ、左目を失明し、世話になっていた親戚が破産して学校を辞め、アメリカの各地やマルティニーク島を転々として日本にたどり着いたハーン。

彼の数奇な人生を追いながら、再話文学の名手となったハーンの文学的素質がどのように育まれていったのかという点にも言及して、読みやすくまとめられています。

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2025年10月02日

Posted by ブクログ

ただの偉人伝という印象はなく、表現が細やか。想像しにくい明治維新前後の世界と日本の状況や人々の感情を、具体的なエピソードを折り重ね、分かりやすく書いていた。八雲の人生を通して、人の失敗しやすさ、踏ん張りながら生活を積み重ねること、人との出会いの大切さなど、自分の人生とも照らし合わせて読め、面白かった

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2017年09月11日

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