アダチケイジのレビュー一覧
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ネタバレ 購入済み
思ってたのと違って
読みすすめて第一印象は◎です。
たぶんこのシリーズは、途中からだと思いますが、ここから読んでも話についていけました。
グラゼニってタイトルからしてお金に執着した主人公かと思ってました。なのであまりクリーンなイメージで考えてなかったのですが、グランドでお金を稼ぐためにはここまで考えてやってるんだと逆に感じさせられました。
野球漫画だと友情だったり、チームワークだったり、精神的なこと、フィジカル的なこと描くことが多く、特質した能力をもった主人公がでてくるものですが、この主人公凡田はセットアッパーとあまり気づかれにくい縁の下の力持ち的な存在でやや地味な主人公。
なかなかフォーカスされ -
Posted by ブクログ
肩がかるく練習試合でいい成績を残すので先発で話がくる。回答は保留。中継ぎだと細く長く契約できるので、生涯賃金は高くなるという計算。さらにたくさん試合に出た場合のインセンティブ500万円が先発だとなくなる。ここまで計算するんだと感心すると、ダーティは甘いと言う。移籍を考えていない。もう野球人生として求められるのは2年が限界。それなら先発で出て、今年いい成績を残してFA宣言するほうが高くなるという話。なんともシビア。首脳陣の勝敗の読みもなかなかシビア。現実はこれに近いんだろうな。なかなか面白い回でした。こうした背景でさてどんなペナントレースを戦うのか。双子の妊娠でさらに話は盛り上がりそう。
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Posted by ブクログ
ヒジの靭帯損傷でトミー・ジョン手術を受けた凡田。そのシーズンの契約更改は、なぜかなぜか育成契約?チーム事情とはいえ、手術して来シーズンはまるまるリハビリで、実働見込めないとはいえ、それはどうなの?という話。理屈はともかく、人情としてはさー、っていう。
それを受け入れて、再来年のシーズンのカムバックに賭ける凡田です。
その凡田の高2の秋。青春の輝きでなく瞬きの回。
上手いことを言う。今この瞬間しかないと思って、未来のことを考えず、刹那に生きる。それは美談だし、それがあるから高校野球の人気もあるのは事実。反面、野球人生を棒に振るという可能性があるのも事実。それを否定しているかのような凡田ですが、