松浦晋也のレビュー一覧

  • 母さん、ごめん。2 ― 50代独身男の介護奮闘記 グループホーム編
    前作の続き、松浦さんのお母様がグループホームで暮らし始めてからの話。コロナ禍もそこに入ってくる。少し切ない恋愛話も入ってくる。私の介護生活の数歩前を歩いて、後からくるものに指南してくれている。こういった体験談を最初に読んでいると、ノウハウ本を読んだ時に頭に入りやすい。自分が軽く経験したような状態にな...続きを読む
  • 母さん、ごめん。2 ― 50代独身男の介護奮闘記 グループホーム編
    家族を介護することのリアルを冷静な目で書いてあり、引き込まれた。もうすぐ自分が当事者になる番だと思うと、大変参考になる内容。親が高齢になってきたら読んでおくべき。必読。
  • 母さん、ごめん。 50代独身男の介護奮闘記
    自身の介護経験をもとに「介護をしない子=悪」的な考え方が変わる。かなり読みやすくて面白かった。表面だけを見ると、家族を切り捨てるように見えるけど、家族だからこそ「甘え」からくる衝突が起こるのは当然であって、心に余裕がないと優しく接することも出来ない。共倒れ状態になって、最悪の結果、虐待や殺人もあり得...続きを読む
  • 母さん、ごめん。 50代独身男の介護奮闘記
    ジャーナリストの息子が実母の介護について記録したリアル。異性の親の介護ならではの難しさ、知的で聡明だった親の変化を見ていく辛さ等、読みやすく書かれている。自分の親(初期の認知症)とよく似た始まり方だったので、今後どのように進んでいくのか参考になったというか…心構えをしなくてはならないのだなと思わされ...続きを読む
  • 格安自転車を使うことで失われる3つの感覚 自転車2.0への提言

    運良く安く入手したが…

    小生も定価約7万円のロードスポーツに乗っている。
    普段の通勤、少し距離がある個人移動に使っているが、それまでの2万円前後で入手していたATBとは、乗りやすさが格段に違っている。移動可能距離が3割は増えたと感じる。
    著者が云う「きちんとした自転車」を、最近実感しているところである。
    ただ、著者が...続きを読む
  • 母さん、ごめん。 50代独身男の介護奮闘記
    介護について全く知らなかった1人の男性の
    リアルな介護の日々が綴られています。

    どんどん壊れていく母親
    日々の生活と自分の仕事
    積み重なるストレスとモヤモヤした気持ち
    そしてついに母親に手を挙げてしまった自責の思い

    ものすごく正直に綴っているだけに
    リアルに筆者の思いが伝わって胸が苦しくなります...続きを読む
  • 母さん、ごめん。 50代独身男の介護奮闘記
    独身男性が書いた認知症の母親の介護記録。時系列的に、かつ非常に論理的に書かれていて読みやすい。あくまで「サンプル数1」の個人的な経験であると前置きしつつ、自分の体験を包み隠さず書いていて、自分も同じ立場だったらと考えさせられる。異性の親、特に男性が母親を介護する苦労は想像を超える。しかも仕事をしなが...続きを読む
  • 母さん、ごめん。 50代独身男の介護奮闘記
    読みやすく、一気に読んだ。
    義母も独身の義兄と二人暮らし。母は今元気だけど、どうなるかわからない。実家の両親だってそうだ。
    他人事ではなく、自分の問題として関わっていくことだと思いつつも、やはりまだ自分には関係ない、介護って大変だなあという意識が強い。
    ◯◯が悪いという考え方は分断し、争いを生む。
    ...続きを読む
  • 母さん、ごめん。 50代独身男の介護奮闘記
    いずれくるかもしれない、こないかもしれない、未来のために。

    文を書くことを生業にしている人が書いた体験記なので、とても読みやすかったです。
    また読み直すかもしれない、でも読み直すことがないことを祈る、そんな一冊でした。

    『「予防医学のパラドックス」が教える認知症対策』は興味深い話でした。
  • 母さん、ごめん。 50代独身男の介護奮闘記
    いざその時がきたら
    兄弟と再読しようと思う
    認知症が段階的に細かく表現されていたので
    わかりやすかった
  • 母さん、ごめん。 50代独身男の介護奮闘記
    介護者のリアルな苦悩を描いた体験記。「介護する側は、介護に専心するほどに、介護される側からの抵抗にぶつかる」「『元には戻らぬ時間』を改めて意識し、その無情さに嘆息する」「『死ねばいいのに』という独り言ができるようになった」など、介護者のリアルな内面の苦悩を知り、改めて社会としてきちんと向き合う必要が...続きを読む
  • 母さん、ごめん。 50代独身男の介護奮闘記
    理系ライターの筆者が実母の介護をしたノンフィクション。今の介護の現実が、何も飾らない言葉で語られている。ウェブ連載の書籍化だが、私と同世代の人にとっては必読である。本書で強調されていることが、公的サービスを使いこなすことだ。費用のこともあるが、肉親がやるとうまくいかず第三者のヘルパーがやるとうまく行...続きを読む
  • 母さん、ごめん。 50代独身男の介護奮闘記
    必読。なんだが。男の人は、なんというか、無神経が取り柄なところがあるなあ。
    感想書けるようになったら書くこと。
  • 母さん、ごめん。 50代独身男の介護奮闘記
    サイエンスライターの著者が、お母さんの認知症の発症からグループホームへの入所までの日々を振り返った記録。
    介護保険制度が一般の人にはまだやはりあまり浸透していないのだなと言うことがわかった。本のタイトルは「母さん、ごめん」だが、著者は1人で本当によく努力されたと思う。
    実際こういうケースでは最期まで...続きを読む
  • 母さん、ごめん。 50代独身男の介護奮闘記
    いつまでもこの生活が続くと思っていた、という作者の言葉は 親子関係において誰もがもっている、もっていたい思いだろう。ある日から 突然その生活が一変し翻弄される様が率直につづられ共感する。他人であれば、知らぬふりもできるが、なんといっても親、今まで世話になった親への愛情とストレスに葛藤しながらも、現実...続きを読む
  • はやぶさ2の真実 どうなる日本の宇宙探査
    とりわけ技術的な説明が詳しい本で、内容に唸らせるものがある。日本の宇宙開発の政治的要因を意識した筆致がさらに重みを与えている。はやぶさ、はやぶさ2に限らず、今後の宇宙開発を考えるにあたっての必読書。

    ・イオンエンジン、太陽電池パドル、各種のアンテナ、スイングバイ。パラボラアンテナを使った高速通信は...続きを読む
  • はやぶさ2の真実 どうなる日本の宇宙探査

    難しいけどおもしろい

    「はやぶさ奇跡の生還」と言われていましたが、この本ではじめて詳しくその奇跡っぷりを知り、とても驚きました。まさに奇跡の連続で、こんな対処の仕方が可能なんだと自分の理解の範疇を超えたやりかたに震えました。あと、政治に振り回されながらも結果を出していて、これまた奇跡としか言いようがなく、はやぶさに関わっ...続きを読む
  • はやぶさ2の真実 どうなる日本の宇宙探査
    理学と工学,そして組織と政治。二代のはやぶさを取り巻く日本の宇宙開発事情を扱った,非常に中身の濃い良本。
    「はやぶさ2ってこんなにスゴい」みたいな単純な豆知識を集めたものとは一線を画した真面目な本。開発者・研究者の人となりに焦点を当てて一般受けを狙うようなものでもない。ペンシルロケットから現在までの...続きを読む
  • 母さん、ごめん。 50代独身男の介護奮闘記
    優しくできるのは心的余裕がある時っていうのは共感できた。老化による身体能力の低下、認知症は自分の身にも起こりうる事。予防も含め早めの対策を取る必要があると思った。
  • 母さん、ごめん。 50代独身男の介護奮闘記
    要介護者の「いち家族」が実際に自分で介護を経験した手記で、かつて祖父を介護していた祖母や両親の姿も重ねながら読みました。
    身内の介護は本当にしんどいし、相性の良いケアマネやヘルパーと出会えるか、良い施設が見つかるかどうかに左右される部分も大きいです。

    発刊から今年で7年経つ書籍ですが、介護業界の状...続きを読む