石崎洋司のレビュー一覧
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“「では、おまえを極秘でここに呼びつけたわけを話そうかね。」
あ、はいはい。
「じつはね、おまえに、人間界へ行ってもらいたい。」
人間界へ?なにをしに?
「きまってるだろ、インストラクター黒魔女になってもらうのさ」
ええっ?あたしに黒魔女を育てる先生になれと、そう、おっさる?”
「アホ、バカ、マヌケ、おたんこなす、すっとこどっこい」
の件は無理があるだろうと思いつつ。
後付けの設定なのかなー。
なかなか綺麗に纏まって。
“「そして、あなたはギュービッド。あなたに、ギューバッドって、おばあさん、いる?」
ええ?ギューバッド?
「ああ、それは、おばあちゃんじゃなくて、大ばあさんだよ。でも、会っ -
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最も売れている、とかいう予備知識はまあ、置いといて
小学生のみなさん。
読んだことない?読んでみ。女子なら面白いと思うはずですよ。
男子でも、本が好きなら「読まず嫌い」しないことだ。
大人の方、また「大友」の方。
自分的には、大人がこのシリーズを読むなら、1巻から読むのはおすすめしません。
もうちょっと後、そうですね、6~8巻あたりから読んで下さいな。
で、この前はどうなってたんだろう、てな感じでさかのぼって読む。
この方が入りやすいのではないかと思います。
それはなぜか。
キーワードは「読者参加型」と「作者のさじ加減」です。
このシリーズでは、主人公のクラスメイトなど、登場人物を公募 -
Posted by ブクログ
“「だったら、参考までにききたいんだけど。」
森川さんが、すすすっと、近よってきた。なんだろ?
「黒雷からわたされた、『好きになり草』と『きらいになり草』、どっちを使った?」
あ、その話ね……。
「それがそのう、どっちも使わなかったんです。」
あたしは、いろいろと迷ったあげく、『相性魔法』を使ったことを話すと、森川さん、三つ編みをゆらして、にっこり。
「そう。それならそれでいいわ。なんだか、チョコちゃんらしいもの。」
あたしらしい?そうなの?ふーむ……。
「そんなことより、使わなかった『草』の缶詰、お返ししなくちゃいけませんね。」
うっかりわすれてたよ。きのうお休みだったんだから、返しにくれば -
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“ふーん。じゃあ、魔法書以外の本もあるの?
「うん。だって、人間を呪うのが黒魔女でしょ。地下に、人間を研究するための本がたくさんあるよ。子どもむけの本は、このごろ『若おかみは小学生!』とか『泣いちゃいそうだよ』とか、『パセリ伝説』とかが人気みたい。とにかく、なんでもあるよ。あ、なぜか『ムーミン』シリーズだけはないみたいだけど。」
ほう!じゃあ、『パスワード』シリーズとか『夢水』シリーズとかも、あるんだ。
「推理ものはないよ。」
は?なんで?
「魔界では、事件は呪いでおきるから、証拠もなぞもないの。だから、ミステリーは、おもしろいと思わないんだよ。犯人さがしだって、黒魔法でなんとかなるし。死の国 -