村木厚子のレビュー一覧
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・2009年に『郵政不正事件*』の冤罪によって逮捕された村木厚子さん(元厚生労働事務次官)の体験と調査に基づく現在の刑事司法に関する問題定義
*障碍者団体向けの優遇郵便割引制度適用の為の偽造文書を部下に作成させた疑い(虚偽有印公文書作成・行使容疑)
・自民党の稲田議員の主張や袴田さんの冤罪事件、ReHaQを見ていて、ウシジマくんの「洗脳くん」神堂の言葉を思い出して購入。2026年現在のホットトピックだろう
・逮捕→起訴されるまでの「調査」、裁判が始まってからの「審議」の課題を、検察・裁判官・官公庁の組織・人・業務、の切り口で明示している
・検察の起訴ストーリーに沿って自白を強要され録音録画も -
Posted by ブクログ
失敗を隠す文化の裏側には、失敗を責める文化がある。
この本は冤罪という国家の最たる人権侵害の温床について考察している。
著者は厚生労働省課長時代に冤罪で起訴された村木さん。
検察官の取り調べの過酷さや、生活基盤を破壊する「人質司法」の深刻さが当事者の実感を伴って記されている。
もし自分が今の司法運用下で、在らぬ容疑で捕まったらと、背筋が凍ります。
同質性を持つ組織では自己を省みて改革する力が乏しいことが言及されています。
重大な失敗の裏側には、その誘因となる小さな見過ごしがいくつもあり、その違和感に気づくにはできるだけ多様な視点が必要です。
自分が所属している組織に自浄作用はあるだろう -
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何かに不満を覚えたら国や公務員を頭ごなしに否定してしまう人にこそ読んで欲しい1冊。
公務員を志望する方に、公務員としての働き方やその内容を語ってくれる。
一際印象的だったことは、「法律は一度定めたら終わりではなく、社会の変化に合わせて更新し続けるものである」こと、そして恐らく一般が思うより遥かに省庁間の折衝が面倒であろうことだった。
古い法律はどんどん改良していくべきだと思うが、今や官公庁も人手が足りないし、メスを入れるまでも入れてから改良が終わるまでも時間がかかるものなのだと思えるようになる。
公務員とてひとりの人間なのだから、職や機能であれこれ憶測で判断してはいけないのだ。 -
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完璧を求める傾向、同質性の高い社会にいるので自分を客観的に見ることができず外の変化に鈍い。池の中の杭、一本より2本、3本で動きやすく。ダボス会議、日本の動きは遅く参考にならないので、話を聞いてくれない。完璧主義なので、新しいものへの挑戦が起こりにくい。公務員の仕事は連立方程式を解くこと。国民の願いやニーズを実現するのは政治家の仕事。正しく汲み取って制度に転換するのが公務員。公務員は翻訳書。やりたい、やるべき仕事と負担のバランスをとる。盾と矛の関係の連立方程式を解くことが求められる。指導者に求められる資質5つ①知力②説得力③肉体上の耐久力④自己制御の能力⑤持続する意志 感性、企画力、説明力が公
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多くの組織は病を抱える。信頼をおけると思っていた公的機関だろうが、営利を求める民間企業なら尚更その傾向は強いだろう。そして病になるには必ず病理が存在する。
元官僚トップの筆者が冤罪逮捕された事件に始まり、最終的には社会の弱い立場を守る側で活躍されるまでの道のりを、その当事者・現場を見た立場から考察して行く。
読み始めは日本の司法や検察への憤りと恐怖が先行してスリリングな内容なのだが、やがてそれらを生み出す組織の病理に迫っていく。組織の問題について書かれた書物は多いが、自身の逮捕抑留というショッキングな経験がベースとなるため、客観的な問題点と同時に当事者としての内面・主観的な意見が非常にリアルだ -
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しなやかな目線。
◯仕事のおもしろさ、人がその仕事をしたいと思えるか
・自分の仕事が人の役に立っていると思えること
・楽しく働けること
・成長できること
◯国家公務員と地方公務員の違い
・全体・仕組みと現場・具体
・分野軸と地域軸
◯民間企業との違い
・公益性は大なり小なり共通
・利益を前提とするか否かが違い
・一部の顧客に選んでもらうか、全員に「商品」を"押し付ける"か
◯黒子として、チームリレーで、全体に奉仕
◯求められるものは、感(受)性、企画力、そして説明力
◯制度、法令は可変。育っていくもの
◯公務員の人事制度上、一流にはなれないが、一流を連れて来ら