石井妙子のレビュー一覧

  • 女帝 小池百合子

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    首席卒業は取り敢えず嘘は確定。
    多分、本書は正解と不正解が混在している。
    逆に、小池さんにも嘘と本当が混在している。
    これがなかなかタチが悪い。
    スポットライトの当て方が歪な感じもする。が、バックが拉致られたと思ったは笑った。

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    2025年11月23日
  • 女帝 小池百合子

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    ネタバレ

    読み終わったあと、気分が悪くなった。ネガテイブな記事が殆どだが、いずれも信憑性が高い 著者が3年半 100名と遭って書いた本
    華やかな外見と裏腹に、つきまとう黒い噂 読み進むと、いつも嘘八百を並べており彼女の言うことは噛み砕いて判断しないと誤解すると感じた。
    都知事選で、対立の石丸候補が追求していた都知事のブラックボックスとは何の事か?調べたくなった。
    ・頬の痣は生まれつき
    ・父親勇次郎はどうしようもない人物 騙す、逃げる、政治家に取り入る。立候補して落選 中東で暗躍
    下には威張り散らし、上にはへびつらう。破産したときも誰も助けようとしなかった。
    ・エジプト(軍事国家)時代同居人早川氏発言:ヒ

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    2025年04月04日
  • 女帝 小池百合子

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    批判的に書かれた本であることを念頭に置いて読んだ上で、本当にひでえと思った。
    特に環境大臣時代、水俣病患者の方々との顔合わせした時の言動。人として最低でどう頑張っても擁護できない。
    女であることを盾にきて甘い汁だけ吸う強欲な人って本当に一番、一番嫌いなタイプなの。( ; ; )

    カイロ留学時代の北原さんの回想についても、事実なんだろうなあと漠然と感じた。私の留学時代にも小池百合子みたいな図々しさ極まりない日本人の女がいて、私は絶縁したなあ。北原さんは優しすぎる。

    当たり前のように自分の発言を無かったことにしたり、嘘ついたり、嫌だなあ。
    こういう人が実際そう珍しくもないこととか、こういう人

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    2024年10月01日
  • 女帝 小池百合子

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    フィクションというか、そういう見方もあるんだなって判断するのか・小池百合子はなんて嘘つきなんだって同調するかどうかで評価が別れます。
    ぼくは事実云々よりも読み物としてかなり優れてるなと思いましたね。ページ数はけっこうありましたが、読み始めると止まらなくなりましたね。
    ただ正直、ぼくの意見としてはカイロ大学の学歴詐称とかどうでもいいんですよね笑
    関西人あるあるですが、話を盛ることで人脈を築くのは同じ関西人として気持ち的にもわからんでもないですし。笑

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    2024年08月06日
  • 女帝 小池百合子

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    この本の内容がどこまで真実かはわからないが、綿密な取材で真実と信じるに足る根拠は示されている。
    カイロ大学首席卒業、2度の飛行機事故未遂、総合商社のアラビア語通訳・・・。世の中には、息を吐くように嘘をつける人がいるが、この人もまさにそういった類の人種であろう。

    政治的な心情や政策へのこだわりは一切なく、どうすれば人から良く見られるか、どうすればより上に行けるかだけ考える。そのためには人を裏切ることも躊躇ない。まさにサイコパスだが、それはそれで1つの才能。政治家としての成果を全否定するつもりはないが、この人の人間性はきちんと理解した上で評価する必要があると改めて感じた。

    視聴者ウケだけを考え

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    2024年07月12日
  • 女帝 小池百合子

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    全国民に読んでほしい。若いうちにマスコミを仲間につけるだけで、ここまで嘘がまかりとおるとは。著者と告発くださった多くの方がたをたたえたい。次の選挙の時には無料読み放題にするか、ジェームススキナーのように都内の各家庭に送りつけてもいいと思う。

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    2024年07月10日
  • 近代おんな列伝

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    表紙の女性とタイトルに惹かれて手に取ってみたら著者は『女帝 小池百合子』の石井妙子さん。これだけで期待値爆上がりだが、本書で紹介されるのは「教科書で取り上げられるような人物よりも、誤ったイメージを植えつけられ批判にさらされてきたり、これまで光を当てられることの少なかった女性」を優先した、との事。女こどもの立場、社会常識が今とはあまりにも違う事にはうんざりさせられるが、女性たちの凄まじい生き様からはしたたかでしなやかな生命力のようなものも伝わってくる。女たちの孤独な闘いが今も続いている事に嘆息しつつも女性同士の強い連帯の裾野が広がって来ていることに希望を感じた。

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    2024年04月06日
  • 女帝 小池百合子

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    最高に面白かった。
    都民と言わず全ての有権者に読んでいただきたい。
    そう、政治信条のない彼女はいつあなたの選挙区にくら替えしてくるかわからないのだから。

    慇懃無礼で元々大嫌いだった彼女の本性や生き様が明らかにされ、想像を超えた怪物であったことを知り、自分の直感力を再評価。

    あとがきで、筆者が彼女に問いかけたい言葉として「太陽はあなたに眩しすぎなかったか?」を挙げていたが、昔から「お天道様は全てお見通し」「お天道様にはウソつけない」という言葉から、「あなたは恥ずかしくないのか、あなたはこのウソをつき続けることが出来ると思うのか」という、自省を促す言葉だと受け取った。


    。。。そんなタマぢゃ

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    2024年01月26日
  • 女帝 小池百合子

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    石井妙子『女帝 小池百合子』文春文庫。

    小池百合子のこれまでの虚構に塗れた華々しい経歴と最大の疑惑である『日本人女性初のカイロ大学首席卒業』という学歴詐称に迫るノンフィクション。

    小池百合子という人物を予想外に厳しく批判しつつ、その化けの皮を剥がそうという内容であった。現職の東京都知事というのはこのような胡散臭い人物だったのかと驚愕する。

    それにしても凄い。嘘に塗れた人生と強い権力指向。小池百合子の父親も金や権力のあるところに近付いて商売のネタにしようと取り入り、何の準備もなく議員に立候補したり、恩を仇で返すという狡猾で愚かな小物だったようだ。小池百合子本人も他人を利用し、巧みに取り入り

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    2023年11月18日
  • 日本の天井 時代を変えた「第一号」の女たち

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    色んな分野で女性初を成し遂げた方々の伝記的な本。現代からは想像がつかない程の性別による機会格差をリアルに感じることができ、その環境下で自分の夢を突き進む力強さを感じられる。性別関係なく、何かを成し遂げる人の共通項は自分の環境を言い訳にしないことだと感じた。

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    2022年06月06日
  • 魂を撮ろう ユージン・スミスとアイリーンの水俣

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    読み終えたあと しばし放心してしまう
    優れたノンフィクションに出逢ったときに
    経験する
    そんな一冊です

    単なる固有名詞としてしか知らなかった
    ユージン・スミスさん
    アイリーンさん
    ミナマタ
    チッソ
    有機水銀中毒
    水俣闘争
    それらの単語が
    次から次へと
    有機的につながっていく
    それも密接な関連性を持ってつながっていく

    石牟礼道子さん
    渡辺京二さんの
    著書の時とは また違った感動を
    持つことができた

    ユージン・スミスさんの一枚
    アイリーン・スミスさんの一枚
    石牟礼道子さんの著書に
    出逢うたびに
    思い起こす一冊になりそうです

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    2022年04月15日
  • 魂を撮ろう ユージン・スミスとアイリーンの水俣

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    映画『MINAMATA』関連の記事で知り気になって読み始めたら…さすが『女帝』の著者石井妙子さん、序章からぐいぐい一気読み。
    時系列を遡って見えてくる偶然や必然の出会いには人間の愚かさと同時に底力も感じるが、水俣に対する仕打ちには(特定の信仰は持たないが)巡り合せた神仏を怨みたくなる。私自身は裁判を報じるニュースや同時期のビッグニュースを微かに記憶している世代。伝えていかなければ。

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    2022年02月13日
  • 魂を撮ろう ユージン・スミスとアイリーンの水俣

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    水俣被害がこんなにも複雑な事件だったなんて
    まったく知らなかった
    高度経済成長期の真っ只中、国は未来を担う企業としてチッソを擁護、チッソは廃水のことを知りながらも廃水を流し続ける、地域住民は仕事を失うことを恐れ病を隠したり被害者を差別した者も数多くいた
    負のスパイラルがすべてを飲み込み、未曾有の惨劇となった

    本書は“水俣被害”を中心に、報道カメラマン ユージン・スミスと水俣によって人生の扉を開いたアイリーンの3つが重なり合う
    ユージンの生い立ちから第二次大戦で戦場カメラマンとしての功績とその後の苦悩、ハーフに負い目を感じていたアイリーンがアイデンティティを確立する過程が描かれ、すべてが水俣に

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    2022年01月22日
  • 魂を撮ろう ユージン・スミスとアイリーンの水俣

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    見て、感じて、そして、自分で考えてくれ、というユージン・スミスのメッセージはそのままこの本にも当てはまる。
    水俣病のことは一通り習ったはずだが、ユージン&アイリーンのこの問題への関わり方を通して改めて考え直す事ができた。

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    2022年01月03日
  • 魂を撮ろう ユージン・スミスとアイリーンの水俣

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    日本の高度経済成長の背景で、水俣病などの公害被害があったことを忘れてはならないと思う。そして、この公害問題の複雑さ。被害に遭われた方同士でも確執があり、また、住民が労働の場として、チッソの恩恵にあっているのも事実。何かの繁栄の背景には、誰かの犠牲があるのかもしれない。本当に複雑な問題だと思う。 

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    2021年12月07日
  • 魂を撮ろう ユージン・スミスとアイリーンの水俣

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    “MINAMATA ”を観たあと読みました。映画の疑問点が色々と補完できて、一つの映画作品として仕上げるために舞台を変えたり加減したところも確認できました。
    企業と公害被害者という関係だけでなく、国策、マスコミ、様々な問題が、その辛い状況の上に幾重にも積み重なる。特に地域の人間関係が壊れる様子はあまりに辛く哀しい。
    そして国の対応には憤怒の炎が立ち上がる。

    ユージンの作品はいつかこの目で見てみたい。

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    2021年10月21日
  • 魂を撮ろう ユージン・スミスとアイリーンの水俣

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    映画MINAMATAから来た。圧倒的衝撃力で突き刺さった今年No. 1候補。こんなにも突き刺さったのは、何も知らずに生きてきた自分のなんというか無力感でもあった。教科書的なことしか知らないから、この非情な現実も会社や国の態度もそこで生きる人たちの葛藤もそしてそこに共に生きた写真家のことも、その全てに衝撃。そこで今も必死に生きる人々も、狂気的写真家ユージンも共に水俣を生きたアイリーンも、その必死な生き方が伝わる。
    本の最初に差し込まれている数枚の写真に関する物語。最後の写真(それは水俣写真集の最後の写真でもある)の意味。ユージンが過去に賞賛を浴びた「楽園への歩み)との対比。ユージンと著者が問いか

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    2021年09月30日
  • 日本の天井 時代を変えた「第一号」の女たち

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    強い意志を持ち、自らの道を切り拓いた方達。その頃よりも、表向きは随分と生きやすくなったのかも知れないが、こんなにも彼女達に共感できるのは、やっぱり同じ思いや経験をして来たからなのだと思う。
    ここから、私達はどうするべきか。

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    2021年01月01日
  • 日本の天井 時代を変えた「第一号」の女たち

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    それぞれの時代に外れ値を生きた女性たちがどのようにしてサバイヴしてきたかを、様々な分野と時代を横断して俯瞰することができる本。
    戦前から現代へ「女性」の扱いが変化していく中で、それでも人々が受ける理不尽な経験の本質は全く変わっていないことがわかる。
    天井が鉛だった時代に取られた戦略と、天井がガラスになった時代に取るべき戦略は異なるし、今では真似できないところも多くある。しかし同じものを目指して戦ってきた同志として彼女たちの熱意を受け継ぎ、その歴史に連なりたいと思わせてくれる。

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    2020年08月21日
  • 原節子の真実(新潮文庫)

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    ノンフィクション作家の業のようなものを感じる。当人と会ったこともない人が良くぞここまで対象を掘り下げることに感嘆する。

    あの小池百合子を描いた「女帝」が面白くまた本当に内容を信じられるか微妙なところもあったので同じ作家の別の作品として本書を読んでみた。

    日本映画史上に残る女優原節子。40を過ぎて突然の引退。謎の多い生涯。雑誌、新聞記事から生涯を推測していく。人気女優でありながら実は映画界が嫌いであったというところ。代表作とされる小津安二郎の作品を当人は気に入らなかったところなど新鮮な内容が多かった。

    ずっと過去の膨大な資料を探し出す作家の力量はおそろしいほど。執念のようなものを感じる。

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    2020年07月18日