日経コンストラクションのレビュー一覧

  • ダムと緑のダム 狂暴化する水災害に挑む流域マネジメント

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    『ダム不要論』や『緑のダムによる治水効果』と聞くことも多いが、理論的にダムの必要性、森林とダムの共生の大切さが説明されている本。『森林による貯水効果は小さく、渇水期においては、森林の蒸発散により、さらに渇水リスクが高まる』というのは、学びだった。木の根の杭効果について、深層崩壊には意味をなさないというのは、説明も読んでその通りだと思った。国の政策も治水に主眼をおいた『流域治水』から、利水・環境含めた『流域総合水管理』へシフトしようとしている。とても分かりやすく、今読むべき本だと思った。

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    2025年07月14日
  • 検証 能登半島地震 首都直下・南海トラフ 巨大地震が今起こったら

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    日経が総力を挙げてまとめた単行本。2024年4月4日発行。
    地元新聞社(北國新聞,北陸中日新聞)が,早々に「記録写真集」を発行した出版物とは違い,各専門的な立場から,より深い記事がまとめられている。

    第1章~第5章までが能登半島地震について。



    第6章は「次の巨大地震に備える」と題しての特集。第7章が「東日本大震災10年にみる課題」という特集。

    特に,第7章の特集は,東日本大震災後の復旧・復興のあり方と,その課題が示されていて,これから復興に向けて動き出す能登半島の住民にとって,大変興味深い記事となっている。

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    2024年11月09日
  • ドボク模型 大人にも子どもにも伝わる 最強のプレゼンモデル

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    説得力がある土木施工の力学モデル13種をカラー写真とQRコードでアクセスできる動画で解説する本。どこかで起こった事例から連想できるモデルもあり、その結果に至った原因を理解することができる。

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    2024年05月11日
  • ダムと緑のダム 狂暴化する水災害に挑む流域マネジメント

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    林学・砂防系の研究者と工学部の防災系の執筆者のコラボレーション。バランスの取れた内容で、大変に好感が持てる。

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    2022年02月19日
  • 地方を救う 官民共創ビジネス 地域発イノベーションの実践術

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    官民共創による地域課題解決型ビジネスについて、事例と共にその要諦をまとめた本。全ての事例に共通して言えるのが、徹底的な課題起点の取り組みであり、その意味でも地域資源を自然文化資源、人的資源、政策的資源、課題資源に分類しているのも興味深いと感じた。
    特に事例紹介は簡潔に整理されており面白い。三重県玉城町のオンデマンド交通や九州ボルケーノのツーリズムインバウンド向けマーケティング戦略など、考え方や課題とセットで説明されているので、表面的なソリューションというよりはユースケースとして参考にしやすい。

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    2025年09月09日
  • 東京大改造2030 都心の景色を変える100の巨大プロジェクト

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    東京で進行中の建築開発について全体像を知ることができる。特に麻布台や虎ノ門などの大規模開発について詳しく書かれている。

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    2025年09月04日
  • インフラメンテナンス大変革 老朽化の危機を救う建設DX

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    走り読み程度
    冒頭にある次の言葉は私を、これから土木業界に復帰する私を勇気づけるものだった。
    ”公共投資は資産を消費するものではなく、蓄積されるものである。資産の収益率が資金調達コストを上回る限り、公共投資は政府のバランスシートを強化する。インフラは整備に伴う雇用の増大など景気刺激としてのフローの効果にとどまらず、ストックとしての役割が本質的である。”
    土木工事によるインフラは40年50年と長期にわたって、国民が安心で便利な生活を支えているのだから、その目に見えない経済効果たるや凄まじいものがある。
    社会実装へのボトルネックはいくつもあるが、その最たるものは国民の土木やインフラへ無関心だ。みな

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    2025年09月03日
  • インフラメンテナンス大変革 老朽化の危機を救う建設DX

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    これから急速に、道路や橋梁、トンネルなどの老朽化が進む時代が訪れる。特に、高度経済成長期に整備されたインフラの老朽化は、高齢化と人口減少が急速に進む傾向から若干遅れて進行することが分かった。
    ゆえに、インフラの補修必要性が顕在化してからは、地域の人口も減り、予算も充てることが出来ない事態が予想される。既に補修対象のインフラとして松竹梅のランク付けがなされていることにショックを受ける。
    インフラの劣化は指数関数的に進行するので、早期に発見し補修に取り掛かれば、費用も時間も少なくて済むとのこと。そのために、普段の点検が重要であり、レーザー技術を生かした非破壊検査や、地域住民による清掃活動の意義があ

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    2025年07月17日
  • 東京大改造2030 都心の景色を変える100の巨大プロジェクト

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    ヒルズ
     Virtical Garden City 超高層化 豊かな緑地 4つのヒルズで12万m2の緑地
     都市間競争に東京が勝つ 総合的な環境
     虎ノ門ヒルズ
      住宅(1400戸、最上部アマンレジデンス91戸 200億円以上)
      教育(ブリティッシュスクール) 文化(チームラボボーダーレス)

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    2024年10月27日
  • 東京大改造2030 都心の景色を変える100の巨大プロジェクト

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    東京出身だが、大阪に転勤族で住んでいて、再開発の波がきているのがよくわかった。東京に行くまでに知っとかなくては。

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    2024年08月23日
  • 建設M&A 「買収」だけでなく「売却」の成長戦略が当たり前に

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    建設業のM&Aが最近増えている背景から、他業界のM&Aの状況や建設業の実際の事例なども紹介していて面白かった。

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    2023年12月31日
  • 建設テック革命

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    建設業界はアナログ産業のため、デジタル化が進めば建設生産活動の飛躍的な効率化がはかれる。
    この本を読むと、建設・土木の分野で、IT化が進められていることを実感した。
    もっと情報を集め、自分達の会社で取り入れることのできる仕組みはないか考えていきたい。

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    2020年12月01日
  • 建設テック革命

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    ネタバレ

    2018年時点での事例が豊富。3D地形計測(ドローン)、AIでのデータ処理、BIM等。スタートアップで多いのは、人材マッチングとドローンか。海外では、アプリ上で図面を大量に管理でき3D表示ができるため、完成イメージを持ちながら作業しやすいものがユニコーン企業として存在。

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    2020年05月05日
  • すごい廃炉  福島第1原発・工事秘録<2011~17年>

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    「すごい」という言葉をタイトルに用いることに、当初は違和感があったという篠山紀信さん。タイトルありきで進んだ取材。
    でも、写真を撮りながら「すごい」を連発する自身を振り返り、このタイトルに納得したと。

    いろんな「すごい」が載っています。

    わたしの脳裏には、無造作に置き去りにされたランドセルと、抜け殻の教室が焼き付きました。

    ありきたりだけど、今日目が覚めて、心臓が動いていて、かに玉とか食べたり、ぷよぷよができることに感謝です。

    そして、廃炉への闘いはまだまだこれからでしょう。

    2020/03/11
    9年目の春に

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    2020年03月11日
  • 建設版 働き方改革実践マニュアル

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    自分自身が現場で働き方改革を推進するために読み始めた訳ではなく、どの様な職場なら若者が働きたいと思うかという情報が欲しくて読んでみたもの。
    若い人が職場に求める事項が参考になり、業界を盛り上げていくためにはどうすれば良いかの指針になりそうである。
    また、マズローやハーズバーグの理論など、すでに一般知識として持っていることを建設業に置き換えて論じている点も参考になった。

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    2020年02月11日
  • 建設テック革命

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    ネタバレ

    70兆円市場はまだテクノロジー導入のチャンス

    設計事務所や建設コンサルタント業界の長時間労働改善にIOT
    仮囲いの中は実験場としての環境が整っている、超法規

    ドローン
    調査やインフラ維持関連はドローンが活躍
    マンション管理にも応用が可能か

    三次元データ
    BIM、CIMの2025原則化
    歴史的建造物再生などの分野でも活躍

    自動運転、ロボット
    設計と施工の分離が変わる
    製造業並みに自動化が進む

    AI
    維持管理分野は先行して導入が進む
    計画検討分野はまだこれから

    スタートアップ
    設計者向けクラウドソーシング
    意思決定支援ツールの開発

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    2018年12月04日
  • 図解 維持・補修に強くなる 一目で分かるインフラ維持管理の教科書

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    修繕実施工の写真や劣化箇所の写真が多く、標記図も色使いよく示されており、非常に分かりやすくとても参考になる。

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    2016年05月28日
  • 老朽橋探偵と学ぶ 謎解き!橋の維持・補修

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     笹子トンネルの天井板崩落事故を受けた道路施設の定期点検の義務化を受けて、技術者育成のために書かれた解説書。写真やイラストで、補修の必要な橋の状態や劣化の原因の説明、さらに補修の失敗例を解説している。最後にはまとめとして、数枚の写真から補修の必要性の判断やどの範囲まで補修をするべきかなどの出題がある(当然、詳しい解説付き)。技術者向けであり、前提として土木・建築の知識を必要とするが、写真が豊富なのでどういった状態が危険であるのかはわかると思う。危険の兆候が分かれば事故に遭わないよう避けることもでき、また、行政へ補修の要請をすることもできるだろう。生活の安全を確保するためにも知っておいて損はない

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    2016年03月18日
  • インフラ事故 笹子だけではない老朽化の災禍

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    自治体の実態調査によると未補修の橋(15m以上)の割合は全国で4割、一番割合の高い香川県では86%にのぼる。20年後には築50年を越える橋が5割未満なのはわずか8道県のみになる。全橋梁の架け替えはおそらく無理で長寿命化が対策なのだが目先の修繕費が増えてしまう。予防保全へと舵を切るのははおそらく正しい、しかし予算や人手の制限があり自治体ごとの工夫はあるがそう簡単な話でもない。

    笹子トンネル事故で日本のインフラが危ういことが明らかになった後、点検による異常が見つかった場所の事後保全では事故はなくせないことがはっきりしてきた。例えばJR西日本のケースでは半年前に点検して異常なしとされた高架橋を補修

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    2015年03月01日
  • 図解 維持・補修に強くなる 一目で分かるインフラ維持管理の教科書

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    ※私的メモ

    【きっかけ】
    仕事用。インフラ維持管理ガイドライン作成の参考に。
    基本的な点検ポイント、補修工法などについて、主要な構造物にわたって押さえる。

    【概要】

    【感想】

    買った後でセミナーでまたもらった。

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    2014年08月19日