日経コンストラクションのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ビジュアル重視で手に取りやすく、パラパラとめくるだけで東京の各拠点開発のトレンドをある程度把握できるところがいいと思った。
プロジェクト毎の分量やテーマにはムラがあるように感じたし、読みにくい部分も多かったので、一つ一つじっくり読み込むのにはあまり向いていないかなと思った。
この本の推しは虎ノ門・麻布台ヒルズを中心とした森ビルの虎ノ門、六本木周辺開発である。
確かに森ビルの開発は他社には真似できないことをやっていて凄いなあと思う。
数百人の地権者と個々に会話をし関係を築き説得を重ねて、一つの再開発事業にいざなうというのは、実際には物凄く面倒くさくて地道で根気がいることである。それを何十年 -
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Posted by ブクログ
福島原発がメディアで目に入るのは、ネガティブなニュースのみと言っても過言ではない2019年にこの本を読んでみた。出版は、2018年2月であり、事故から7年の軌跡が記事および篠山紀信氏の写真で綴られる。記事は日経らしく淡々と事実を特に技術的な側面を中心に描かれているので、被害者の感情や避難にまつわる話はあまり描かれていない。
読み方としては、この先何十年とかかる廃炉に向けて現場では何がなされてきたのかを事実として認識するのみだろう。原子力委員会と東電との地下水の凍結に関するやり取りには、記者の感情と意見が出ており、個人的には納得。
大勢の人が従事する現場では、金の話などグレーゾーンも多くありそう