吉田伸夫のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
宇宙に終わりはある、どうも人類以外に知的生命体はいなさそう
・仮に地球上での生命進化が典型的なものだとするならば、恒星が形成されてから文明を持つ知的生命が誕生するまでに、50億年ほどかかることになる。ビッグバンから100億年少々という現在は、星形成率がピークとなった時期(宇宙歴40~60億年)から生命進化に必要な期間を経た時期に当たり、宇宙における第1世代の生命が最も反映している頃だと推測される。だからこそ、そうした生命の一つである人類も、この瞬間を生きているのだろう。
しかしこの繁栄は、宇宙全史からすると、一瞬の出来事にすぎない。これからの100億年の間に、宇宙はどんどんと老いていき、生命の -
Posted by ブクログ
良い本だと思うが、自分には難し過ぎた。
難しいと感じた理由は、以下のとおり。
1.本書の読者はある程度の知識、表現に対するイメージ化が可能な人を前提としていると感じるが、私はそれら持ち合わせていなかったことにある。
2.電子書籍で読んだため、図表への戻りが困難で、先に進んだページで過去のポンチ絵を示されてもなかなか容易にアクセス出来ず、理解の妨げになったことにある。
3.ビジネスシーンでよくある表現ではなかったこと。図表など、時間の軸を表す時、横軸として表現したりするが、本書では縦軸で表現されており、ポンチ絵の細かな差異がノイズとなったことにある。
内容は、理系の方から見ると良いもので、上 -
Posted by ブクログ
時間のなぞについて、判り易く解説。なによりもSFやSFアニメを引き合いに開設しているので判り易い。でも読後感は(・・?なので星3つ。
時間はエントロピー増大の方向に動いているように見えるのであり、物理学的には過去も未来も現在も同じ。多数の構成要素が統計的な法則にしたっがって一方向的に変化する中で時間の向きが決定される。人類は時間軸でビックバンに近い側からビックバンから遠い側に流れるエネルギーをもとに記憶をつくっているのでビックバンに近い側の記憶しかもたない。
時間と空間の間に乗り越えられない壁があるためタイムマシーンの現実解は難しい。壁がない世界はイーガンのクロックワークロケット等で創造されて -
Posted by ブクログ
時間、というかタイムリープのことを
考えると堂々巡りしていつも爆発してしまう…。
でも時間にはめちゃくちゃ興味があって
読んでみたいと思ってた内容の本があったので。
第一章と第二章と読んでみて率直に・・・
思ってたんと違うー!!!!ニュートン?!物理?!
慣性の法則??だめだ、手離してしまうかも…
と思いましたが第三章、やっと語ってくれたタイムパラドクスについて。
時間をめぐるお話が好きで、国民的なところだと
「ドラえもん」「時をかける少女」???
時間に閉じ込められるというと「涼宮ハルヒの憂鬱」のエンドレスナイト……漫画だと「orange」が浮かぶ。あとは個人的には「刀剣乱舞」も………とかと -
Posted by ブクログ
時間の話はSFっぽい観念も含めて
気になってしまう。
標高差が時間の進み方に与える影響を調べた実験から始まって
「タイムパラドクス」「時間はなぜ流れる(ように感じる)のか」など
ワクワクする小見出しが並ぶ。
とはいえ、中身はそれなりに手ごわい感じではあるんですが、正直
なかなかきっちりついていくのは難しかったです。
時間が位置と比べて特権的なものではない、というところだけわかっておけば
一般人としては十分でしょうか。
逆に、詳しく知りたい人向けの短めのコラムも充実していて
だいぶ欲張りな新書になってると思います。
未来は決定されているのか、など