中屋敷均のレビュー一覧

  • わからない世界と向き合うために

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    大学で指導する学生に勧められる本じゃないかなぁと思って買ってみた。
    3章はエッセイっぽい。
    1,2章は学生に「考えさせる」という意味では有益そう。

    OECDの調査で、
    「批判的に考える必要がある課題を与える」、また「明らかな解決法が存在しない課題を提示する」といった、自力で考えるための教育が日本ではほとんど行われていない
    そう。

    「教える側が想定している「正解」に早くたどり着く能力をつけさせる」ことだけが教育ではないよなぁと、一応教鞭をとっているものとしては思う次第。

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    2024年03月28日
  • 遺伝子とは何か? 現代生命科学の新たな謎

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    ヒポクラテスからはじまる生殖と遺伝の研究の歴史を振り返ることができて大変興味深かった。初学者にとっては途中分からない用語が多数出てくるが、それらを知らなくても読み進めることは可能で、大きな流れを簡潔に理解できる。用語を調べつつ、細部の理解を深めながら再度読み返したい。

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    2023年05月31日
  • ウイルスは生きている

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    ウイルスが生物の進化にかなり関わっているというむちゃくちゃ興味深い事実

    腸内細菌も人にとって重要であることはよく知られてるけど、ウイルスは細菌に感染して細菌のDNAを変えているなんて知らんかった

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    2023年02月19日
  • 科学と非科学 その正体を探る

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    面白い所もある。
    本書を読んで、この読後感はなんだろうかと考えていたが、非常に似たモノを思いついた。ブログである。
    それぞれの項はそれなりに興味のひく内容から、退屈で斜め読みした部分もあった。しかしそれらの内容はタイトルとは連携してはいるが、最終的に筆者の伝えたい事が全体として真を捉えているかというとそんな事はない。
    冒頭の項ではある程度のまとまった形となっていたが、途中からは編集者も読んでいないのかもしれない。
    より深い推敲を加えた筆者の本が読みたい。

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    2021年10月24日
  • ウイルスは生きている

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    新型コロナウィルスの感染騒ぎにつられて本書を読んだ。
    肝心なウィルスの説明はなかなか難解だが、ウィルスとは何か、細菌との違いは何かが分かった気がする。特に私には序章と終章が大変味わい深かった。「ヒトとしての生」と「人としての生」なるほど。

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    2020年03月23日
  • 科学と非科学 その正体を探る

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    filerの紹介で興味持ち購入。
    後半、大学の研究に柔軟性が無くなることが、科学的な発想に影響を与えるという問題提起が一理あると思う一方、終盤の話など若干科学から外れるところもあり、何とも不思議な印象を残して読み終えた。あとがきでエッセイ的な本を書く…ということが書いてあり、ちょっと納得した。
    本書の内容からはズレるかもしれないが、原発への考えの具体的なところをもう少し聞きたいと思った。

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    2019年12月03日
  • 科学と非科学 その正体を探る

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    ・科学は科学的でも、それを使う人間によって非科学となる。
    ・人間は「有限」の試行回数で、世界を理解するために生み出した知恵が「科学的」と呼ばれている手法。その網からもれてしまうリスクが常に存在する。
    ・自分の分野について何でも知っているという顔をする専門家は信用するに足らない。どこまでが分かっていて、どこからかは分かっていないことなのか、きちんと説明できるのが本当の専門家。

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    2020年01月19日
  • 科学と非科学 その正体を探る

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    科学的な「姿勢」と現代科学の限界について。複雑性を扱う新たな学問を学ぶ人は読むといいかも。前半は得るものが多かったが、後半部分は著者の思想が多分に含まれているので、肩の力を抜いてエッセイとして読むのが良い。

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    2019年08月15日
  • ウイルスは生きている

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    ●ウイルスが、人間をはじめとした様々な生物を進化させてきたのだといった話は、それほど突飛なことではないのだと感じた。

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    2018年11月01日
  • ウイルスは生きている

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    細菌とウイルスの違いは細胞を持っているか否かである、細胞を持たないウイルスは自己複製が出来ないため、いまのところの常識では生物と無生物の中間的な存在とされている。

    ウイルスと言えばスペイン風邪やエボラ出血熱の様に、大量に人間を殺す恐ろしい存在というイメージが強い。しかし感染を繰り返すうちに毒性は徐々に弱まるそうだ、なぜなら宿主が絶滅してしまってはウイルス自身も死滅してしまうからだ。

    またヘルペスウイルスは、宿主の免疫力が落ちると口唇ヘルペスを発症させてしまうが、リステリア菌やペスト菌に対しては、天然のワクチンの役割も果たしているらしい。実はウイルスたちも生き残るため、宿主のご機嫌を伺いなが

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    2016年09月20日
  • ウイルスは生きている

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     以前「生物と無生物のあいだ」を読んだとき、細胞の振舞は人間社会に似ていると感じた。

     本作の帯には「『生物と無生物のあいだ』から9年、新たなる科学ミステリーの傑作が誕生!」という文句が気になって買ってしまった。


     本作の主役は「ウイルス」だ。ウイルスは生物ではないというのが通説だが、著者はウィルスは生きているとしか思えないと考える。

     ウィルスの95%はタンパク質、残り5%がRNAである。

     生物とは言えない分子構造だが、生物が生きていくのになくてはならないものである。

     そもそもまず、生物とは何なのか、という定義に疑問を呈している。


     細胞の振舞は人間社会に似ていると書いた

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    2016年08月29日
  • ウイルスは生きている

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    ネタバレ

    ヒトゲノムのうち、タンパク質をコードしている部分は1.5%に過ぎない。一方、ウイルスや転移因子はヒトゲノムで増殖を繰りかえし、45%もの領域を占めている。ヒトのゲノムとは一体誰のものなのか?
    また、キャプシドを持たないウイルスというものも最近は報告されており、ウイルスと他の生命との境界もゆらぎつつある
    パンドラウイルスなどは2556個の遺伝子中2370個が他の生物との類似性がなく、全く新たな生物にあたるという見解もある

    ・一般にウイルスの毒性は徐々に弱まる。スペイン風邪の毒性もパンデミックの発生から数年で大きく低下したことが知られている。弱毒化によって感染した宿主が行動する時間が長くなればそ

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    2016年06月18日
  • ウイルスは生きている

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    ネタバレ

     本書はその名の通り、ウイルスは「生きている」と主張しています。そのため、著者はまず生命の特徴は何かを明確にしています。
     著者は生命の特徴として「ダーウィン進化」をするか否かを挙げています。DNA等の突然変異により、他の個体と少しの変化を持たせて、自然淘汰により、環境に適用する個体のみが残っていくことを指し、ウイルスも当てはまるため、生きているのではと主張しています。
     ただ、DNA等の変化は外的要因等により起こるものだと思うのですが、基本的には元通りに修復されるもので、間違った修復は確率的にしか起こらないので、この定義だと、生命は神にサイコロを振られている存在なのかと考えてしまいました。

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    2016年05月05日
  • 生命のからくり

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    生命のからくり、という本だが、あまり印象に残らない本。先日読んだ『生命誕生』の方がよかった。
    最後に陰陽道やら、宇宙開闢以来のリズム、などを無駄に持ちだしてくるのでさらに評価が下がる。

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    2014年08月17日
  • 生命のからくり

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    このような生命の起源、生命とは何かという深遠なテーマについて、専門の研究者が記した書籍は最近少なくない。
    中でも福岡伸一氏が、このテーマでは競合する著者になるのではないかと思う。

    結論から言えば、福岡伸一氏とおおまかに言って結論は同じであるが、本書の方がやや専門的。難解なテクニカルタームについては章末に解説が記載されているが、解説する気が無い笑
    例)アミノアシルトランスフェラーゼ:tRNAの3末端にアミノ酸を結合させる反応を担う酵素
    まぁ、読みても専門家ではないし、テクニカルタームをいちいち解説していたら何の本かわからなくなってしまうので、いたしかたない。

    本書の内容に話を戻すと、生命のか

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    2014年07月16日