雨海弘美のレビュー一覧

  • Hマートで泣きながら

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    通勤電車ではぐっと涙を堪えたけど、YouTubeのバンド公式ビデオで彼女とお母さんの写真を交えたPVをみてもう我慢できず。
    エネルギーを遣い果たし、昼メシは韓国料理にしようと思いました。

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    2022年12月13日
  • サンド

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    設定世界が、また凄い。

    果てしなく続く砂漠は、まるで大海原。
    「砂漠」に潜って遺跡を発掘するダイバーの様子は、海洋冒険ドラマのようにスリル満点。
    また、「砂」であることから生じる“じわじわ”とした状態が「海」とは違った独特の緊張感を生み出す。

    砂で覆われたデストピア世界、そこはかつてコロラド州の町があった場所。
    生産力は失われ、生活に必要な物資を砂に埋もれた過去の文明から手繰り寄せる。

    いくら掻き出してもまた埋もれていく生活の閉塞感。
    未来が変わらないということ。

    富裕からの転落、父の突然の失踪、ばらばらになっていく主人公たちの家族が、謎の巨大遺跡「ダンパー」の発見とともに起こった出来

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    2022年07月28日
  • 消失

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    黒人に対する差別とそれに基づく偏見を描いている。差別する側が考える「黒人らしさ」が求められ、そのイメージから外れているものは認められずに無視される。そんな状況でどうやってアイデンティティを保つのか。
    私にもここまで深刻ではないにしろ「こうあるべき」を押し付けられて不本意ながら期待されたとおりに振る舞ったことはあり、そのときの苦い気持ちを思い出した。また、『ジェイムズ』同様に、自分の中にある差別や偏見に向き合わされもする。映画化したものはコメディ映画となっているらしいけれど、私にはこの作品はホラーのように感じられた。

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    2026年07月17日
  • 消失

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    知的な黒人作家が皮肉で書いた「黒人らしい」ステレオタイプ小説が超ヒット。偽りの成功に揺らぐ一方、家族問題等で実人生が崩壊してゆく悲喜劇。
    何より皮肉なのは、文壇の傲慢さを批判した本作が、NYタイムズ「21世紀の100冊」に選ばれたことですね。

    「本当に書きたい小説のアイデア」「偽りの姿がどんどん取り返しつかなくなっていくさま」「家族のリアルな悲哀」「あの頃の家族の姿(いま思えば実態は…)」などなど。時系列や描写がさまざま入り組むのに、不思議にすんなり読めるのは構成の妙でした。

    権威の偽善を撃つブラックジョーク的「作中小説」が、実際に100Pに渡って展開されるのもスゴかった。
    「権威を笑う小

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    2026年06月23日
  • 消失

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    『ジェイムズ』の著者が書いた本。恐らくジャンルはコメディ。人種のステレオタイプを皮肉りながら、普遍的な家族の問題を記している。
    映画にもなっているらしいので、そちらも見てみようと思う。

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    2026年04月26日
  • Hマートで泣きながら

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    ネタバレ

    タイトルがいいですね。
    なんだか惹かれるタイトルです。

    私はアメリカにも、韓国にも何の縁もありませんが、読みながら、Hマートで亡き母親を思い出して呆然としてしまったし、ユージーンの森の中で、母親との関係に息がつまったし、ソウルで祖母や叔母たちとの暮らしにワクワクしました。読みながら私はミシェル・ザウナーになっていました。
    著者の中の半分の韓国人としての部分が、残りの半分であるはずのアメリカで、母国を懐かしむような郷愁を感じるとはこういうことなのか。母を亡くすというのはこういうことなのか。

    読み始めは、なんというか、とりとめもなく、心の底から溢れ出てくる思い出や母親への想いをたらたらと書き綴

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    2026年02月09日
  • Hマートで泣きながら

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    読みやすいエッセイだけど、内容がとても重くて後半は特に辛かった。けれども同じくらい韓国料理の魅力も詰まってて読み終わった後はずっと家で韓国料理を作ってました。国は違えど色んな魅力に気付ける素敵な作品でした。

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    2025年09月29日
  • Hマートで泣きながら

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    韓国人の母親と米国人の父親の間に生まれた著者は、米国で育ち歌手としてデビューしグラミー賞にもノミネートされた。そんな著者が、癌で亡くなった母親との関わりや、その苦しい闘病を支えた記憶や、自身の半分は韓国ルーツであるというアイデンティティなどを綴っている。
    亡くなった人との繋がりが、食べ物を介して深く描かれる。

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    2025年08月15日
  • Hマートで泣きながら

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    悲しくて、読んでるうちに涙が出てくる本だった。

    全てを犠牲にして育ててくれた母親に対して、
    自分の全てを犠牲にして母の面倒を見る娘の関係を見て、自分はこれができるのか
    同じようなことがもし自分にあったらどうするか考えた。

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    2025年06月09日
  • Hマートで泣きながら

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    米国の女性ミュージシャンが、韓国人の亡き母を偲んでものしたエッセイをもとに連作小説に。
    ちょうど亡母の8回忌に読んでいたので…もう…思春期あたりに断絶があったことも含めて共感の涙涙。
    記憶に残る母の味、癌と闘う母のために作る料理、伯母や母友の滋味あふれるごはん…泣きながらおなかがへるのです。
    辻仁成が男手ひとつで息子を育てる助けとなったのは料理だったし、『検屍官』シリーズでスカーペッタが捜査の合間に作るのは凝ったイタリアン。料理することって、人を救うよね。

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    2022年11月29日
  • トゥクパを たべよう インドの ごちそう スープ

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    インドの山奥に住むツェリンは、目が見えなくても匂いと音とつえさえあればどこへでもいけます。おばあちゃんのおいしいトゥクパを食べるため道をいそぐツェリンに村の人たちが話しかけます。みんなトゥクパを食べたいみたい。ツェリンは言います。「おいでよ。おばあちゃんもよろこぶよ」お客さんが増えておばあちゃんはおおあわて。でも大丈夫。みんなおみやげに材料をもってきてくれました。
    食べてみたい!

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    2021年01月09日
  • サンド

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    全然知名度がないみたいだけど、SFが好きなら読んで欲しい作家です。

    2013年にWOOL(ウール)と言う作者のデビュー作を読んでとんでもなく面白かった。
    ディストピア三部作と呼ばれ、ウール、シフト、ダストと続く。
    デビュー作でコレはやべー!と鳥肌が立った。

    そんな作者の久々の新作!
    買わないわけがない!
    てか、表紙のイラスト格好いい!
    緒賀岳志さんって誰?と思ったらGRAVITY DAZEのキャラデザした人じゃん!
    好きな絵柄な訳だ

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    2018年11月20日
  • 消失

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    とても不思議な本でした
    言いたい事は分かるよ
    でも分からない
    難しく簡単な本でした
    説明が難しいんだよね
    とりあえず、それ偏見だよ!って話かな

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    2026年04月16日
  • トゥクパを たべよう インドの ごちそう スープ

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    おばあさんと二人暮らししている
    盲目の少年ツェリン。
    今夜は大好きな「ごちそうスープ」が
    晩ご飯に食べられる。
    嬉しくて、学校帰りに出会う人々をご招待。

    材料をいろいろ用意して
    トゥクパを作り始めたところ、突然の停電!
    これでは続きが作れない?
    いえいえ。ツェリンにおまかせ。
    暗くたって、匂いや手触りでわかる。
    ふたたびみんなも手伝って
    おいしいスープができました。

    異国の料理のおはなし、ということで
    私好みの内容かなぁと手を伸ばす。
    民俗学的興味も満たされ
    ふんわり温かい気持ちになりました。

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    2024年04月14日
  • サンド

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    砂に覆われて荒廃した世界で生きる4人きょうだいのサバイバルを描いたSF。
    地上は何もかもが砂に飲み込まれ、渇きと飢えと争いだけが残る絶望的な世界。そして砂に埋もれた地下深くには知られざる秘密が。
    あれもこれも伏線が回収されておらず救いが無い感じなので、続編があるのかな。映像化にも期待したい。
    地中深く砂に潜る長女ヴィクと長男パーマーのタフさが魅力的。

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    2023年10月09日
  • Hマートで泣きながら

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    3.5 日本の在日韓国人の思いとも重なるルーツと向き合うアメリカ人ダブルのエッセイ。時代は流れても、ルーツと向き合うことで、解放されていく姿は清々しい。

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    2023年02月27日