村木厚子のレビュー一覧

  • おどろきの刑事司法 “犯罪者”の作り方

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    狙いを定める。ストーリを作る。一度動き出せば、見込み違いはあってはならない。間違いに気づくことすら許されない。被告も証人もパズルのピース。型があわなければ、変形させて嵌めてみせる。脅してでも、嘘をついてでも、捏造してでも、シナリオにあわせる。証拠隠しに人質司法。我が国の司法行政は、江戸を生きる。…立ち上がった5人の識者。法制審で物申すも、硬い岩は崩せない。司法から独立した立法。法を決めるのは、法を運用する者ではない。痴漢冤罪に経済犯罪。刑事事件は身近に起こる。誰もが当事者。進化させていく責任は市民にある。

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    2026年06月27日
  • おどろきの刑事司法 “犯罪者”の作り方

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    読みやすく、問題点が簡潔にまとまっていてとても勉強になった。
    村木さんの事件についてきちんと読んだことはなかったが、検察があり得なさすぎて改めて驚いてしまった。
    刑事司法の問題は一般の人はなかなか問題意識を持ちにくいけれど、最近は数々の不祥事がありスポットが当たっていると感じる。この機会をうまく捉えて変わっていけばいいなと強く思う。

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    2026年06月25日
  • おどろきの刑事司法 “犯罪者”の作り方

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    本書は、日本の有罪率99.9%の背景にある刑事司法の問題点を、実際に冤罪被害を経験した著者の視点から描いた一冊である。検察や捜査機関があらかじめ描いたストーリーに沿って取り調べを進める実態や、その過程で違法・不当な尋問が行われる危険性を指摘している。読後は「自分が巻き込まれたらどうするか」を考えさせられ、冤罪を防ぐための知識や備えの重要性を感じた。有罪率の高さは治安の良さだけでは説明できず、真実解明と人権保護の両立の難しさについても考えさせられる内容だった。

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    2026年06月21日
  • おどろきの刑事司法 “犯罪者”の作り方

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    ニュースで大小刑事事案の報道が盛んになされているが、関係者以外が必要とする情報はどれほどあるのかと感じていた。そして、本書を読んで、拘留された被疑者の立場に立てば密室での取り調べが心身に与える影響がどれほどのものか、改めて向き合うことができた。閉ざされた司法社会の常識はそれ以外の非常識であるという恐れを持つことの大切さを痛感した。

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    2026年06月21日
  • おどろきの刑事司法 “犯罪者”の作り方

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    ・2009年に『郵政不正事件*』の冤罪によって逮捕された村木厚子さん(元厚生労働事務次官)の体験と調査に基づく現在の刑事司法に関する問題定義
    *障碍者団体向けの優遇郵便割引制度適用の為の偽造文書を部下に作成させた疑い(虚偽有印公文書作成・行使容疑)
    ・自民党の稲田議員の主張や袴田さんの冤罪事件、ReHaQを見ていて、ウシジマくんの「洗脳くん」神堂の言葉を思い出して購入。2026年現在のホットトピックだろう
    ・逮捕→起訴されるまでの「調査」、裁判が始まってからの「審議」の課題を、検察・裁判官・官公庁の組織・人・業務、の切り口で明示している

    ・検察の起訴ストーリーに沿って自白を強要され録音録画も

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    2026年06月14日
  • おどろきの刑事司法 “犯罪者”の作り方

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    誰でも急に被疑者となり冤罪を受ける可能性がある。
    「郵便不正事件」に巻き込まれた厚労省課長。容疑を否認した結果164日間勾留される。

    日本の優秀な検察は検挙率の高さを誇る。一方人知れず多くの冤罪もあったのかもしれない。
    筆者の提言する取り調べの可視化。検察の持つ証拠の開示など。
    本書を読む限り法務省のあまりに保守的、保身的な態度は疑問。
    もっと国民が関心を持ち声をあげるべき問題なのかもしれない。

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    2026年06月13日
  • おどろきの刑事司法 “犯罪者”の作り方

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    ネタバレ

    まさに「おどろき」だ。
    本来、治安を守り、人権を守るべき司法が、ひとを拘束し、場合によっては人生を狂わす。当事者である、検事や裁判官は、問題意識よりも、組織防衛や自己保身に走って、ろくに改革もできない。
    実際に人質司法を経験し、冤罪に問われかけた筆者の言葉は重い。

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    2026年06月06日
  • 公務員という仕事

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    新規採用職員研修で、紹介された本書を手に取りました。
    私は、地方公務員職員ですが、著者は同じ女性で子育てしながら官僚として幅広い業務に携わっておまひた。この経験は、長い公務員キャリアの築き方の大きな参考になります。文章が読みやすく、一気読みしました。公務員の仕事の難しさを感じながらも、前向きになれます。公務員なりたての方におすすめです。

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    2026年04月19日
  • おどろきの刑事司法 “犯罪者”の作り方

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    失敗を隠す文化の裏側には、失敗を責める文化がある。

    この本は冤罪という国家の最たる人権侵害の温床について考察している。
    著者は厚生労働省課長時代に冤罪で起訴された村木さん。
    検察官の取り調べの過酷さや、生活基盤を破壊する「人質司法」の深刻さが当事者の実感を伴って記されている。

    もし自分が今の司法運用下で、在らぬ容疑で捕まったらと、背筋が凍ります。

    同質性を持つ組織では自己を省みて改革する力が乏しいことが言及されています。
    重大な失敗の裏側には、その誘因となる小さな見過ごしがいくつもあり、その違和感に気づくにはできるだけ多様な視点が必要です。

    自分が所属している組織に自浄作用はあるだろう

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    2026年04月04日
  • 公務員という仕事

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    何かに不満を覚えたら国や公務員を頭ごなしに否定してしまう人にこそ読んで欲しい1冊。
    公務員を志望する方に、公務員としての働き方やその内容を語ってくれる。
    一際印象的だったことは、「法律は一度定めたら終わりではなく、社会の変化に合わせて更新し続けるものである」こと、そして恐らく一般が思うより遥かに省庁間の折衝が面倒であろうことだった。
    古い法律はどんどん改良していくべきだと思うが、今や官公庁も人手が足りないし、メスを入れるまでも入れてから改良が終わるまでも時間がかかるものなのだと思えるようになる。
    公務員とてひとりの人間なのだから、職や機能であれこれ憶測で判断してはいけないのだ。

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    2026年03月19日
  • 日本型組織の病を考える

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    日本の組織は「和」を重んじる。波風を立てぬことが美徳とされ、空気に従う沈黙が秩序を保つ。その影に潜む病を照らしたのが村木厚子さんの事件だった。郵便不正事件で無実の彼女は逮捕され、検察の証拠改ざんまで明らかになった。正義を掲げる組織の内側に、組織防衛という闇が潜んでいたのである。だが問題は一人の過ちではない。異論を許さぬ空気こそが誤りを増幅させる。和とは沈黙ではない。疑いを口にできる勇気があってこそ、組織はようやく光の側に立てる。

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    2026年03月07日
  • 公務員という仕事

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    人がその仕事をやりたいと思えるかどうか、本気になって取り組めるかどうか三つの要素
    ・人の役に立っているか
    ・楽しく働けるか
    ・自分が成長できるか

    若い人にお勧めすること
    ・新しい仕事をするチャンスがあったら引き受けましょう
    ・昇進のオファーがあったら受けましょう
    ・ネットワークを作りましょう
    ・家族、家庭を大切にしましょう

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    2026年02月08日
  • 公務員という仕事

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    柔和な語り調。女性で事務次官までのぼりつめた方だけれど、本当に穏やかな人柄。1つ1つの仕事を大切にしてやってきた感じがする。芯は強そうだ。
    公務員の仕事への理解も深まるが、社会に出て働く前にふれておきたい話も多い。

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    2025年08月05日
  • 日本型組織の病を考える

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    完璧を求める傾向、同質性の高い社会にいるので自分を客観的に見ることができず外の変化に鈍い。池の中の杭、一本より2本、3本で動きやすく。ダボス会議、日本の動きは遅く参考にならないので、話を聞いてくれない。完璧主義なので、新しいものへの挑戦が起こりにくい。公務員の仕事は連立方程式を解くこと。国民の願いやニーズを実現するのは政治家の仕事。正しく汲み取って制度に転換するのが公務員。公務員は翻訳書。やりたい、やるべき仕事と負担のバランスをとる。盾と矛の関係の連立方程式を解くことが求められる。指導者に求められる資質5つ①知力②説得力③肉体上の耐久力④自己制御の能力⑤持続する意志  感性、企画力、説明力が公

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    2024年10月13日
  • 日本型組織の病を考える

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    多くの組織は病を抱える。信頼をおけると思っていた公的機関だろうが、営利を求める民間企業なら尚更その傾向は強いだろう。そして病になるには必ず病理が存在する。
    元官僚トップの筆者が冤罪逮捕された事件に始まり、最終的には社会の弱い立場を守る側で活躍されるまでの道のりを、その当事者・現場を見た立場から考察して行く。
    読み始めは日本の司法や検察への憤りと恐怖が先行してスリリングな内容なのだが、やがてそれらを生み出す組織の病理に迫っていく。組織の問題について書かれた書物は多いが、自身の逮捕抑留というショッキングな経験がベースとなるため、客観的な問題点と同時に当事者としての内面・主観的な意見が非常にリアルだ

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    2023年04月01日
  • 日本型組織の病を考える

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    本音と建前の考察が秀逸。建前を祭り上げつつ実際には無理だと割り切ってしまうことが修正のチャンスを失わせる。あと、山本七平の空気の研究に通ずる。

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    2022年11月15日
  • 公務員という仕事

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    元厚生労働事務次官の著者が、自身の豊富な経験を踏まえ、公務員の仕事の進め方や魅力を語る。
    障害者施策や男女平等に向けた施策など著者の経験談はいずれも興味深かった。公務員として、世の中のニーズを汲みとり、制度に結実させるということの醍醐味を改めて認識した。
    ただ、著者の経歴的に仕方ないが国家公務員総合職が前提の話が多い印象で、多くの公務員は本書で紹介されているような経験はできないのではないかなと思った。また、公務員の仕事の負の側面(つらかった経験)ももう少し取り上げても良かったのではないかなと思った。

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    2022年07月10日
  • 日本型組織の病を考える

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    タイトルと中身がやや違うと感じたが、素晴らしい本だと思う。村木さんの誠実な人柄が感じられる。大上段から社会を糾弾するでもなく、真剣に社会を前に進めようとする。その姿勢に拍手。そして、検察の恐ろしさ。日本国民は、もっと知ったほうがいい。この組織をこのままにしておく怖さを。

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    2022年01月13日
  • 日本型組織の病を考える

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    尊敬する女性は誰か、と聞かれたら村木厚子さん、と答えるようにしてます。タイトル通りの内容の部分以上に村木さんの人生に関する記述が厚くてそこばかり読んでしまった。

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    2021年12月26日
  • 公務員という仕事

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    しなやかな目線。

    ◯仕事のおもしろさ、人がその仕事をしたいと思えるか
    ・自分の仕事が人の役に立っていると思えること
    ・楽しく働けること
    ・成長できること

    ◯国家公務員と地方公務員の違い
    ・全体・仕組みと現場・具体
    ・分野軸と地域軸

    ◯民間企業との違い
    ・公益性は大なり小なり共通
    ・利益を前提とするか否かが違い
    ・一部の顧客に選んでもらうか、全員に「商品」を"押し付ける"か

    ◯黒子として、チームリレーで、全体に奉仕

    ◯求められるものは、感(受)性、企画力、そして説明力

    ◯制度、法令は可変。育っていくもの

    ◯公務員の人事制度上、一流にはなれないが、一流を連れて来ら

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    2021年06月22日