中屋敷均のレビュー一覧

  • ウイルスは生きている

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    ウイルスとは何か、今まさに世の中を惨禍に巻き込んでいる新型コロナとは何か、なぜ生まれたのか、何者なのか、、よくわかる。

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    2020年04月11日
  • 科学と非科学 その正体を探る

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    ▼新しい概念とは
    ■一人の夢から生まれたものが、社会に認められて、科学理論の体系の一部となったもの

    ■新しい概念は、今の常識という前提では想定しないものが多い
    だからこそ、正しさだけでなく分かりやすさが重要

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    2020年01月01日
  • 科学と非科学 その正体を探る

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    世界は科学的に説明できる部分もあるし、科学ではまだ説明できない部分もある。科学で説明できる範囲は限定されるし、それまで非科学的とみなされていた事象を科学的に説明できるようになった部分もある。

    分子生物学者である著者は、科学と非科学の境界は絶えず、行きつ戻りつするのだと言う。それは、科学的知見は常に検証、修正が行われ、より確からしい理論へと改善されていくと言うことだ。しかし、それが即ち、科学は日々アップデートされ、世界をより正確に説明するようになってきているかと言うと、そう単純でもない。

    「科学的」だとか「非科学的」だという表現は一般的に使われている。いわゆる「科学的」とされるものは客観的に

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    2019年10月16日
  • 科学と非科学 その正体を探る

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    中屋敷均(1964年~)は、神戸大学大学院教授で、植物・菌類ウイルス研究を専門とする分子生物学者。
    本書は、講談社のPR誌「本」に2018年1~12月に連載された「科学と非科学~その間にあるもの」をもとに、再構成・加筆修正されたもの。
    内容は、著者によれば、学術書では書くことが難しい、「科学と非科学のはざま、言うならば、「光」と「闇」の間にある、様々な「薄闇」に焦点を当て」て、著書の思いをエッセイ風に綴ったものである。
    第一部では、「科学的」とは何なのか? 「科学」が立っている基盤とはどういうものか? 現代社会において「科学」に求められていることは何なのか? 「科学」に100%の信頼性を求める

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    2019年04月30日
  • ウイルスは生きている

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    どちらかというと生物ではないという意見が主流なウイルスであるが、生物の進化はもちろん、さまざまな生命活動に密接に関わっており、それ自体も生命につながる存在であるからウイルスは生きているんだ!という主張と思われます。

    なんとも言えないけど、ウイルスに関する様々な話がとても興味深く、この宇宙は何でこんな複雑な仕組みを矛盾なく作りあげたんだろうと空恐ろしくなります。

    この世界は人間には解けない謎が多過ぎる。

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    2018年09月26日
  • 生命のからくり

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    『ウイルスは生きている』からの流れでもう1冊読んでみました。科学史や最新学説の解説ではなくしばしばやや哲学的に「生命とは何なのか」「生命に特徴的なこととは何か」を考えることが本書のテーマです。

    読んでいて印象に残ったのは2点。まず1点目は「化学進化説」を前提とし、無機物と有機物、ウイルスと細胞を持つ生物、「独立」して生きる生物とそうでないものとの間に、本質的な線引きなど不可能であること、また「進化」というのが能動的な過程などではなく「淘汰」と「偶然」の積み重ねによる結果論でしかないことを強調する筆者にとっても、生命の「進化」の過程の記述は目的論的なものとならざるをえないことです。「生命」を論

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    2016年11月30日
  • 生命のからくり

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    それなりに高度な内容だが文章が読みやすい。DNAやウィルスといった、なんとなくわかったつもりになっているけど、じつはよくわかっていないものを説明してくれる名著。

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    2016年11月13日
  • ウイルスは生きている

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    ウィルスは結晶化もするが、寄生主の環境を使って自己生産も出来るし、進化もできる「生物」である。

    生物のあり方は非常に幅広く、共棲や寄生、環境依存まで含めれば個体という定義すらあいまいとなる。
    昨今流行りの腸内環境を見れば、体内に寄生する微生物のDNAは寄生主の人体が持つDNAよりも多いし、細胞内に寄生するミトコンドリアがなければ生体活動が成り立たないのだから。

    奥深い内容が興味深く、かつ簡潔にまとめられている良書である。

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    2016年10月14日
  • ウイルスは生きている

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    ウイルスは生物ではないと言われるが、本書では、ウイルスの構造や特徴を紹介するとともに、生物とは何か、ウイルスを生物と定義することの可能性など、生物の要件といった問題に説明を広げている。
    著者が主張するように、生物と生物もどきとの境界は曖昧で、これという「生物」の必須要素はなさそうだし、仮に境界線を引いてみても、それをまたいでしまうようなものの発見は今後も続くかもしれない。

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    2016年07月05日
  • ウイルスは生きている

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    これまでウイルスと生物の間には様々な二項対立的境界が引かれてきた。エネルギー代謝を行うか否か、独立した自己複製能や進化能を有するか否か…。本書は様々な事例を挙げながら、これらの分類の科学的根拠が極めて怪しいことを指摘してゆく。紹介されているウイルスや他の生物の振る舞いは意外性に満ち、これまで一般的とされてきた生物観がいかに特定の価値観に縛られていたかを驚きを持って知らしめてくれる。またそれにも増して、生物学的な意味での「自己」と「外部環境=他者」の境界のあやふやさについても興味深い示唆が得られるのが本書の醍醐味。ウイルスについて考えることは、「自分とは何か」について考えることでもあるのだ。なお

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    2016年06月04日
  • ウイルスは生きている

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    ネタバレ

    恐ろしい病気の元と思っていたが、こおん本を読むと昔から生物はウイルスと共生してきたらしい。人間もウイルスによって進化したという。現在も体内にウイルスは住んでいて生命活動の手助けをしている。もちろん、人を殺すウイルスもいるがそれは絶対数からいうと少ない。
    ウイルスという漠然として持っていた概念を崩す一冊だ。

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    2016年05月10日
  • 生命のからくり

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    一定の専門性を確保しつつ、明確なモチーフ(有用情報の漸進的蓄積。保存と変化)を下敷きに、一書がものされている。とりわけ最後のDNAから文明論にいたる考察は深い。

    生命の起源に関する記述はよくあるもので、かつ少なめ。

    ・単純な競争で考えると無性生殖のほうが有利である場合が圧倒的に多い。
    ・有性生殖による全ゲノムのシャッフリングは、組み合わせによる多様性の創出であり、それ自体には遺伝子の突然変異を必要としないため、例外的なものを除けば、致死性は生じない。
    ・より広く考えれば、「生命」という現象にとっては、個体とは何か、個体の独立とは何か、あるいは種とは何か、もっと言えば種が絶滅したのか存続して

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    2016年03月10日
  • 生命のからくり

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    「生命」の持つ根源的なシステムについて、分子生物学の最先端の知見を踏まえて考察している。
    著者はまず、生命と非生命の境界について、細胞内小器官(葉緑体、ミトコンドリア等)、細胞内共生細菌、巨大ウイルス等を例に、細胞膜の有無、他の生物への依存関係の有無、ゲノムサイズ・遺伝子数等の観点から考察し、「そこになんらかの明確な区切りを引くことはきわめて困難である」が、これらの例の「「生き様」は、所謂、ある「一つの現象」が多様な環境に適応して姿を変えているだけに過ぎない」と述べる。
    そして、「一つの現象」の本質とは、「自分と同じものを作ること(=情報の保存)」と「自分と違うものを作ること(=情報の変革)」

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    2016年01月11日
  • 生命のからくり

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    生物進化以前の化学進化が始まった原始の地球から現在の極まで、姿かたちを変えながらも心臓の鼓動のように、時を超えて生命の営みを動かし続けてきた動作原理は、生命の三つ「自分と同じものを作る」という性質と「自分と違うものを作る」という性質、その相克と葛藤が織りなすリズムである。そのような著者の生命観を科学的な知見に基づき述べられた著作。
    この動作原理に基づき、無機質な分子から生命が生まれ、人類にまで進化していった原理を考察し、さらには「情報の蓄積システム」という意味では文字情報を基本とした人間による文明も同じ原理に基づき発展してきたと解く。

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    2014年10月19日
  • わからない世界と向き合うために

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    2025年中学入試最多出題とのこと。
    入試の国語の長文問題が大好きだったので、ぜひ読んでみたいと思って手に取りました。

    タイトルになっている「わからない世界」とどう向き合えばいいのかが著者の経験をまじえ分かりやすく書かれています。
    人生は不確かな事象に溢れています。地震などの災害を予測することは困難ですし、どこに就職したらいいのか、誰と結婚したらいいのか…など人生に正解はありません。
    著者は「絶対に正しい選択など誰にもできない。私たちにできることは、ベストの選択をすることではなく、自分の選択をベストにするように生きていくだけです」といいます。
    そして、自分の選択をベストにするためにコツコツと

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    2026年03月17日
  • わからない世界と向き合うために

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    2025年に中学入試国語出題数No.1作品だそうです。
    確かに国語の問題で出そうな感じの内容の本です。
    他の方も感想に書かれていたのですが、政治的にちょっと強いところがあり、中高生にこれを純粋におすすめするのはどうかと個人的に思う部分もありました。
    落ちてくる卵焼き(p159)の箇所が印象的。
    「目先の損得や状況の変化に惑わされず、ずっと揺るがず心に持ち続けること。そして絶えずそれに向けた努力を続けること。そうして「卵焼き」が落ちてくるのを待ち続けること。それが「信じる」という行為なのだと思っている。」
    卵焼きが落ちてくるって、なんだろうって、読んでいない人は思うかもしれませんが、チャンスがく

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    2026年03月11日
  • わからない世界と向き合うために

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    途中生物の話ばかりになってしまって少し飛ばし読みしてしまった。
    リスクのない選択肢はない。ベストの選択をするのではなく、自分の選択をベストにするように生きていくこと。
    ホメオスタシス=恒常性が我々の中にあり、幸せも悲しみも全て慣れてしまう。なので常に求め続けるが、それもまた発展を続ける生命の本質。

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    2026年01月24日
  • わからない世界と向き合うために

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    生物の世界を引き合いに出しながら、この世の行く末を案じていた。
    いつ来るかわからないチャンスをつかむために、日頃から準備をしておくことが大事だというところが心に残った。
    私が学校で習った時の生物の知識からは、随分と進んだ新しい見識が得られて、良かった。

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    2025年09月10日
  • わからない世界と向き合うために

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    無謀じゃダメだし、臆病でもいけない!
    消えない不安の中で、自分を見失わないために、大切なことを届けたい。(紹介文より)
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    農学博士である筆者が、科学/非科学の二項対立に陥ることなく人生や社会について書いているエッセイ。
    文学の引用があったり、遺伝子の話があったり、ご自身の想い出があったり、エッセイと言いつつも随所に知識が詰め込まれた不思議な読後感。
    すぐに正解を求めたり、効率重視を良しとする世の中に、やんわり警鐘を鳴らしている。バランスと余裕を持って世の中を見つめている内容。

    ・「自分で選ぶ」大切さ
    ・世界は本当はとても複雑、効率がすべてではない
    ・「他人の

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    2025年07月12日
  • わからない世界と向き合うために

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    先のことは本当にわからない。でもその見えない闇のようなものと向き合うことに、生きていく意味が、本当はあるのかもしれない。そんなことも思うのです。(「はじめに」より)
    日本人のDNAはどこにルーツがあるのか?現代の日本人のあり方考え方に著者が自身の思い出を絡めて疑問を投げかけている。

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    2025年01月16日