山中俊之のレビュー一覧

  • 「アート」を知ると「世界」が読める

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    アートは哲学と深く結び付いており、その時代背景が反映されている。その歴史・宗教・民族性について一定の教養を身につけた上で、自分なりの問いを持ってアートに向き合うことで、思考の訓練となる。アートを通して問いを抽出し思考することで、VUCAの時代に必要となる自分なりの答えを出す力を養うことは、哲学の教育がない日本人にとってより重要になると思う。
    元外交官で美術系大学教授である筆者が、これまでの経験から感じたことや理解したことを基に、世界各国のアートを素材として、激動の世界を様々な観点から考察するための最低限の知識を提供してくれる1冊。

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    2025年10月04日
  • 教養としての世界の政党

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    2024年は、国際政治の転換点!政治・政策にかかわる人はもちろん、リスクとチャンスを見極めたい投資家や海外ビジネスに携わる人にも有益な情報が満載!ニュースでよく見聞きする「保守って何? リベラルって何?」という基本のキから平易に解説。
    結構な厚みですが、各国のなかなか知らない情勢も幅広く読めて面白い。何となくしか知らなかったイメージの国も、政党ごとに特徴があったり、近年台頭してきている党の話など、時代に即したテーマも多くて勉強になった。すごく深いところまでは無理ですが、ざっくり全体を把握したいという人にはとてもよい入門書。

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    2025年10月01日
  • 世界96カ国で学んだ元外交官が教える ビジネスエリートの必須教養 「世界の民族」超入門

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    ネタバレ

    各国の成り立ちから宗教・民族を考察する本

    【内容メモ】
    ・ヨーロッパ、アメリカ、アフリカなど民族の対立や戦争の背景を説明
    ・筆者の実体験、実際のその国の人の意見が入っているので、納得感あり

    【所感】
    ・世界史に関して、勉強をしていきたい。特にキリスト教はかなり入り乱れているので、学びなおしが必要。
    ・日本に関してもアイヌがいるということを忘れてしまいがちなので、他人事とは思わないように。
    ・本文中で、”エリート”を連呼しているのが、嫌悪感

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    2025年06月13日
  • 世界94カ国で学んだ元外交官が教える ビジネスエリートの必須教養 世界5大宗教入門

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    ユダヤ教とビジネスの関係が興味をそそられた。聞いたことのある神話の起源の人物名などが知識として蓄えられた。

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    2025年03月29日
  • 「アート」を知ると「世界」が読める

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    冒頭はちょっと教訓めいた(知識の押しつけ)感じ。
    途中からそれなりの内容だが、欧米人の見解が正しいというスタンスが見えることに不快感。
    ユダヤの話、ロシア、アフリカなど歴史的背景。
    ただ、いずれも欧米がかつて行ったことの後始末。
    たとえばアフリカに近年台頭している中国などへの対抗からかつて奪取したアート作品を変換する動きに。決して良心からではない、計算ずく。
    日本、香川の直島がアートの島になったのは福武総一郎氏、安藤忠雄氏の尽力によるもの。

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    2025年02月26日
  • 「アート」を知ると「世界」が読める

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    2025.02.18 タイトル通り、世界情勢や歴史とアートの関係性を理解した上で、一部の作品を見ることができた。アートはやはり奥が深くて面白い。

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    2025年02月18日
  • 「アート」を知ると「世界」が読める

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    ヨーロッパを起点としたアートの歴史を、宗教や歴史、それぞれの国の文化、国民性を絡めて、現代のアートまでの道程を分かりやすく解説した一冊。

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    2024年12月26日
  • 世界94カ国で学んだ元外交官が教える ビジネスエリートの必須教養 世界5大宗教入門

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    筆者が言う通り「日本は宗教偏差値が低い」は海外旅行に行くようになってひしひしと実感している
    外国の方と接する機会も多いので「宗教=怖い」の認識は改めないといけない

    「IT企業はヒンドゥー教のジャーティにないから、カーストから脱出するためにインドでIT企業に就職する人が多い」という記述があったが
    同じことを社長が社内ラジオで言っていた

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    2024年11月26日
  • 「アート」を知ると「世界」が読める

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    アートの3つの効用
     コミュニケーションツール 心を動かす 思考をうながす

    時代が激変するときには一つの専門では追いつけない
    ヨーロッパの感性は教育で育まれる、日本人は生まれながら自然を愛でる感性
    アートは感じて考えるもの

    カトリック教会が音楽や絵画を用いて教えを広めた
     ギリシャ彫刻  オペラとイタリア語 母音で終わり伸ばせ音楽に向く
    プロテスタントのドイツ、イギリスは偶像崇拝を禁止 画家や彫刻家が少ない
    シェークスピアが文学から演劇を チャイコフスキーが音楽からバレエを

    直島(瀬戸内国際芸術祭)と妻有(大地の芸術祭)
     日本がアートのプラットフォームに
     

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    2024年11月02日
  • 世界96カ国で学んだ元外交官が教える ビジネスエリートの必須教養 「世界の民族」超入門

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    今まで考えたことの無い目線で他国のことや文化のことを知れるきっかけになった。
    やはり日本人は特に多民族との関わりが薄いので知らないことや気遣いが回りきらないことがあるのだなーとは理解出来たが、それを実践するには経験値や知識が足りないし、場所もなかなかない。
    ので、自分にとって納得できる、腑に落ちるところまでの判断はできなかった。

    ただしって置いた方が良い内容というのは確かだった。

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    2024年05月07日
  • 世界96カ国で学んだ元外交官が教える ビジネスエリートの必須教養 「世界の民族」超入門

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    題名から想像した通りの内容で面白かった。的確な客観的な事実と著者の経験による実証、そして推測。なるほど、、、と頷くしかなかった。

    やはり、日本のテレビでニュースに出てくる内容だけでは理解できていないことが多い。人種、民族(歴史、文化、宗教を同一にしている人間の集まり)、地理的条件、それらが時間と共に動いている。今もOn goingなのだ。

    かなり長期的なスパンで俯瞰できるのなら全世界が同一化していきそうなものだが、そうはならないであろう。残念ながら、少なくとも自分が生きている間はこの本に書かれている状況は変わらない。

    過去数年間滞在したことがあるのは米国とアイルランド。数日間滞在した国で

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    2023年02月20日
  • 世界96カ国をまわった元外交官が教える 外国人にささる日本史12のツボ

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    日本史といえば、どうしても戦国時代や幕末といった、私たち日本人が盛り上がるネタを思い浮かべてしまうが、海外の人からするとそれらはそれほど重要な内容では無い。

    むしろ、八百万の神に代表される日本の信仰、1500年続く天皇家、禅の成り立ち、ハイレベルな経済や教育を生み出した江戸時代、そして世界的な画家葛飾北斎に代表される浮世絵、落語や歌舞伎などの演劇にこそ、興味が向いている。

    恐らく、彼ら自身が大切にしているものであり、それらが日本でどうなっているのか、またどうしてそうなっているのか、という比較論で語られているからだと思うが、これらのポイントを押さえておくことは大切。

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    2022年04月09日
  • 世界96カ国をまわった元外交官が教える 外国人にささる日本史12のツボ

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    著者は元外交官で世界と日本の歴史に関するセミナーの講師。
    ありがたいことに日本のことを好意的に受けとる英国人はすごく多い。来日したことがある人は別だが、大多数の人は具体的に何かを知ってるわけてわはなくて「何となく良いイメージがある」というのが率直なところ。そこで気の利いたセリフが返せない自分がもどかしい。
    本書では著者の体験をもとに外国人受けをすることを解説する。ポイントは外国人と日本人の琴線は微妙に異なること。例えば日本人が戦国時代や幕末が好きな人が多いが、外国人は芸術や宗教観に興味を持つ。
    こういった知識を引き出しに持ち、効果的に使えればよりよい意思疎通ができるのだろう。これがまた難しいの

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    2022年04月03日
  • 世界94カ国で学んだ元外交官が教える ビジネスエリートの必須教養 世界5大宗教入門

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    世界のメジャー宗教を理解し、海外の場で適切な振る舞いができることも大切だが、日本人として、自国の宗教観を説明できるようになっておくこともとても大切。

    日本人の宗教観は説明が難しいものの、神道や古来の土着信仰がアミニズム的なものであり、八百万の神に代表されるように、全てのものに神や魂が宿っているという考え方。

    その他、ヒンドゥー教はインド人の宗教でありながら、インド人すらも完全に理解しておらず、仏教すらもヒンドゥー教の一派とみなすほどの懐の深さ。

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    2022年03月20日
  • 日本人の9割は正しい自己紹介を知らない 世界標準の仕事プロトコールの教科書

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    世界標準の自己紹介を作ろうと思い、読んでみました。
    パーティーに出席する機会は、ほとんどありませんが。。。

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    2022年03月07日
  • 世界96カ国で学んだ元外交官が教える ビジネスエリートの必須教養 「世界の民族」超入門

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    国際状況を理解するにあたり、地政学と呼ばれる歴史と地理の混合的な学問への理解は必要不可欠。

    その中でも宗教や民族は、地政学の要であり、また今日の紛争や戦争の要因となっていることも多い、重要なテーマである。

    本作は、一つ一つの民族についてはさらっとではあるが、世界を俯瞰する形で触れられており、入門書としては非常に良い書籍ではないかと思う。

    前提知識があったこともあり、また全世界をカバーするとなると不可避ではあるが、やや冗長な印象も受けたが、内容はそれを上回る価値があると感じた。

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    2022年02月18日
  • 世界94カ国で学んだ元外交官が教える ビジネスエリートの必須教養 世界5大宗教入門

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    宗教に興味を持ち始め、読みました。
    歴史の知識が浅い自分には少し辛いとこもあったが、5大宗教の歴史やそれぞれの関係などがしっかりと書かれていてためになった。
    図などが入っていたらよりわかりやすかったかも。

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    2021年09月21日
  • 世界96カ国をまわった元外交官が教える 外国人にささる日本史12のツボ

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    外国人が関心を寄せる日本史のテーマは、日本人が好むそれとは大きく異なる! 多くの国を訪れた元外交官が、海外の人々を魅了する日本ならではの文化・歴史を紹介した書籍。

    日本には古代から、自然に神が宿っていると考える宗教観があり、自然は崇拝する対象だった。一方、キリスト教など一神教文化では、自然は人間によって支配されるものと考える。

    日本の神道は、自然崇拝と儒教由来の祖先崇拝の両面から発展していった。さらに、この神道と後に伝来した仏教とが習合し、日本人の宗教観が形成された。

    アップルの創設者スティーブ=ジョブズなど、禅に関心を寄せる外国人は多い。それは、徹底的に無駄を省くことで本質に迫ろうとす

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    2021年08月22日
  • 世界96カ国をまわった元外交官が教える 外国人にささる日本史12のツボ

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    この本を読むと日本人目線と外国人目線の日本の魅力の違いを理解することができる。

    特に印象深いところは、江戸時代の日本の教育水準の高さ。ザビエルも大変驚いたと言う。

    天皇制についても、外国人からすると興味深いようだ。

    私も外国に行くと、現地では当たり前のことが、とても新鮮に感じる。

    はじめから異文化を体験することも大事だが、自分の国の歴史をもう一度学習してから、体験するのも面白い。

    ジョン万次郎、浮世絵、縄文時代の男女平等など、
    興味深い記事も沢山ある。

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    2020年10月17日
  • 世界94カ国で学んだ元外交官が教える ビジネスエリートの必須教養 世界5大宗教入門

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    ビジネスパーソンに必須の知識として宗教を挙げ、キリスト教をはじめとして世界5大宗教の基礎が学べる内容。
    とかく日本人にとっては、宗教へのなじみは薄いが、改めて本書を読むとその必要性を感じる。
    主に外国人とコミュニケーションする際に、変な地雷を踏まないようにする意味でも重要。
    それぞれの宗教に関してもっと詳しく知りたくなった。

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    2020年04月20日