雨海弘美のレビュー一覧

  • Hマートで泣きながら

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    母への愛と喪失が、料理の記憶を通して静かに積み重なっていく本だと感じました。
    キムチやスープ、Hマートでの買い物の場面など、丁寧に描かれた料理の描写一つ一つに、作者の母への愛を感じました。食べ物の記憶をたどることで、母の存在が鮮やかによみがえるように感じました。

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    2025年11月22日
  • トゥクパを たべよう インドの ごちそう スープ

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    ツェリンの目が不自由ということは本文中では何も触れられていないのだけど、絵でわかるかんじ。トゥクパおいしそうだな〜!おばあちゃんのトゥクパおいしいんだね、いろんな人を食べにきてと誘うツェリンが可愛らしいよ。停電にはびっくりするけど、ツェリンのおかげでちゃんとお料理できる。周りの人も優しいし、物が溢れるのでない豊かさがなんとも素敵だなあと。

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    2025年08月30日
  • Hマートで泣きながら

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    読みやすさ★★★★★

    セラピーとしての料理。キムチ作りがこんなにカタルシスのある作業に感じるとは。

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    2025年06月10日
  • 10代の子どもが育つ魔法の言葉

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    魔法の言葉というタイトルは、内容と合っていない気もするが、内容としては良かった。
    具体的な事例ばかりで(海外ドラマみたいなものばかりだけど)、子供を1人の人間として向き合うことの大切さがスッと入ってくる。児童福祉の仕事をしているが、支援するのと子を育てるのはやはり前提が違うなぁと改めて感じた。それでも目の前の子に注意を向け、信頼しようとする努力は必ず伝わると思うし、それがすぐに良い結果には繋がらなくとも、長期的な関係性を築く一助にはなるはず。なんにせよ子どもといえども血が繋がっていようがなかろうが他人は他人やもんなぁと感じた。

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    2025年05月29日
  • Hマートで泣きながら

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    人気急上昇中のバンドJapanese Breakfastのボーカリストでもあるミシェル・スナウザーさんののエッセイ。友人に勧められて読んでみました。

    米韓ミックスで米国生まれ育ちの著者と、韓国人のお母様との関係をが軸になっている一冊。韓国系スーパーやyoutuberの韓国料理レシピを通して著者は母の人生をトレースし、自分の中の母、自分の中の韓国人としての要素を見出そうとする。
    他地域がそうではないとは言わないけど、やっぱり特に日本や韓国、中華圏、アジアでは家族や親子、愛情の象徴となるのは食べ物だよね。翻訳の妙もあって美味しそうなご飯の描写がとても印象に残った。

    中盤ではお母様が癌に倒れて亡

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    2024年12月05日
  • Hマートで泣きながら

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    親の介護と死に向き合うことがいかに辛いことか、当事者のリアルな視点から語られており思わず感情移入してしまった。迷惑をかけた母親への後ろめたさと母親の力になりたいという思いの間で揺れる主人公の葛藤が伝わってきた。

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    2024年09月04日
  • Hマートで泣きながら

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    めちゃ泣いた。東アジアの文化と個人主義な西洋社会で自己が板挟みになって辛い。エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンスが思い浮かんだ。

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    2024年08月09日
  • Hマートで泣きながら

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    これは友達に勧めてもらった本。最初はなかなか流れに乗れなくて読み進められなくて、面白いんかなーなんて疑いを持ってしまったけど。とんでもない。疑うのが愚かな行為だって思わされるほど、親子の関係について、親子の関係にどれ程深く「食」というものが絡み合ってるか、また子への母の愛情の深さ(もちろん、父の愛情もあるだろうけど、この本は母がメイン。)があるのか再確認させてくれた。私の母はまだまだ健在だし、元気いっぱいだけど、いつかの別れについて考えさせてもくれた。命あるもの、いつか朽ち果てる。たまにこういった本を読まないと親は永遠ではないことを忘れてしまう。
    親子の関係については、とにかくこの2人はファン

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    2024年02月05日
  • Hマートで泣きながら

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    声をあげて号泣した一冊。父の書斎に置いてあったのを何気なく手に取り読み始めたが、3時間夢中で読み切ってしまった。素晴らしい翻訳による韓国料理の描写にお腹を空かせつつ、もう若くはない自分の両親を大事にしようと思える本だった。

    カナダに留学中Hマートにお世話になっていたので、懐かしく感じたり、またルーツが韓国にある自分にとってはジョンやわかめスープなどの韓国料理や家族間の韓国文化など、馴染みの深い話が多かった。それもあって余計に感情移入してしまったのかもしれない。

    アメリカに住む韓国人ハーフとして、多感な思春期には自分の韓国人の部分を隠そうとしたり、逆に韓国に訪れる際には自身に韓国の血が流れて

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    2024年01月01日
  • Hマートで泣きながら

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    ネタバレ

    二年前くらいになんとなく聞いていたNPRで紹介されていて、気になっていた本。日本語版が出ているなんて知らなくて、たまたま見つけて即買い。

    著者はいわゆる二世で、アメリカ人とのハーフ。
    母親は韓国からの移民。
    いわゆる反抗期から親との距離は精神的にも肉体的にも離れるが、ある日突然母が末期がんと知る。


    一世が祖国の味を恋しく思うのはあたりまえだけど、特に母親の味というのはこうやって次の代にもつながっていくんだなぁ。
    私の夫は四世にあたるけど、やっぱり二世三世と続いてきた味とそれに関連する想い出はいろいろあるみたい。

    それにしても、これは涙なしには読めない。
    お母さんって何なの?
    海外で初め

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    2023年12月01日
  • Hマートで泣きながら

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    移民であること、故郷とはなにか、属しているものとは、と色々考えさせられるが、著者の母親の闘病生活が辛すぎてしんどくなる人もいると思う、どうしたって自分と母親との関係が重なってしまう しんどいのだけれどグイグイ読ませられる

    食べ物とは記憶であり、思い出であり、会話のツールであり、人との繋がりであるものだなと 

    おそらくまたある時に紐解くであろうなと思わせる本 でもそれが遠く遠く先であることを望む本

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    2023年08月16日
  • Hマートで泣きながら

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    先にJapanese Breakfastとして知っていたが、文才もすばらしいとは!過度にエモいわけではない、とてもみずみずしい筆致。

    「母親」と「食物」という、人がどうしても逃れられない根源にとことん向き合う若さと勇気と、その先に至った悟りや郷愁のようなものが、作品全体に充満している。さらにそこに彼女自身のブレイクまでの道のりが重なり、まさに「生きざま」を映すような唯一無二の作品になっていると思う。

    わたしは母であり娘でもあるので、ずっと涙腺が刺激され、胸がしめつけられるようだった。パートナーであるピーターの人となりも最高。

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    2023年07月13日
  • Hマートで泣きながら

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    景色や音楽から記憶が甦り胸がヂリヂリした経験ならあったが味にも同じ効果があるんだなという発見

    体がちぎれそうな程の苦しみや悲しみが描かれつつも
    こんなに愛しくてたまらない本に出会えた事に感謝

    親になんとか元気になってもらえる、喜んでもらえる為にと自分の一生で一番とも言える大きな決心をするというのは思い当たる記憶が自分にもあるのでこれをある種のあるあるという枠に入れるには抵抗があるが
    今差し出せる精一杯の"何か"がそれにはあると信じる
    気持ちはよーく理解できる

    バンドの方から先に知り出版した本がベストセラーになったという話しは知っていたが、これほど胸を打つとは。なるたる

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    2023年06月02日
  • Hマートで泣きながら

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    料理や音楽は人と人の関係を繋ぐ存在であり、またセラピーともなりうる

    ナミは私の母にはなれないし、私もナミの妹である母にはなれないけれど、その次に大切な人になることはできる

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    2023年02月26日
  • Hマートで泣きながら

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    実家を出て、両親との距離感がうまく掴めるようになった。特に母との関係は、前よりもずっとずっと良くなったし、前よりもさらに母のことが大好きになった。
    それなのに、両親は着々と歳をとっていて、私は着々と大人になっていて、いつか両親がいなくなることを否が応でも考えざるを得ない年齢になってしまった。
    私が生まれてから、ずっと私を見守ってくれた両親。そんな2人がいなくなっても、私の人生が続くなんてとても想像ができない。

    そんなことを考えていた頃にこの本を手に取った。
    著者の苦労と悲しみは、いつかのわたしが経験するものなのだと思いながら読んだ。
    第一章を読んでいるときから涙がどんどん溢れた。

    大事な人

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    2023年01月24日
  • Hマートで泣きながら

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    通勤電車ではぐっと涙を堪えたけど、YouTubeのバンド公式ビデオで彼女とお母さんの写真を交えたPVをみてもう我慢できず。
    エネルギーを遣い果たし、昼メシは韓国料理にしようと思いました。

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    2022年12月13日
  • サンド

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    設定世界が、また凄い。

    果てしなく続く砂漠は、まるで大海原。
    「砂漠」に潜って遺跡を発掘するダイバーの様子は、海洋冒険ドラマのようにスリル満点。
    また、「砂」であることから生じる“じわじわ”とした状態が「海」とは違った独特の緊張感を生み出す。

    砂で覆われたデストピア世界、そこはかつてコロラド州の町があった場所。
    生産力は失われ、生活に必要な物資を砂に埋もれた過去の文明から手繰り寄せる。

    いくら掻き出してもまた埋もれていく生活の閉塞感。
    未来が変わらないということ。

    富裕からの転落、父の突然の失踪、ばらばらになっていく主人公たちの家族が、謎の巨大遺跡「ダンパー」の発見とともに起こった出来

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    2022年07月28日
  • 10代の子どもが育つ魔法の言葉

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    10代は親にとっても子どもにとっても変化の時期。この10代をどう親子で乗り越えられるか。
    10代の子育てについて具体的にアドバイスされているので日々の不安を少しでも解消できます。

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    2009年10月04日
  • 10代の子どもが育つ魔法の言葉

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    プレッシャーをかけすぎると、子どもは疲れてしまう
    厳しいルールを押しつければ、子どもはルールを破る方法を探す
    好き勝手にさせると、子どもは人の気持ちに鈍感になる
    失敗を繰り返すと、子どもは自信を失う
    約束を破られると、子どもは失望を味わう
    否定されると、子どもは苦しむ
    ひとりの人間として大切にされれば、子どもは思いやりのある人間になる
    親を信頼できる子どもは、本当のことを話してくれる
    大らかな家庭に育てば、子どもは考える力をはぐくむ
    先のことを考えて行動できれば、自分の行くべき道が見える
    責任感を育てれば、子どもは自分で考えて行動できるようになる
    親が身体にいい習慣をもっていれば、子どもも自

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    2009年10月04日
  • Hマートで泣きながら

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    読みやすいエッセイだけど、内容がとても重くて後半は特に辛かった。けれども同じくらい韓国料理の魅力も詰まってて読み終わった後はずっと家で韓国料理を作ってました。国は違えど色んな魅力に気付ける素敵な作品でした。

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    2025年09月29日