村木厚子のレビュー一覧
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社会人になる前に購入しました。
村木事務次官、そしてご家族の人柄を知ることができた一冊。
前半は、仕事について。多忙な業務の中、冷静に現状を見つめ、道を切り開いていらっしゃった。与えられた仕事への向き合い方、私も見習って行きたい。
後半は事件について。追い込まれる中でも、決して屈しない。私だったら、どこかで折れてしまうかもしれない…。自分や周りの人を信じる強さを持っている方だと思います。この本を通して、事務次官の謙虚さ、そしてその中にある芯の強さを見ることができた。
つらいことでも、視点を変えれば楽になるかもしれない。
ご家族からの手紙は涙が出た。一緒に歩いていく夫婦、私の憧れです。娘さんとの -
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これからワーキングママデビューを果たすため、読んで見た。上には上がいるなー;^_^A かなり頑張って働いていて、長時間子どもを預けなければいけない状況でも、最終的には父親も含め、どう子どもに向き合うのかなのだということを教えてくれる本だった。郵便不正事件のことも交えて、内容もドラマティックで読みあきなかった。村木さんのような官僚の努力があって働くお母さんが少しずつ楽になってきたりするんだーとわかった。すごい仕事だわ。
ふつうの人が働きながらママをできるよというロールモデルになりかったとあるのをみて、肩肘はらずに仕事と育児を子どもとともに楽しもうと思えた。 -
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★痛くない正しい手錠のかけられ方まで講演するユーモリスト
この本は、今でも思い返すと許せない忌々しくかつおぞましい2009年に起こった郵便不正事件で検察のでっち上げた虚偽公文書作成容疑等により逮捕・起訴され、2010年9月に裁判で無罪を勝ち取って自由の身になった村木厚子さんが書いた、事件の顛末というよりそういう目にあった女性が半生を振り返り、揺るぎない仕事への自信と家族の絆をもとに、勾留164日間でもけっしてくじけなかった自らの確信的な生き方を、同時代に生きる女性へ向けて発信したメッセージです。
この本ももちろん大変興味深い内容ですが、私には、この本が上梓された半年以上前の雑誌『オール讀 -
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発売当初から気になっていて、しばらく忘れていたところ、前の職場の同僚から勧められて思い出し、その日のうちに購入。
著者の村木さんは、厚生労働省の官僚として「普通の人」のロールモデルになりたい」と思いながら働いてきたにも関わらず、凛の会事件で逮捕・拘留されてしまう。のちに無罪が確定し、内閣府の政策統括官(共生社会担当)として職場復帰。現在は仕事の傍ら、雑誌に寄稿したり、拘留中に読んだたくさんの本を紹介したりしている。
この本には、そんな著者の人生の軌跡と、そのなかで著者が気づいたこと、後輩たちへのメッセージが、優しい語り口でたくさんちりばめられている。
自分が同じ業界で生きていているというこ -
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完璧を求める傾向、同質性の高い社会にいるので自分を客観的に見ることができず外の変化に鈍い。池の中の杭、一本より2本、3本で動きやすく。ダボス会議、日本の動きは遅く参考にならないので、話を聞いてくれない。完璧主義なので、新しいものへの挑戦が起こりにくい。公務員の仕事は連立方程式を解くこと。国民の願いやニーズを実現するのは政治家の仕事。正しく汲み取って制度に転換するのが公務員。公務員は翻訳書。やりたい、やるべき仕事と負担のバランスをとる。盾と矛の関係の連立方程式を解くことが求められる。指導者に求められる資質5つ①知力②説得力③肉体上の耐久力④自己制御の能力⑤持続する意志 感性、企画力、説明力が公
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多くの組織は病を抱える。信頼をおけると思っていた公的機関だろうが、営利を求める民間企業なら尚更その傾向は強いだろう。そして病になるには必ず病理が存在する。
元官僚トップの筆者が冤罪逮捕された事件に始まり、最終的には社会の弱い立場を守る側で活躍されるまでの道のりを、その当事者・現場を見た立場から考察して行く。
読み始めは日本の司法や検察への憤りと恐怖が先行してスリリングな内容なのだが、やがてそれらを生み出す組織の病理に迫っていく。組織の問題について書かれた書物は多いが、自身の逮捕抑留というショッキングな経験がベースとなるため、客観的な問題点と同時に当事者としての内面・主観的な意見が非常にリアルだ -
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思いの丈を全部書きました!と、とっちらかった感はあるけど、当事者だからこそのリアルな熱量がこもってる。
どんな状況に立たされても自分の人生が今の自分に課した役割に目を向けて、一歩でも前進できるよう集中できる(塀の中でも!)強さの源泉が何かも綴られている。
それが家族というのはわかるが、まさか名探偵コナンを重ねていたのは。
堀江貴文さんも再三述べているが、検察の怖さについて細かに描写されてる。ブラック企業のそれとはまた異質の、優秀な人たちが織りなす組織的な失敗の構造についても言及されてる。
解決策にいくつか参考図書が紹介されてるが、個人的には山口周さんの『世界で最もイノベーティブな組織の -
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日本の組織の現状を憂い、柔軟でしなやかな組織への改革を訴える
ご自身の冤罪を事例に、検察という最高権力が過ちを修正できない構造を戒め、日本組織の直面している課題とする
建て前と本音のギャップが拡大し、組織を劣化させている
同質性、勇気の欠如が組織の無謬性のフィクションとなるとき、小さな失敗は、どんどん大きな雪だるまに成長する
ダイバーシティ
透明性
未来を明るくするために必要な試みを積み重ねる
これを「静かな改革」と呼ぶ
個別の話と、社会改革の話が混在しているところがあり、
話を解らなくさせているのは残念
冤罪という希有な経験が著者の価値を作った
「失敗の科学」
航空業界 ボイスレコーダ -
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高級官僚ではあったがそういったことを微塵も感じさせない柔らかい語り口と、そうではあるがなすべきことを強い信念を持ち続けておられるという点に強く心を惹かれる。
事務次官まで勤められたのだから通常は「あがり」で、あとは悠々自適に一流企業の顧問やアドバイザーにでも、、、となるのが普通だとは思うが、未だにバイタリティを持ち続けて精力的に活動されているのは素直にすごいと思わせるものである。
位やポストを求めるのではなく「何をなすべきか」を明確に意識していることをひしひしと感じ、また、人間的魅力も溢れている。
働く人全てのロールモデルになり得るという点でも、生き方を模索するという点でも、この本は万人 -
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寄り合い所帯ではミッションを言葉で表わす。できるだけ「阿吽の呼吸」ではなく、共有できる言葉を探す努力が必要。
そもそも上司は部下に仕事をしてもらわなければいけない立場。偉そうにする必要はない。
ダメ上司の上に訴える時の心得→ごく客観的に「私」ではなく「会社」の立場で話す事。「上司のこことここが問題。それをカバーする為に私はこれとこれをやっているがこれ以上は会社や取引先、ユーザーにこういう迷惑がかかるのでなんとかしてもらいたい」
警察、検察の取り調べ。「誰も嘘はついてない。検事が勝手に作文してそこから交渉が始まる。調書とはそういうもの」臆病な人、気の弱い人、弱みが沢山ある人は自分を守る為に -
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郵便不正事件で冤罪で逮捕・起訴されたが、後に無罪判決が出て、厚生労働事務次官を務めることになる厚生労働官僚の村木厚子氏の自伝。
「普通」の人のロールモデルになりたいという思いで生きてこられた村木氏の等身大の姿を感じることができた。リーダーシップの取り方はいつも「迷い中」というエピソードに表れているように、決してスーパーマンではないが、強い心を持ち、人を引き付ける魅力をもった女性であるということが伝わってきた。郵便不正事件での冤罪逮捕・起訴を乗り越えられたのも、本人の気持ちの強さとともに、家族をはじめとする人のつながりに支えられていたからだと感じた。人のつながりは本当に大事である。
どうしようも