中屋敷均のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
細胞をもたない単純な姿のため非生物とされがちなウイルス。しかし「細胞」をもつとは言い難い共生細菌や遺伝子数が千を超える巨大ウイルスの発見で境界はぐらついてるとか。
ウイルスとは何か,生命とは何かを問いかけるために提出された極めて重要な概念を「丸刈りのパラドックス」と呼んだり,なかなか親しみやすく書かれてる。なぜ「禿頭のパラドックス」にしなかったのかがちょっとだけ気になるけど(笑)
“「ある中学生の髪がどこまで伸びたら丸刈りでなくなるのか」という問題を、本書では「丸刈りのパラドックス」と呼ぶことにする”p.56
タンパク質を作るリボソームを高性能3Dプリンターに喩えたり,導入部分での比喩も分か -
Posted by ブクログ
ありきたりな表現で恐縮ですが、非常に興味深いものでした。生命は美しい、今、起きている様々な苦難も、驚くべきことも、ノイズのように見えることも、すべては生命の大きなリズムと流れの中にある。そういうことを思い浮かべました。
核酸に内包された情報の保存と情報の変革のサイクルが機能し始めた時、「情報の蓄積システム」が地球上に現れ、それが「生命という現象」であり、最初の情報革命であった、そして、地球上の生物のうち、人類が文字情報を獲得し、保存と変革のサイクルを手中にしたとき、第2の情報革命が起きたとする本書は、人類の文明の歴史の中に、生命、DNAが刻むリズムに由来する何かを見てとります。本書が解き明か -
Posted by ブクログ
ネタバレ科学が発達した21世紀においても、解明できないこと、思いもよらないことが起こる。
生物学者の著者が、若い世代のに向けて
予期せぬことが起こる、消えない不安の中で自分を見失わないための大切なことを、
自身の経験や、生物学的視点から書かれた一冊。
最後の、著者が小学生の時の友達のこと、
「楽しい時間は一瞬で過ぎ去る」の一節で不意に泣いてしまった。
全体としては、次から次へと議題がふわっと出て来て、淡々と持論を述べていく印象なのですが、最後の章だけ何となく感傷的。
経済のところはトランプ政権のことも思い起こされ、必ずしも賛同しきれないところもありつつ。
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購入済み
すごい学びができる
正直理解できないレベルの内容でしたが、80年代の生物学では想像できなかった常識が多く学べて、感動しました。RNA ワクチンや狂牛病、アルツハイマーなどにもつながるように思います。セントラルドグマのリセットができました。