ダグラス・アダムスのレビュー一覧

  • ほとんど無害

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     シリーズの冒頭で、ものすごくくだらない理由で、地球は宇宙人の艦隊から、あっという間に消滅させられます。地球滅亡の感慨に浸る暇もない、あっけない幕切れ。
     銀河中のヒッチハイカーに読まれる書物(厳密には紙の本ではないデータベースですけれども)『銀河ヒッチハイク・ガイド』の現地調査員であるフォード・プリーフェクトは、その地球滅亡の瞬間、たまたま地球に調査のために滞在している真っ最中。フォードは友人だったアーサー・デントを連れて、その瞬間、地球を滅ぼしにきたヴォゴン人の宇宙船にヒッチハイクすることで、間一髪脱出します。
     ほんの一瞬で故郷を滅ぼされたアーサー・デントは、パニックになりながらも、フォ

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    2010年01月19日
  • 宇宙クリケット大戦争

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    「銀河ヒッチハイクガイド」シリーズ3作目。人気がありすぎて連載の続き過ぎた少年漫画みたいに、上を上を目指しすぎて収拾がつかなくなってくる中だるみ的メチャクチャエピソードの詰め込み加減が、なんだかジャンプ読んでる気分にさせられる。ブロッキアン・ウルトラクリケットのあたりとか特に。それはそれでアホらしくて凄く面白い。多少泥縄式でも、だいぶ前の伏線をきちんと活かして収拾つけるのは流石だし、それにつけてもレストラン数論は素敵だな!続きは「さようなら、今まで魚をありがとう」で!

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    2009年12月02日
  • さようなら、いままで魚をありがとう

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    アーサーの恋物語中心に話が進むのはけっこう意外だったけど、うまく全体の謎になじんでいて良かった。最後はマーヴィンに泣いちゃった。神様のメッセージもかなり粋。

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    2009年10月07日
  • 宇宙の果てのレストラン

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    元宇宙大統領ゼイフォード率いるアーサーご一行は小腹を満たしに宇宙の果てのレストランに。相変わらずハチャメチャ宇宙冒険活劇ですが、今回は特に鬱ロボット・マーヴィンの巧みな話術(!)とその戦闘形式に笑いが止まりません。ひたすらに冗談と皮肉と宇宙の真理で構築された世界で最高です。訳が読みやすい。

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    2009年10月07日
  • さようなら、いままで魚をありがとう

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    今までとうってかわって
    甘い恋愛もの。
    ・・・と思ったら大間違い!
    カオスな流れは変わらない。
    普段は書かないラブストーリーなので作者のシャイさがにじみでています( *´д`)

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    2009年10月04日
  • ほとんど無害

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     『銀河ヒッチハイク・ガイド』シリーズの最終巻です。
     第4作『さようなら、今まで魚をありがとう』から8年後に書かれたこの最終作ですが、これまでの作品とは全く異質な感じがする作品でした。
     腹を抱えて笑える能天気な明るい空気がたまらなかったこれまでとは異なり、シリアスな雰囲気が漂っているのです。第4作で幸せをつかんだはずのアーサー・デントは再び孤独になっているし、トリリアン(そして並行世界のトリシア・マクミラン)もかつて自らが選択しなかった人生を思っているし、フォードは『銀河ヒッチハイク・ガイド』を出版する会社の変貌に怒りを覚えているし・・・。やはりゼイフォードやマーヴィンといった強烈なキャラ

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    2009年10月04日
  • さようなら、いままで魚をありがとう

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     ダグラス・アダムスは前作『宇宙クリケット大戦争』でいったんシリーズを完結させたものの、諸事情によって新たに続編を書くことになり、そして作成されたのがこの『さようなら、いままで魚をありがとう』です。前作とは違ってこれは原題の忠実な訳で、地球で2番目に知能の高い生き物であるイルカ(ちなみに人類は3番目)が第一作目で地球から去る際に、人間たちに残した言葉ですね。
     今作では第一作の序盤の序盤でふっとんだはずの地球が何故か復活していて、主人公アーサー・デントが戻ってきたところからスタートします。どうして地球が復活しているのか?が本作の大きな疑問として、物語の大きな筋になるかと思いきや、さにあらず、本

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    2014年09月10日
  • さようなら、いままで魚をありがとう

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    『銀河ヒッチハイクガイド』シリーズ3部作の4冊目、という不思議な一冊。    
    モノゴトは視点を少しずらしたり、上から下から、ぎゅーんと離れて眺めるだけで、こうも違う風景や側面が見えるのか。ということに、気づかされます。
    ていうか、わたしもアレもコレもソレだって宇宙から見たらなんてチッサイんだろう。なんてことにもふと気づかされます。    
    イヤ、そんなことに気づかせようとなんか、この本はちっともしてやしません。
    ただただ飄飄としてシュールです。
    でもその不思議な空気感がなんともおもしろくて、心地よくて、とっても惹かれるのです。

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    2009年10月04日
  • さようなら、いままで魚をありがとう

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    ラブストーリーだとしきりに言われていたわりにはラブストーリー自体はそんなに面白くなかったので、作品的にも今ひとつかなあ・・・でも神の最後のメッセージは上手い! と思ったし、マーヴィンも良かったし、小ネタも色々と笑えました。

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    2009年10月04日
  • 宇宙クリケット大戦争

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    銀河ヒッチハイク・ガイドシリーズ第3弾。宇宙の果てに封印されたギャクサツ集団クリキット軍とアーサーとの戦いを描く。設定に跡付けの要素が多いのは否めないが、話が二転三転する割にしっかりと辻褄を合わせてある。クリキットの存在している訳、アーサーが空を飛ぼうとするとき、エピローグと、作品のあらゆる根底に深い哲学的要素が見え隠れする、噛めば噛むほど味深い作品。じっくり読むと、するめのように美味しい。

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    2009年10月04日
  • 銀河ヒッチハイク・ガイド

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    シリーズ第一弾!
    思ったよりコメディ感は少ないけどシュールな笑いがあってイイ
    先が気になる!!
    ぶっ飛んでで元気出る

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    2025年11月21日
  • 銀河ヒッチハイク・ガイド

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    「生命、宇宙、そして万物についての…」の元ネタが知りたかったのと、名作とのことでシリーズを購入しました。
    のっけから理不尽な緊急事態でドタバタ、
    「なんだそれ」の連続でおもしろいのですが
    言い回しにひと癖あるというか、読んでるうちに
    こちらがパニクりそうになりました。
    これは読み終えたけど、次作以降なかなか手が伸びないなぁ。

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    2025年07月27日
  • 銀河ヒッチハイク・ガイド

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    ◼️ ダグラス・アダムズ
     「銀河ヒッチハイク・ガイド」

    ハチャメチャなSFコメディ。思い切って飛ぶ先行きにお笑いと文芸的期待をする。

    もはや古典ともいえる1979年の作品で、シリーズもあるとのこと。いやー寡聞にして存じませんでした。ズバン、と展開が早い。

    地元ラジオ局で働いている青年、アーサー・デントは友人で地球人に身をやつしているベテルギウス系惑星人のフォード・プリーフェクトに連れられ、地球から宇宙へと脱出する。還るべき地球はヴォゴン星人の手によりほとんど瞬時に消滅させられてしまったー。

    最初、アーサーはバイパス道路建設のため、住んでいる家をブルドーザーで撤去しようとする役所に対抗

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    2025年07月26日
  • 銀河ヒッチハイク・ガイド

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    人生、宇宙、万物の究極の答えとは何なのか? この本はそうした人間の根源的な苦悩を笑い飛ばす。といっても、単に茶化しているだけではないのかも。終始続くナンセンスな文章を禅問答と捉えれば、その先にあるものは悟り、である。宇宙の真理とはナンセンスの極みなのかもしれない。

    この話の元は1978年のイギリスのラジオドラマだそうで、当時は荒唐無稽な SF だったのだろうが、昨今の現実社会で AI を妄信している人たちを見ていると、妙なリアリティを感じてしまう。社会風刺としても現役だ。

    難をいえば、文章がふざけ過ぎか。日本人が翻訳で読んだのでは、ブリティッシュ・ジョークは理解できないのかもしれないが…

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    2025年06月15日
  • ほとんど無害

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    最後はこんなある意味現実的で静かな形で終わるのかと少し意外だった。SFを絡めた皮肉たっぷりのドタバタが好きだったので物足りなさがあり、面白かったかどうかと聞かれると微妙である。

    しかし、それも含めてタイトルの付け方は好き。
    解説にて、BBCラジオではオリジナルの終わり方をしたらしくそのあらすじが紹介されたが、そっちの方が大団円で好き。

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    2025年02月01日
  • さようなら、いままで魚をありがとう

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    ネタバレ

    著者が続編を急かされて3週間で書いたらしい本書。著者が当時恋愛中なのもあって、反映されたのか?今作はSF要素少なめでアーサーとフェンチャーチのやりとりがメイン。
    破壊されたはずの地球が復活しており、アーサーの家も元のまま存在し、旧友との再開、ガイドにも地球が復活。
    しかし何やら、地球が爆発したような幻覚を見たとみんながいう。フェンチャーチは、イルカも消えたという。p156

    ゼイフォードやマーヴィンのやりとりが好きだったため、物足りなかった。
    終わり際に突然マーヴィンが登場したかと思えば、スっと退場した。

    ビスケットの話は実体験らしい笑p144

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    2025年01月24日
  • 宇宙クリケット大戦争

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    冒頭から、アーサーへの侮辱、そして宇宙への侮辱と始まり、飛び跳ねるソファーを押さえつけて現代?の試合会場のど真ん中に出現。空を飛ぶコツをガイドから学んだり。
    種目としてクリケットなのがイギリスらしくて良いのだが、日本人にはあまり馴染みがないのもあり、ちょっと拾いにくい。

    マーヴィンとマットレスの会話がなんだか和む笑

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    2025年01月23日
  • ほとんど無害

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    ついに最終巻となってしまった。
    そして最後なんだというある意味残酷な終わり方だった。
    そして作風が本巻だけかなり異色なのがびっくりした。
    解説を読んで納得。
    楽しませてもらった。

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    2024年10月21日
  • さようなら、いままで魚をありがとう

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    今までのSF路線とは違ってラブストーリー主体でびっくりしたが、意外と読みやすかった。
    いつもの人たちもそれぞれ出演しており、微妙に謎が残ったまま、次の最終巻が楽しみな終り方だった

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    2024年09月22日
  • 宇宙クリケット大戦争

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    さらにドタバタが過ぎて、若干話が入ってこなかったが、最後はなんとか落ち着いたし、笑えた。
    せっかくなので残り2冊も読んでみようと思う

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    2024年08月29日