森川ジョージのレビュー一覧
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期待した通りの、期待以上のララパルーザ。
ラウンドごとの熱量がすごくて、どこまで進んでいるのか忘れるぐらいの没入感。1R終了した時点で、4Rぐらい経過しているものだとばかり思っていました。129巻の内容は、4Rでの出来事とは到底信じられない。
千堂の試合は見てるものだけでなく、読んでいるこちらも熱狂させてくれる。
一歩に引導を渡したゴンザレス。その戦いによって、獰猛さと技術力が融合し進化した彼に立ちはだかったのは、獰猛さを抑え込むのではなく、研ぎ澄ますことを選んだ千堂でした。技術と融合させるでなく、技術を飲み込み己の血肉にしていったという感じでしょうか。
カウントはされていないし、ゴングも -
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鷹村の世界戦を見て「左を制するものは世界を制す」を学び直す一歩。ボクシングは深いですね。そう述懐する一歩の表情には、理解した喜びや納得があるのではなく、悲しみと後悔が見えます。
現役時代に気づいていれば。この技術を理解しても、発揮する場のない自分への悲しみと後悔。
ここでやってきたかという思いのナンバリングシステム。一歩と読者の時間軸ズレているから仕方ないかな、と思うけどよく知っている話です。
アリオスの時はすげーな、と思ったけども。時間って残酷。
難波の虎メキシコへ殴り込み!
珍道中を経て対峙するは、リカルド・マルチネス。突然のスパーリングで、結果どうなる?
とまさかの結末、さすが千堂。 -
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高森朝雄氏・原作、ちばてつや氏・画の「あしたのジョー」。小山ゆう氏の「がんばれ元気」。松本大洋氏の「ZERO」などなど、日本漫画界には、数々のボクシング漫画の名作があると思います。
その中で、未だ連載継続中という意味では、記録を塗り替え続けているという点では、ボクシング漫画の最高峰に位置している作品がこれではなかろうか?と個人的には思う次第であります。2016年2月現在で、既刊112巻、ですか、、、いやはや、すごいですねえ。
ボクシング漫画として楽しく、少年漫画として王道のストーリーと作品を覆う優しさ、清清しさが眩しく、画力の上手さはそれはもうお見事。
もちろん、物語の主人公は幕之内一歩 -
Posted by ブクログ
ボクシング漫画と言えばこの作品を挙げます。
ボクシング漫画は数あれど、一番面白いものはと聞かれたらこの作品をオススメします。
主人公『幕ノ内一歩』は気が弱いが心優しい高校生。
父を亡くし女手一つで釣具屋を切り盛りする母を手伝う為にクラスメイトと遊ぶ事ができず、馴染む事もできない。
加えて、いじめっこからのいじめ。
そんなある日、ボクシングと出会う。
『強いとは何か。』を知るために一歩はボクシングを始める。
はじめの一歩というからてっきり「はじめ」という主人公かと思ったら違ってました。
それはともかく。
主人公の努力して困難な道を進むひたむきな姿勢が共