ウー・ウェンのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ウーウェンさんのレシピはもちろん、中国の暮らしについても知ることができる一冊。
清朝時代の名残のある祖父母の暮らし、文化大革命の頃の市井の様子が特に興味深かった。
ウーウェンさんの、ご家族に対する優しい思いやりや、娘への母の思いやりは万国共通であると感じる。
最後の方の、きんかんのエピソードが好き。
中国の人にとってのきんかんは、日本でいう柚子みたいな感じなのかな。咳をすれば同僚が机の引き出しから出して手渡してくれるというのも、なんとも温かいエピソード。いまの時代の中国でも見られる光景なのかしら。
月餅はそんなに好きではないものの、蘇州のハーブが効いた月餅というのも気になった。 -
Posted by ブクログ
料理家ウー・ウェンさんの生き方論。
実はウーさんのことは何も知らなかったのだけれど、タイトルに惹かれて購入。
とてもよかった。
ウーさんの「大事なこと」には心がある。
自然派を押し付けるのでもなく、
シンプルであることにこだわるのとも違う、
本当に大事にしたいことを大事にするために削ぎ落とされた潔さ、シンプルさ。
読んでいてすーっと心に入ってきた。
回鍋肉が「ゆでた豚肉と野菜1種類を炒めたもの」だとは!目から鱗!
和え物も基本的に1種類の野菜でつくるそう。
ウーさんの言葉は、枠組みを教えてくれるからたぶんしっくりくるのだ。
夕飯時に野菜を蒸したら少し取り分けて、翌朝軽くソテーして朝 -
Posted by ブクログ
肉と野菜の2種炒めとか型が決まっていて、野菜の種類を変えたりしながら10つの型を繰り返し作ればいいよというコンセプトの本。
材料少なめ、調味料の種類少なめだけど、手間がかかるなぁ。
肉と野菜の2種炒めなら野菜をゆで、肉をゆで、肉を焼き、その中に野菜を入れるってなかなかできないよな~という印象。
手間の理由が論理的に書かれているところはよかったです。
やってみたいと思ったアイデアは、
・肉野菜炒めは肉を焼いたところに調味料を入れて煮詰め、野菜はさっと混ぜるだけで味をつけはしない
・長ネギたっぷりの卵焼き
・肉の塩焼き 鶏モモ300gに塩小1/3、酒大2で一晩おく。焼く前に皮にフォークで穴を開ける -
Posted by ブクログ
題名に「体と向き合う」とあるように季節ごとに季節の食材を使って、体に良いシンプルな料理を紹介されてます。
材料も調味料もシンプル!
手数もシンプル!
家庭料理って、コレ!よね。
冬至のワンタン、夏至のジャージャー麺。
北京の風習を表す諺。
決まった料理を決まった日に食べることで季節の変わり目という意識を高め、体の準備を始める役目にと、食べ物で体をいたわる中国人の知恵のひとつ。と作者。
いろいろな卵とじ料理、セリ・みょうが・
セロリの葉・トマト・ピーマンとピーマン?
私は、新玉ねぎが好き。
そうよね、何でも卵でとじれば一品料理かも
生ショウガは、体の熱を出すから夏は生で
冬は