日向なつおのレビュー一覧
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「宇宙食」から夢をかなえる
宇宙に焦点を置いた漫画はいくつかありますが、その中でも「宇宙食」をテーマに置いた本作品。かつて宇宙飛行士を夢見た主人公「久世晴可」が、宇宙食開発の視点から宇宙へ行く夢を追いかけます。
決してファンタジーではなくJAXAや各食品会社への取材を基に、現実に沿った宇宙食開発を描いています。様々な制約・条件が揃わないと実現できない宇宙食開発、そんな中でも夢を持ち続けること、前例のないことに挑戦することを忘れない主人公たちの気持ちが読者を元気づけてくれると思います。
宇宙好きは勿論、そうでない人も宇宙をより身近なものに感じさせることのできる作品です。
日向なつお先生の暖かい作画も魅力的です。 -
Posted by ブクログ
ついに、ついに最終話をむかえてしまった!!
ああ! 終わっちゃうっ!
と、悲嘆にくれたが棗たちが高校を卒業したあと、大人になってからの話がまた始まるらしい。やった、嬉しい。でも、タイトル「いまそかり」はちょっとどうかと思うけど。あくまで仮らしいからちゃんとすてきなタイトルにしてほしい。。。
さて、次のシリーズでは棗と須佐くん、結婚までいくといいなぁと期待をいだきつつ、今作。
就職の話がある美術館でバイトをする棗。のんきな高校生だった棗がこれを機になんとなく頼もしくなってきた。須佐くんへの気持ちもほんとにようやく恋だって気づいて進学のために旅立つ彼を見送ったあと泣いちゃってかわいかった。しかも、 -
Posted by ブクログ
八百万の神様と人間の共生を描いた、ほのぼの漫画の第5巻。毎回安定したクオリティで、安心して読むことができる。この漫画のように、必ず1話ごとにストーリーを完結させ、作中の時間経過を実世界と完全にシンクロさせる(たとえば、雑誌に1年間掲載したら、作中の時間も1年経過する)ように話を作るのは、簡単そうで実はすごく難しいと思う。作者である日向なつお氏は、四季を敏感に感じ取れる人なのだろう。ただ、このペースで物語を進めると、主人公である棗が高校を卒業する2012年春にはこの漫画が終わってしまう、ことになってしまうのだが…。もっと続けて欲しいなぁ。