田中相のレビュー一覧

  • 千年万年りんごの子(3)

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    林檎の樹の神様のもとへ嫁入りが決まってしまったらどしよもないんだよ。って運命に逆らって、逆らって逆らって逆らったけれど。相手は神様で、こちらはただのちっぽけな人間で。諦めるしかなくて。代わりたくても代わらせるわけにはいかなくて。誰もが大切で。
    とね。本編は結局抗えないままで。
    ハッピーエンドになっててもね。どうかなぁ。無理感があるかなぁ。とは思うんだけど。悲しかった。から4。なんだけど、おまけの番外。雪之丞さんの子供のころ。捨て子で、拾ってくれた現・両親に嫌われたくなくて必死な雪之丞と、必死になる子を見て必死にさせてしまう自分を悔やむ母がお互いを求めあえた瞬間の話が泣けたので5。大事で大切な思

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    2014年08月14日
  • 地上はポケットの中の庭

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    今まで読んだ短編集の漫画の中で、ダントツ一位の作品です。普通の漫画は捨てますが、これは今でも取っておいてあります。
    まずは、読んでみてください。特に、高校〜大学生くらいにオススメしますが、大人が読んでも面白いです。人間がよくかけてると思います。

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    2014年07月23日
  • 千年万年りんごの子(3)

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    最終巻。こんな漫画初めて。最初からまた読み返したい。純文学とか伝統とか神話とか好きな人は面白く読めると思います。表情とかもグッとくる。温度がある。

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    2014年07月03日
  • 千年万年りんごの子(3)

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    わかってたけどさー。
    なんとなく結末はこうだろって想像してたけど・・・
    やっぱ悲しいよ。
    そんなぁ~~って思うよ。
    せっかく通じ合えたのに、始まりではなく
    終わりだなんてね。

    うぅ。。。。

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    2014年04月23日
  • 千年万年りんごの子(3)

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    禍ツ神でもあり、豊穣の神でもある『おぼすな様』。それは、この村を取り巻く自然の姿そのもの。
    なぜ贄を欲しがるのかと問うても、なぜ嵐がくるのか、なぜ大雪を降らすのか、なぜ地震を起こすのか…それらを問うても仕方のないように、人知の及ばない神の所業なのです。
    それでも諦めることが出来ず、どんな犠牲を払おうとも神に抗おうとする雪之丞。大切な人を喪い無力さに打ちのめされても、地に足をつけこの村で生きて行きます。
    失ったものは大きかったけれど、得たものもまた多かったのだ…そう思いたいですね。

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    2014年04月17日
  • 千年万年りんごの子(3)

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    いつまでも胸に鈍くて切ない痛みを残す結末。
    こんなふうに誰かを愛せることが1番の幸せ
    なんだろうなって思えます。満足です。

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    2014年03月22日
  • 千年万年りんごの子(3)

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    終わってしまうのが残念です。雪之丞さんの朝日への思いの変化が始めと比べると大きくなっていることがよく分かりました。でも、2人とも救われておぼなす様の伝承も消える、という都合の良い話はやはりなくて、妙にリアルに感じられました

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    2014年03月12日
  • 千年万年りんごの子(3)

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    なしてもう終わってまるのー!!まぁでも主人公が捨て子だった設定も回収されてて、物語としてはきちんと閉じられていたように思う。もっと読みたかった。

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    2014年03月09日
  • 地上はポケットの中の庭

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    この人すごいなあ、としみじみ思う。絵は上手く個性もあるし、物語の組み立ても秀逸! 人情の機微も、人間心理の様々も見事に描き切っています。オススメ‼︎

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    2014年02月26日
  • 千年万年りんごの子(2)

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    これはオモシロイね〜ま、よくある設定なんだけど、今後の展開にチョー期待!!ただ単に個人的にこういうジャンルが大好物なだけなんだけどw でもこういう土着信仰モノは興味と想像力を掻き立てられるわ〜♪

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    2014年02月02日
  • 千年万年りんごの子(2)

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    ....二巻が出ていたのに気がつきませんでした....

    だがやっぱり面白いっ!
    1巻よりも(当たり前かもしれませんが)より感情移入が出来ますし、第1話の眉間にしわを寄せた朝日さんを思い出すと可愛くて仕方がないと思えるシーンもw


    いやこの田中相という作家さん.....

    ほんと素晴らしいなぁ。

    売れてほしいなぁ。

    一杯作品を読ませてもらいたいなぁ......と心から思える方ですよね。


    続きがたのしみです。

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    2013年12月07日
  • 地上はポケットの中の庭

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    丁寧で優しい不思議な短編集。画風は久井諒子さんに似てるけど、少し荒削りなような。でも、こういう無駄のない線画は大好き。これぞ漫画的漫画。
    物語の一つ一つの季節感だとか、植物の多様さ、それらがいっぱいに詰まったひとつの庭のような一冊でした!
    大事にしたい。

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    2013年11月10日
  • 千年万年りんごの子(2)

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    ネタバレ

    東京でのふたりがかわいらしく仲睦まじく描かれていて、
    だからこそ戻る列車の見開きの黒いページが、真っ暗に見える
    真っ暗い青森へ急ぎ帰ってしまう。。。

    繊細な白と黒の世界 この方の作品はカラーより断然モノクロの絵が好きです
    この細い線で編まれるお話が 真っ黒な行き先でありませんように!

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    2013年08月17日
  • 千年万年りんごの子(2)

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    りんご農園で暮らす夫婦のほのぼの話。
    かと思ったらそうではなかった。


    お見合いで結婚した朝日と雪之丞。
    東京に住んでいた雪之丞は朝日の実家のある青森、りんご農園が盛んな村に婿入りする。

    お互いの利害関係により、特に恋愛感情もなく結婚した二人だったが、共に働き、生活をしていく内に徐々に心を通わせていく。

    そんなある日、朝日が村の言い伝えにある、食べてはいけないリンゴを食べてしまい、、、、みたいな。

    村+言い伝え=うすら怖い
    物語全体はほんわかしているから余計に怖い。

    ああ、でも全然ホラー的な要素はないです。
    人との繋がりとは?って感じの切ない良い話だと思います。

    できればハッピーエ

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    2013年07月15日
  • 千年万年りんごの子(2)

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    すんごいマンガに出会ってしまった・・・という印象。
    どうなっていくのか気になって気になってしかたない。
    そして、二人が心から好きあって幸せになってほしいと
    心から願う。

    迷信、言い伝え、しきたり・・・そんなものに振り回されることなく
    どうかどうか幸せになって・・・・

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    2013年06月22日
  • 千年万年りんごの子(2)

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    古いりんごの村に伝わる伝説を題材にしたファンタジー。迷信のひとことで片付けられてしまいそうなことだけれど、深い自然に包まれた村で実際に起こる数々の不思議、そこに昔の不条理な村社会の描写が妙な真実味をもたせて、まるで別世界のように思わせる。
    あと、主人公のお嫁さんが、小さくて素直でとても可愛い。おもしろい!

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    2013年06月09日
  • 千年万年りんごの子(2)

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    村の古い因習のはなしなのに、このお互いがお互いを監視し合うような狭い関係性の息苦しい空気が現代にも通じるような気がしてくる。
    恐ろしいと感ずるもの、理解不能なものを悪と決めつけ、蓋をし、理解しようとする者を排除するーという行為は、遠い土地だけのものではない。
    現代の都会にも、そこいら中に転がっていると思う。

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    2013年05月26日
  • 千年万年りんごの子(2)

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    最近、夫婦マンガ多くてリアルさに共感するけど、もう、これは、別次元。時代や土地、降りかかる出来事が非日常であることを考えると当たり前なんだけど・・・尊い。

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    2013年05月12日
  • 千年万年りんごの子(2)

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    丸善で、もうそろそろ出てるんじゃ...って話てたら発見。東京駅の地下のカフェで読んだ。
    どんどん引き込まれて、そして読み終えると切なさが残る。
    でもテンポも出るスピードも遅いので、ちょっと歯痒い。

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    2013年05月08日
  • 千年万年りんごの子(2)

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    ネタバレ

    おもしろいマンガってどんどん読み進めたくなるけど、もちろんこれもそうなったけど、あえてじっくりゆっくり読んだ。

    3巻が2014年3月発売予定と恐ろしいほど遠い。けれどこの物語のスピードに合ってる気もする(偶然だろうけど)。
    あんまりポンポン進んじゃうのも、こちらがやきもきするかもしれない。朝日の「嫁にいってしまうその日のための準備」がどんどん進んでしまうから。
    じゃあ本誌を読んでる人はどうなんだって話になっちゃうけど(笑)
    それでもこう思ってしまう、「迎えたくないその日が来てしまうならすこしでも遅く、そしてそれまでに雪之丞が何かを解き明かしてくれたら」と。

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    2013年05月08日