青桐ナツのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
「愛が足りない」と言われて、思った以上に真剣に悩む平介に、意外でいて、でも悩み方が実に彼らしく、微笑ましく読みました。
まああれですね。
後輩君の子供っぷりにも笑えましたが、この登場人物の中で誰が一番自分に近いだろうと思うと、彼なんじゃないかと思う辺り、アイタタですが。
友人との在り方は人それぞれ。
平介と鈴木君と佐藤君の間は、楽しくお茶する今のままでいいと思います。
お茶云々が重要じゃなくて、そういう関係の中でお互い言いたいことは言い合って、借りも負うものもない形なのがいいんだと思うんだけどな。
そして秋くんは相変わらず可愛い。
彼の一生懸命さと真摯さには、和まされずにはいられない。 -
Posted by ブクログ
気にすることが面倒な人・気にすることができない人だけじゃなくて、気にしすぎて大変な人にはなんにも気にしない人といるのが居心地がいいのだ。
気にしないでいてくれることが優しいなと思うわけだ。
気にしすぎな人は気遣いを無意識に強要してしまうところがあって、やっぱり周りの人にも大変な思いをさせてしまう。
それで、そういう自分のことをまた気にしてしまうから、「この子は接するのが大変」ってことを「当たり前だ」って受け止めてもらえるのってすごく幸せだと思うのです。
あっくんとこたのケンカ、最後思いがけず泣けた。
言わなきゃわからないこともあるのだ。