尾藤克之のレビュー一覧
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様々な生成AIがあるなかで、なぜ今Claudeなのか。それは、ビジネスパーソンが必要としている利用方法のメインである「メール対応」「日報・週報作成」「企画書作成」にClaudeが適しているからです。文章処理という基本機能に特化しているため、これまで30分かかっていた処理が5分で終われば、残りの時間は企画や分析といった創造的な業務に充てることができます。登録方法や初期設定から、すべての生成AIに通ずる目から鱗の「プロフェッショナルな執筆モード」まで、この1冊でビジネス文章は劇的に進化することでしょう。
生成AIは難解なものという先入観がありましたが、本書を読み、Claudeがいかに人間に近い感性で伴走してくれるツールであるかを実感しました。これまで私も、AIといえばほぼChatGPT一択で使ってきました。もちろん非常に優秀なのですが、本書を読んでClaudeを実際に使ってみると、「こんなにも日本語の空気感を自然に理解してくれるのか」と驚かされます。特に印象的だったのは、"長文でも文脈を見失わない力"と、"やわらかく自然な日本語表現"。メールや報告書、企画書など、日本人が日常的に悩む「文章仕事」との相性が非常に良いと感じました。
本書の素晴らしい点は、単なるAI紹介本ではなく、「どう指示すれば、Claudeが真価を発揮するのか」が極めて実践的にまとめられているところです。「プロンプト(指示文)」の細かなニュアンスの伝え方は、今日からすぐに試したくなる具体性に溢れており、プロンプト例も豊富でそのまま使えるレベル。AIを単なる検索機ではなく「思考を深める対話相手」として活用する視点は、文章作成や企画立案のハードルを大きく下げてくれます。AI初心者にも非常に親切な構成です。
著者の尾藤さんは、長年文章と向き合ってこられた方だからこそ、"人に伝わる文章"とは何かを熟知されており、その経験が随所に滲み出ています。単なる効率化だけでなく、「相手に伝わる」「角が立たない」「温度感のある」文章を作る視点が素晴らしい。私は医師として、講演依頼の返信や原稿執筆、企画のやり取りなど文章を書く機会が多いのですが、「これは仕事の質そのものを変えるかもしれない」と感じました。
短時間で要点を掴める構成のため、多忙な日常の合間に、知的生産性を飛躍させる武器を手に入れた感覚です。AI時代は、「どのAIを使うか」より、「どう対話するか」の時代なのだと実感させてくれる一冊。AIを使いこなし、自分自身の可能性を広げたいと願うすべての人に、最初の一冊として勧めたい良書です。ChatGPTユーザーの方にも、ぜひ一度Claudeを体験してみてほしい。世界がもう一段広がります。 -
Posted by ブクログ
著者は昨今のAIブーム到来前からClaudeを使用、
社会人の実務に直結するような書籍がないことから、この本を出すに至ったようである。
今やAIブームであり、数多くのセミナーや解説書があるが、
高価であったり、操作等の技術面に重きを置かれているような感じがする。
本書は主にこれからClaudeを使ってみようという人を対象に
Claudeの「超基礎」的なことから、実際の活用事例までを説明したものである。
数多くのAIが乱立する昨今において、なぜClaudeを使うのかという話に始まり
Claudeのアカウント作成の手順などもあり、
まさに「これからClaudeを使う」人を対象としていると感じられた。
また、単にClaudeに命令しアウトプットを得られた、めでたし、めでたし、とするのではなく、
資料の目的に応じて、アウトプットのどこをチェックし、見直し、
どのような内容を盛り込み充実させるべきか、
Claudeによりよいアウトプットをさせるためにどのような工夫をしたらよいか、
事例を示しながら解説している。
(個人的に「こういった資料はこのような視点で作る」といった助言は、
AIを使用するか否かに関わらず、実務上重要なポイントをついているので、
AIを使わない人でも本書を読んで得られるものがあると思う。)
AIを使ってコードをゴリゴリ書きたい人には、参考にならないかもしれない。
これからClaudeを使いたい人や、
まだ十分に使いこなしていない、もっとClaudeを活用したい人には
多くのヒントが得られると思う。 -
Posted by ブクログ
ひとえに「文章」といっても、
仕事上の企画書などの資料や取引先等とのメール、
個人的なSNSでのやりとりやブログなど、対象や目的はさまざま。
さまざまなタイプの文章に共通していえることは、
読んでもらいたい相手の興味をひくことが第一歩。
そしてそこを乗り越えて読んでもらえた時に
「伝わる」ことが何より大事。
この本には、そのために必要な「相手に読んでもらうこと」
「最後まで読んでもらうこと」をはじめ、
より洗練された文章を書くためのノウハウがいっぱい。
またネットでの記事で好評を得ている著者ならではの、
ネット記事に関するノウハウが書かれており
従来の文章術の本より一歩進んだ本だと思います。
SNSでフォロワーを増やしたいと考えている人にもおすすめです。
たくさんのノウハウが章・項目ごとに整理されているので、
ひと通り読んだ後、必要な部分を繰り返し読むのもよし、
実用的、真に活用できるノウハウ本です。 -
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筆者は衆議院議員秘書、大手企業役員を歴任され、コラムニスト、経営コンサルタントなどとして幅広くご活躍されています。
本書では、仕事上の人間関係を良くして成果を上げるための方法を、秘書時代のご経験をもとに紹介しています。
秘書ならではの人間関係のつくりかた
議員秘書のミッションは「議員の当選」。
当たり前ですが、議員が選挙で勝つためには票の獲得が必要です。
そのために、有権者や地元の支持者などの信頼を勝ち取る必要があります。
秘書は議員をサポートし、早朝から深夜まで猛烈に働くのだそうです。
票の獲得と聞くと、ごますりのようなことをイメージされた方も中にはいるかもしれません。
しかし実際はそうではなく、秘書はいつも誠実に、一挙手一投足に気を配るといいます。
・表情や声のトーンを意識する(第一印象の重要性)
・依頼された仕事に対し、120%の回答を3つ準備する
・言い訳をせず、自分で責任を追う
著者は、秘書にとって最も重要な素質のことを「人間関係構築力」と呼んでいます。
人間関係構築力というのは、付け焼き刃のテクニックで高めたり強くしたりできるものではありません。
常に相手の立場に配慮をしながら言動や行動に注意を払い、良好な人間関係を築こうとする強い意志と努力が、まず必要です。
「どんな場合においても、相手から最大の好意を持ってもらえるように行動する技術」なのです。
周りの人と良好な関係を築きながら、円滑に仕事をしたいと望む方も多いのではないでしょうか。
私のメンターも、仕事における人間関係のコツを「可愛がられること」と言い、いつも周りの人に喜ばれるような配慮を欠かしません。
著者が秘書業務を通じて身につけられたコミュニケーションの能力は、あらゆる人にとって大切なものだと感じました。
私は、事業でより大きな結果をつくるために、自分が影響を受けるメンターの存在が重要だと教わりました。
経営判断に迷ったときに、私よりも膨大な量の仕事をこなすメンターが、いつも側にいて教えてくれるとは限りません。
元気よくあいさつをする、報告・連絡・相談を欠かさず行う、教わったことを素直に実践するなどを徹底して、メンターからアドバイスをいただく機会を自分から勝ち取ってきました。
そして具体的に結果をつくってアピールすることを繰り返してきました
仕事をする上で大切な人から「力を貸してあげたい」と思われる自分であるか。
本書はその点でとても学びの多い1冊です。
私も自分のふるまいを見直し、周りの方々との信頼をさらに深めながら成果を上げていきます。 -
Posted by ブクログ
本書はビジネス書にありがちな「成功をおさめる」「出世する」といった
イケイケ系の内容ではなく、ゆるりと生き抜く知恵が書かれています。
日常起こりうる様々なトラブルにつぶされないために、
トラブルにそなえて日頃から心がけることや、
トラブルが発生した時、どうかわし(あるいはトラブルを利用し)、
切り抜けていくためのテクニックが満載です。
ビジネスマン向けに書かれた作品ではありますが、
理不尽なことやちょっとしたトラブルは「会社」に限らずあちこちにあり、
「町内会」「マンションの自治会」「PTA」「子どもの習い事のグループ」
「趣味のサークル」等々、さまざまな場面で活用できるものだと思います。
まだ社会人になりたての人には特におすすめです。
社会に出て初めて直面する事象に思い悩むこともあるでしょう。
本書は対応の失敗例、成功例、筆者自身の体験談などもあり、
イメージしやすく、わかりやすい文章なので、
肩肘張らずに読むことができ、多くの教訓が得られます。
表紙や章の区切りに描かれている猫のイラストもゆるい感じで癒されます。
リラックスしながらゆるりと生き抜く知恵を得られる良書です。 -
Posted by ブクログ
この本は、単なる「文章添削本」ではありません。
文章を書くにあたって心がけるべきポイントのほか、
企画書、報告書、ビジネスメール、SNS等、
さまざまなシーンにおける文章の書き方のポイントが盛り込まれています。
また、意味を間違いやすい語についての解説もあり、
自分が誤用してしまうことを防ぐばかりでなく、
場合によっては相手が誤解をしてしまう可能性についても触れられていたり、
とにかく「相手に自分の思いを正確に伝える」ためのヒントがいっぱいです。
本書の構成もポイント、ポイントで区切られているので、
繰り返し必要な部分を読んで復習することにも向いています。
今はSNSの普及もあり、誰もが発信者となる時代。
ちょっとした言葉の綾で炎上し、訴訟になってしまうこともあります。
自分の思いを曲解されることなく、正確に伝え、
相手の心をつかみ、動かす技を効率的に身につけたい方にお勧めします。 -
Posted by ブクログ
楽しむことを第一に、読書に深みを持たせてくれる
こちらの読書術は科学的根拠で説明しているが、押しつけがない。
読書は楽しむのが第1である。
というのが、著者の根本にあり、そのうえで読書をすることで得られる効用を、根拠を持って押し付けがましくなく話してる。
前読んだ読書術系の本は、読まないと損してる!こんなにいいことがあるんだから、読みなさい。周りの人に振り回されては行けない。本を読めば全て解決!というような、ことが書かれていた。
一方、こちらは、読む人の気持ちによりそうように、読書術を勧めている。だからか、気持ちの面でも納得できる部分が多かった。
それは、著者がビジネスだけではなく、障害者支援なども行い、人に寄り添うって言うことをしてきた方だからなのかなと少し思う。