美輪和音のレビュー一覧

  • 暗黒の羊
    前作、強欲な羊と繋がってた。
    ずっと積んでたけど読み始めると一気読み。
    読みやすかった。
    ラストはモヤッとする…
    女性の負の感情が重たい1冊。
  • 強欲な羊
    羊をモチーフにした短編集。それぞれの話が読みやすく短い話ながらもいろんな仕掛けがあって面白かった。読後感はいわゆるイヤミス的な感じだったけど最後の物語で全部の話が繋がる感じも良かった。
    この人の他の小説も読んでみたいと思った。
  • 暗黒の羊
    強欲な羊 の続編。
    ホラー要素のあるイヤミス。
    話が繋がってるので、ぜひ『強欲な羊』から読んで欲しい。
    一番最初の炎上する羊がとても良かった。怖い。都市伝説とか心理的な話しとかすごく好き。
    羊シリーズ、続きがあるなら読みたい。

    ここからネタバレ。

    ゆめちゃんを轢き逃げした犯人が分からないままだっ...続きを読む
  • 捕食

    ぐいぐいと

    最後まで夢中で読み進めました。先が見える展開ではありましたが、スピード感と無駄のない文章でお気に入りの作家さんになりそうです。
  • 強欲な羊
    短編集で読みやすかった。
    4編目までは面白かったけど、最後‼︎怖すぎる‼︎

    それでも文句なしの★5!
  • 私たちはどこで間違えてしまったんだろう
    ルシファーエフェクトがいかに恐ろしいかを痛感する。また、和歌山毒物カレー事件を思い出す内容でもあり、少し嫌な気持ちにもなった。
  • 強欲な羊
    5篇の短編集。
    どの話もドロドロと嫌な後味を残すがやめられない。読みながら女達の印象は二転三転する。誰が羊で誰が狼なのか。いや、羊のまま羊を食べてしまったような、、、。
    特に胸悪だったのが「ストックホルムの羊」塔に幽閉されている王子と4人の側女の閉ざされた生活は、、、。
    それと「背徳の羊」ラストの犯...続きを読む
  • 強欲な羊
    イヤミスでもありホラーでもある短編集。どの話もその世界観に入り込め読み応えがある。ラストの短編は直球のホラー展開に少し驚いたが今までの話の怖さが強調されて良かった。
  • 強欲な羊
    羊をモチーフとした短編集。どの話も羊、女が怖すぎる。どの話も最後にゾワっとするのに、それが癖になる。うわぁ、と思いながら読みつつ、ラストには思わず唸った。どいつが羊の皮を被った狼や、と全方位に疑いを掛けながら読むのも楽しい。
  • 強欲な羊
    強欲な羊
    女性の語りで始まる。
    姉妹の性格、彼女の見たもの、感じたこと、好きな男性について語る。
    本当に欲の強い者は誰か。疑いながら読む。

    聞いている人が誰か分かったときに、また彼女の計画性、怖さが出てくる。


    背徳の羊
    女の行動、計画の怖さ。
    篠田が、妻を信じられなくなって疑心暗鬼になる姿。信...続きを読む
  • 私たちはどこで間違えてしまったんだろう
    同調圧力がもたらした悲劇に言葉を失う。

    舞台は辺鄙な片田舎・夜鬼町。
    近所は顔見知りばかり、助け合い精神で成り立っていた町だが、その平和も秋祭りで一変する。

    何者かが、しるこ鍋に入れた毒で数名の死者が出る惨事に。
    そこからは人が普段内に秘めている本性が剝き出しになっていく。

    誰もが疑心暗鬼に陥...続きを読む
  • 強欲な羊
    強欲な羊、背徳の羊、眠れぬ夜の羊、ストックホルムの羊、生贄の羊の五篇からなる連作集。
    表紙のデザインも雰囲気があって良いです。
    表題作の「強欲な羊」が一番好みでした。
    ミステリーというよりホラー?のような。
    大輪の薔薇のように艶やかで希少の激しい麻耶子と桜のように可憐どこか儚げな沙耶子。
    姉妹が殺人...続きを読む
  • 暗黒の羊
    古びた洋館で誰かの名前を3度唱えると羊目の女が願いを叶えてくれる。
    そんな都市伝説にまつわる短編集。

    羊目ってどんな目なんだろうと想像してしまう。あの目で見られたら確かに怖そう・・・。
    どの話も人間の心の奥底に潜むイヤ~な感情を表してるんだけど、読んでるとなんとなく共感出来てしまう。

    私が面白か...続きを読む
  • 捕食
    うわぁ~怖かった!
    “戦慄のサスペンス”どころではない恐怖が襲い掛かる。巧妙なプロットと中盤以降の怒涛の展開に頁を捲る手が止まらない。久々に手に汗かいた!
    グロいのが苦手な方は覚悟して手に取ってください!
  • 強欲な羊
    面白かったです。羊って如何にも無害そうだけれどよく見たら目が横でこわい…というのは個人的な感覚だろうけど、底知れない異質を感じます。
    表題作の、貴女が羊だったのか…という猟奇的なお話も好みでした。続く、「背徳の羊」「眠れぬ夜の羊」は人間関係の黒さでこちらも好き。ストックホルム症候群のはそこまで。。
    ...続きを読む
  • ウェンディのあやまち
    心理学的要素、ネグレクト等を巧みに盛り込んだ社会派ミステリー。この手の事件は枚挙に遑がないが、3人の女性の視点で描かれる展開の妙、目を背けたくなる描写が逆に母性(父性)を掻き立てて怒りがこみ上げる。終い方が好き!
  • 暗黒の羊
    前作に引き続き、どんよりした気持ちにさせる連作短編集。
    決して後味はよくない。
    でもミステリーとしては面白いので、イヤだなーと思いながらページをめくっている。
    人間の恐ろしさというか暗黒面を引きずり出すようなストーリーを読んでいると、認めたくないけどドキッとする瞬間がある。
  • 暗黒の羊
    「.....すべては、因果でつながっている」

    これだけ練り込まれた短編連作集には、そうそうお目にかかれない。前作必読! 悍ましいまでの恐怖、悪意、狂気...。某事件もモチーフに。今回も、ものの見事にやられました! 羊目の女が現れぬように、うん、善因を積もう!
  • 強欲な羊
    “不快”と“面白い”は共存できるらしい。
    思わず顔をしかめるほど嫌な気持ちになるのに、ページを捲る手は止まらない。
    当然ながら後味もよくない。
    登場人物なんて誰一人として好感を持てない。
    だけど読んじゃう。
    そして読み終わる頃には「そうきたか!」と感心している。
    悔しいけど続編も読む。
  • 強欲な羊
    完全にやられました! 滅多打ちのノックアウト! ホラー&イヤミス&どんでん返し...。特に「ストックホルムの羊」には絶句...。そりゃあ生きている人間(女性)の方が怖いよねぇ...。
    クセになる面白さ。他作を手に取ることは必然だ!