ダグラス・アダムスのレビュー一覧
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ある日突然、銀河バイパス建設のため消滅した地球。地球人最後の生き残りアーサーは、宇宙人フォードとともに宇宙でヒッチハイクするハメになる。そんなあらすじを読み、「21エモン」みたいな話かなと思ったのですが全く違いました。
有名なSF作品で、元々はラジオドラマ、そして映像化もされているとのことですが寡聞にして知らず、タイトルに惹かれて手にしたのです。読んでみるとシュールでナンセンスなコメディで、にやりにやりとしている間に読み終えました。そしてシリーズ物だと知ったのです。
しかし小さなエピソードの積み重なりですので、この話だけでも楽しめます。そのエピソードのどれもが皮肉に満ちていて、妙な倦怠感さえも -
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(俺のブログ2006-05-26投稿より)
銀河ヒッチハイクガイドの続編。
ビルごと誘拐される大統領、武器も持たされず戦車をなんとかしてこいと言われる鬱病のロボット、そのシチュエーションを聞いて同情し暴れまくって自滅する戦車、一番近くのレストランにワープしようとしたら同じ場所の過去にワープ、宇宙の始まりを巻き戻しで投影して宇宙の果てを演出する宇宙の果てのレストラン、自分の肩肉を薦める今日のディナーの牛、他の惑星からじゃないとうるさくて聞けたもんじゃない爆音バンド。
など読んだ人じゃないと訳分からない展開に夢中になってしまい、先週のブログはおろそかになってました。
(今週のブログはほと -
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(俺のブログ2006-07-07投稿より)
銀河ヒッチハイクガイドの続編です。
空を飛ぶコツを学びました。
「高い所から飛び下りて地面に落ち損なう技術」を身に付ければいいらしい。
地面寸前で自分が落ちていることと全く関係ないことを考えたりするとうまくいくとのこと。
「あれっ、最近ズボン洗ってないなぁ」とか。そうすると思わず落ち損なっちゃうらしい。
なるほど。みんなもやってみよー。
ちなみにこの本の感想はと言うと、このシリーズにして初めて一貫したストーリーがあってなかなかよかった。
印象に残った言葉は
「この連続俺殺しがっ!」
同じ人に何度も殺される人はなかなかいません。 -
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3作目。
雑談と伏線の区別が全然つかないのが素晴らしい。ええここに関わって来るのか!と。一巻のあのゼラニウムの鉢とかここに来て。
鬱ロボットのマーヴィンが対機械で最強すぎる。自分の人生観を相手に植え付けるて相手も鬱にするという斬新な戦闘法。その人生観は知らない方が身のためのようで。
レストラン数論ドライブとか笑った。よく思いつくなこんなの。レストランにおいては全ての数学法則が通じないって。これが宇宙船の推進力。
でも今回1番ブフってなったのはアーサーが「料理ができるようになりたい」って言い出したシーンかも。唐突な!あと「もしこれを作曲したのがポール・マッカートニーなら…」の諸々と、それこそ唐 -
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Hitchhiker's Guide to the Galaxy シリーズの有終を飾る "Mostly Harmless"。このシリーズは 10年くらい前に読んだときは、原著で 4冊目までしか読まなかったので、実はこの「ほとんど無害」は初読。
スラップスティック・ギャグのキレはあいかわらず鋭いが、あまりにもあっけない幕切れが、この能天気なシリーズの読者の期待を大きく裏切った。しかし、この苦境から何度も何度もよみがえってきたのが「銀河ヒッチハイカー」達ではなかっただろうか。彼らの旅が今もまだ続いているであろうことは、想像に難くない。著者が亡くなり、彼らのその後のハ -
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銀河ヒッチハイクガイド 3部作の 4作目。第1作のイルカのエピソードを伏線回収する形で、「地球」に戻ってきたアーサー・デントが素敵な恋をする物語。原著で読んでいるはずなのだが、ストーリーはほとんど記憶になかった。途中で投げ出して読んでないのかもしれない。
あの「銀河ヒッチハイクガイド」のスラップスティックな筆致で恋する男の心情を描くと、こんなにも素晴しいのかとビックリした。宇宙では普通のあのハチャメチャぶりは、地球人にとってはなかなか理解しがたいものであった。しかし、恋をして舞い上がった地球人の心は、あのハチャメチャぶりそのままなのだ。SF 色が薄いのは残念だけど、アーサーとフェンチャーチを -
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シリーズの冒頭で、ものすごくくだらない理由で、地球は宇宙人の艦隊から、あっという間に消滅させられます。地球滅亡の感慨に浸る暇もない、あっけない幕切れ。
銀河中のヒッチハイカーに読まれる書物(厳密には紙の本ではないデータベースですけれども)『銀河ヒッチハイク・ガイド』の現地調査員であるフォード・プリーフェクトは、その地球滅亡の瞬間、たまたま地球に調査のために滞在している真っ最中。フォードは友人だったアーサー・デントを連れて、その瞬間、地球を滅ぼしにきたヴォゴン人の宇宙船にヒッチハイクすることで、間一髪脱出します。
ほんの一瞬で故郷を滅ぼされたアーサー・デントは、パニックになりながらも、フォ