雨海弘美のレビュー一覧
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これは友達に勧めてもらった本。最初はなかなか流れに乗れなくて読み進められなくて、面白いんかなーなんて疑いを持ってしまったけど。とんでもない。疑うのが愚かな行為だって思わされるほど、親子の関係について、親子の関係にどれ程深く「食」というものが絡み合ってるか、また子への母の愛情の深さ(もちろん、父の愛情...続きを読むPosted by ブクログ
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声をあげて号泣した一冊。父の書斎に置いてあったのを何気なく手に取り読み始めたが、3時間夢中で読み切ってしまった。素晴らしい翻訳による韓国料理の描写にお腹を空かせつつ、もう若くはない自分の両親を大事にしようと思える本だった。
カナダに留学中Hマートにお世話になっていたので、懐かしく感じたり、またルー...続きを読むPosted by ブクログ -
二年前くらいになんとなく聞いていたNPRで紹介されていて、気になっていた本。日本語版が出ているなんて知らなくて、たまたま見つけて即買い。
著者はいわゆる二世で、アメリカ人とのハーフ。
母親は韓国からの移民。
いわゆる反抗期から親との距離は精神的にも肉体的にも離れるが、ある日突然母が末期がんと知る。...続きを読むPosted by ブクログ -
移民であること、故郷とはなにか、属しているものとは、と色々考えさせられるが、著者の母親の闘病生活が辛すぎてしんどくなる人もいると思う、どうしたって自分と母親との関係が重なってしまう しんどいのだけれどグイグイ読ませられる
食べ物とは記憶であり、思い出であり、会話のツールであり、人との繋がりであるも...続きを読むPosted by ブクログ -
先にJapanese Breakfastとして知っていたが、文才もすばらしいとは!過度にエモいわけではない、とてもみずみずしい筆致。
「母親」と「食物」という、人がどうしても逃れられない根源にとことん向き合う若さと勇気と、その先に至った悟りや郷愁のようなものが、作品全体に充満している。さらにそこに...続きを読むPosted by ブクログ -
景色や音楽から記憶が甦り胸がヂリヂリした経験ならあったが味にも同じ効果があるんだなという発見
体がちぎれそうな程の苦しみや悲しみが描かれつつも
こんなに愛しくてたまらない本に出会えた事に感謝
親になんとか元気になってもらえる、喜んでもらえる為にと自分の一生で一番とも言える大きな決心をするというの...続きを読むPosted by ブクログ -
料理や音楽は人と人の関係を繋ぐ存在であり、またセラピーともなりうる
ナミは私の母にはなれないし、私もナミの妹である母にはなれないけれど、その次に大切な人になることはできる
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実家を出て、両親との距離感がうまく掴めるようになった。特に母との関係は、前よりもずっとずっと良くなったし、前よりもさらに母のことが大好きになった。
それなのに、両親は着々と歳をとっていて、私は着々と大人になっていて、いつか両親がいなくなることを否が応でも考えざるを得ない年齢になってしまった。
私が生...続きを読むPosted by ブクログ -
通勤電車ではぐっと涙を堪えたけど、YouTubeのバンド公式ビデオで彼女とお母さんの写真を交えたPVをみてもう我慢できず。
エネルギーを遣い果たし、昼メシは韓国料理にしようと思いました。Posted by ブクログ -
10代は親にとっても子どもにとっても変化の時期。この10代をどう親子で乗り越えられるか。
10代の子育てについて具体的にアドバイスされているので日々の不安を少しでも解消できます。Posted by ブクログ -
プレッシャーをかけすぎると、子どもは疲れてしまう
厳しいルールを押しつければ、子どもはルールを破る方法を探す
好き勝手にさせると、子どもは人の気持ちに鈍感になる
失敗を繰り返すと、子どもは自信を失う
約束を破られると、子どもは失望を味わう
否定されると、子どもは苦しむ
ひとりの人間として大切にされ...続きを読むPosted by ブクログ -
米国の女性ミュージシャンが、韓国人の亡き母を偲んでものしたエッセイをもとに連作小説に。
ちょうど亡母の8回忌に読んでいたので…もう…思春期あたりに断絶があったことも含めて共感の涙涙。
記憶に残る母の味、癌と闘う母のために作る料理、伯母や母友の滋味あふれるごはん…泣きながらおなかがへるのです。
辻仁成...続きを読むPosted by ブクログ -
「友達の友達」は友達より計り知れない価値を秘めている
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ネットワーク理論、6次の隔たり、スモールワールド現象、人的ネットワークなどがテーマの本。Posted by ブクログ