落合陽一のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ以下、読書メモ
・超AI時代、それは機械対人間の戦いではなく
「人間」と「機械親和性の高い人間」との戦い
(機械を使う側になるか、機械に組み込まれる側になるのか)クリエイティブという表現はあいまいすぎる
・多様化の時代、全員が全員、違う方向に向かってやっていることに広い視点で意味がある。相対的な順位争いではなく絶対的な価値。これからは競争ではなくそれぞれが淡々とやる時代。
・自己実現という宗教はもはや全時代的
・能力的に取り替え不可能な人類が存在しなくなったら、趣味ぐらいしか差が見えなくなる
(趣味で差別化が必要 → ワークアズライフ)
・自分の報酬を理解する
→ギャンブル、コレクション、心地よさ
(野球選手:ヒットが打てるかドキドキ、コツコツと体を鍛えて数字を重ねていく、カキーンと打てる快感)
→コレクションとして可視化できれば社会的に必要とされる
・技術的なもののコモデティ化スピードはより加速している(学習コスト、習得コストが劇的に削減されている)
→特殊性を保てない職種が増える、既得権益では生きていけなくなる
・出口につなぐ能力が必要
(入口時点で出口戦略が必要。そうすることでマーケティングは不要になる。)
・不要な作業にかける時間を削減する
→ツールを駆使する、中間の工程を意識しない、機械にできることは極力やらない
・機械に任せて余った時間は、非合理なことに使う(意識的に機械との差別化を図る)
→ランニング、釣り
・プレゼンには「エンタメ」と「効率の良い情報伝達」の2種類がある
→エンタメにはワクワク感が必要、効率の良い情報伝達にはスライドは不要だがアジェンダが重要
・プレゼンベースの仕事は効率が良い
・多様化が進むと政治に対して興味を持たないと不利益を被る可能性が高い。自分の身は自分的守るために政治への参画が必要。(アメリカは多民族国家でステークホルダーのジャンルが多く、政治への関心が高い)
・情報取得の方法
→フィルタリングし、気づくようにしておく
→複数のソースから(自分のコミュニティの情報、自分が専門的に知っている情報、SNSの情報、マスメディアの情報)
・フックの付いた知識が重要
→一度完全に理解する必要はあるが、忘れてしまっても良い。ググれば分かる、くらいの状態。
→おぼろげなものが重なることによって、人間にしかできない想像力が出てくる
・特徴を見出す力が重要
→抽象化して特徴量のさを捉える
・スペシャリストであることが大前提だが、ジェネラルな知識も必要。その意味でもフックをかけておくことが重要。
・ニッチな世界でトップを取るのが生存戦略。
(芥川賞とミステリー大賞の違い、上位互換ではない)
・体を動かさないと脳の働きは悪くなる
→体をどうやって鍛えるかが大切
→自分の報酬を理解すると継続しやすい
・お酒や薬物で一時的に普段と違う壊れた状態にすることで違うアウトプットが得られることもある(機械にはできないこと)
・食欲のコントロールには「遺伝子レベル」を意識する
→脳が欲している、と割り切ってたまに報酬として使う
→他の報酬に置き換えられると尚良い
・コンプレックスとの付き合い方
「強い憧れがあるけど、それが達成できない」
「他人から見て劣っている」
どちらかを意識して付き合う
・20世紀社会は、平均値が高い個体であることがすごく重要だったが今後はピーク値が高い人のほうが重要になる -
Posted by ブクログ
猪瀬直樹氏の言葉が具体的に生きたな歴史の言葉を伝えてくるのに対して、落合陽一氏の言葉は明るい未来を描き、それに賛同する者を鼓舞する抽象度の高い言葉を放つ。
日本の将来の構想者のような活躍ぶりの落合陽一氏は、
メディアの取り扱いもかたもあり話題の人物だ。
そして、政界の若きリーダーと目される小泉進次郎とも懇意で、この本でも『ポリテック』という言葉を基に、将来の政治とテクノロジーの融合を図ろうということを訴えている。
だが、その露出度とその言葉が展開する世界の厚みがまだ蓄積されていないのか、こちらが読み取れていないのか判らないが、ちょっと上滑り感を感じた。
一方、猪瀬直樹氏に対してはあらためて感服した。『昭和16年夏の敗戦』は手元にあるが是非もう一度読み直してみたいと思わされたし、氏の眼差しで日本という国の近代の存立の過程を見直してみたいと思わされた。
都知事を辞職し、奥さんを看取る迄の期間は、この歳になっても試練を齎されたなぁと思ってみていたが、氏の言葉はそれを乗り越えた力強い佇まいを想像させてくれる。
参謀でも、ジャーナリストで活躍の場を広げていけば違った到達点に来ていたのに通ったりするけど、この試練もまた猪瀬氏の新たな生き様を築き、見せるのに良いチャンスになったのかもしれない。
世の中が、世代交代に恣意性を強めているなかで、この世代の人たちがこれから日本をリードしていく人たちにどう関わっていくのかが最近気になってきている。
己が生き延びることを選択せずに、己を生ききることに徹して欲しいと思わせる人の一人だ。