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Posted by ブクログ
隠蔽、改竄。いつの時代も無くならない物なのかと改めて感じました。
ひとが集まり組織の体を成すとどうしてもこうした事態は起きてしまう。だからこそ、勇気が大事だと著者の村木厚子さんは言及する。
不祥事を起こす組織の共通点は、「必要悪と権利/権限」。これは必要悪だと言い出したらおしまい。そういう意識を変えるには勇気が必要。
そして権利/権限のある人間は常に情報開示と説明責任を負わなければならない。その為にはるーるづくりと教育が大切だと村木さんは主張する。
また、村木さんには意外な一面も。
六ヶ月の拘置所暮らしで耐えれた理由は、「名探偵コナン」の影響だという。
コナンから学んだ注意深い洞察力、疑いの目をもつことが役に立ったそうです。
また、読書家の村木さんのおすすめ本が何冊か紹介されていましたが、どれも読んでみたいと思いました。
「失敗の科学」
(マシュー・サイド著、ディスカバリー21)
「生き心地の良い町」(岡檀著、講談社)
「ローマから日本が見える」
(塩野七生著、集英社文庫)
西郷隆盛「南洲翁遺訓」
Posted by ブクログ
郵便不正事件で、検察特捜部の証拠改竄により逮捕・交流された村木さんの本。冤罪事件の件は、ネット記事でも見ていたが、何度読んでも市民が突然被疑者として扱われた時の立場の弱さ、検察という組織の問題点にゾッとする。
労働省で、女性活躍推進・障害者支援に取り組んだ時の心構えについては、職業人としてもワーママとしても、背中を押してくれるエピソードが多数ある。
最後の「ポチ」の話を見ていると、ユーモアを忘れない所が家族や周りの人から親しまれるんだろうなと、勝手に人物像を思い描いてしまった。
以下覚えておきたい言葉。
・comply or explain(遵守せよさもなくば説明せよ)
→必要悪という言葉が出てきたら要注意
・公務員とは、国民のニーズを制度や法律に翻訳する仕事
・0を1にするのはNPOの力
1を10に理論武装するのは学者の力
ペイする範囲で10を50にするのは企業の力
誰もが利用できるよう50を100にするのは行政の力
・負の回転扉(累犯犯罪者の問題)
・カナダのトルドー首相によるダボス会議での名言
「今ほど変化のペースが速い時代は過去になかった。だが今後、今ほど変化が遅い時代も二度とこないだろう」
・行政依存型社会→市民自立型社会
Posted by ブクログ
著者の生い立ち、これまでの経験、公務に対する考え方、民間に移った後の活動について、具体的なエピソードが自身の言葉で書かれており、働く女性の先輩の歩みという観点で、優しく背中を押される内容であった。女性のキャリア公務員が少なかった時代を切り拓いてきた世代の先輩方と同じようにはできないな…と感じることが度々あるが、与えられたポストで誠実に仕事を頑張り、周囲の助けを借りながら綱渡りでも諦めずに子育てと仕事と両立してきた著者のように、努力を続ければいいのかなと勇気づけられる。著者の本からはいつも励まされる気がする。
組織で仕事をするにあたり、本音と建前が乖離していないか、内輪だけで通用する考え方に凝り固まっていないか、意識的に考えるようにしたい。また、組織外での活動の機会を前向きにとらえて、自分の知識や考え方の偏りに敏感でありたいと思った。
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