田中相のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
短い作品ながら、生への慈しみにあふれた自然風景の描写、遥かな過去と未来を見通すような深い作品世界、読み返すたびに泣けてくる名作です。
神の嫁として村の女子を人身御供に出すという神話の世界を現実に生きる人々の物語として蘇らせるために、1970年代初頭の青森の村を舞台に設定したところに、まず唸らされる。まだ土葬の風習を保ち、「おぼすなさま」のしきたりに縛られている村は、一方では日本全体が高度経済成長に突き進む中で、りんご価格の暴落と品種一斉改良を迫られている。この村で育った「りんごの子」である朝日と、東京の理学部を出て入り婿にやってくる雪之丞の夫婦が迫られる困難な選択は、二つの異なる原理にもとづく -
購入済み
良かった
タイトルから内容が想像できなかったが、引き込まれ行く予想外の展開が良かった。繊細な絵も自分好みであったのでアッと言う間に読了した。痛快なアクションものやバイオレンスもの以外で久しぶりに面白いものを読んだ。
-
購入済み
紙の本で買うべき作品
一つ一つの線や構図がとても美しい作品なので
スマホの小さな画面で読んでしまったのを後悔しました。
紙の本で改めて最後まで読もうと思います。
電子書籍なら大きな画面をお勧めします。 -
購入済み
細田守の映画のような世界観で素
このマンガがすごい!の常連・田中相先生の初連載作品。
青森のりんご農家に婿入りした青年・雪之丞とその妻・朝日を中心にした物語なのですが、美しくて寂しい村の情景が細田守映画のような世界観で、とにかく惹きこまれます! -
Posted by ブクログ
林檎の樹の神様のもとへ嫁入りが決まってしまったらどしよもないんだよ。って運命に逆らって、逆らって逆らって逆らったけれど。相手は神様で、こちらはただのちっぽけな人間で。諦めるしかなくて。代わりたくても代わらせるわけにはいかなくて。誰もが大切で。
とね。本編は結局抗えないままで。
ハッピーエンドになっててもね。どうかなぁ。無理感があるかなぁ。とは思うんだけど。悲しかった。から4。なんだけど、おまけの番外。雪之丞さんの子供のころ。捨て子で、拾ってくれた現・両親に嫌われたくなくて必死な雪之丞と、必死になる子を見て必死にさせてしまう自分を悔やむ母がお互いを求めあえた瞬間の話が泣けたので5。大事で大切な思 -
Posted by ブクログ
りんご農園で暮らす夫婦のほのぼの話。
かと思ったらそうではなかった。
お見合いで結婚した朝日と雪之丞。
東京に住んでいた雪之丞は朝日の実家のある青森、りんご農園が盛んな村に婿入りする。
お互いの利害関係により、特に恋愛感情もなく結婚した二人だったが、共に働き、生活をしていく内に徐々に心を通わせていく。
そんなある日、朝日が村の言い伝えにある、食べてはいけないリンゴを食べてしまい、、、、みたいな。
村+言い伝え=うすら怖い
物語全体はほんわかしているから余計に怖い。
ああ、でも全然ホラー的な要素はないです。
人との繋がりとは?って感じの切ない良い話だと思います。
できればハッピーエ