シギサワカヤのレビュー一覧

九月病 下巻

シギサワカヤ

上を読んだ時に、「この人たち、どーすんだろ？」と思いましたが、一応、いいかたちで落ち着いてくれたと思います。

九月病 上巻

シギサワカヤ

表紙を見た瞬間に某同人作家さんが商業デビューしたのかと思って衝動買いしました。(爆)
違ったみたいですが、でもいい本です。兄妹の禁断の恋というより、男女の恋だと思います。

ファムファタル(1) ～運命の女～

シギサワカヤ

一回読んだだけじゃ理解できない心理描写となんともいえない魅力のあるキャラクターがこの人の売りだとおもってるんだけど、まさにそれを存分に発揮した！と言わんばかりの作品だった。
心理云々よりもコメディータッチの部分の方が俺は好きだったりするんだけどね。

よく見ると１巻…やったね、２巻に続くみたい。溺れるように〜も好きなんだけどあっちは一冊で完結しちゃったからな…もうちょっと続いてほしかった。なのでファムファタルに期待大。

箱舟の行方

シギサワカヤ

全体的にちょっと暗めで、男と女のどうにもならない感じがほぼですが、「つまりは病のような」という話は購入してでも読む価値あり。

さみしさの音がする 1巻

シギサワカヤ

著者2作目のGL作品。プレパラートからの飛躍というべきか。大学の先輩後輩の20年近くに亘る関係。それは執着というべきか、呪いというべきか、方や実家を継いで結婚し、さらに子供を成し、方や社会的な成功を収めたものの、双方とも家業、出世を失った時、そこで求めようとしたものは、、、という。

君だけが光

シギサワカヤ

著者初のGL作品。短編連作のスプリングハズカムと中編プレパラートから構成。前者は登場人物の掛け合いが楽しい。後者は登場人物二人の高校時代での出会いからその最期まで。才能への嫉妬と好悪の感情のないまぜ具合が、読んでいて、もどかしくたまらない。

魔法少女は死亡する

シギサワカヤ

表紙とは裏腹に、いわゆる離婚物といったほうがよいのだろうか。アニメーターの杉並ナナオ・3X歳、モラハラ旦那との関係に悩む中、優男アニメ監督にほだされていって、、、という感じ。わりとハッピーエンドでは。

未必の恋

シギサワカヤ

『箱舟の行方』の表題作の二人のその後が描かれる。ぶっちゃけていうと不倫もの。片方は妻子持ちで他方は新人からの結婚が決まったところ。断ち切らなきゃいけないのに惹かれ合ってしまう。嫌いになりたいのになれない、といったところか。最後は落ち着くところに落ち着く感じ。

お前は俺を殺す気か 5巻

シギサワカヤ

[t]

表紙で誤解した

楽しかったけど、、、内容と表紙が異なるのがマイナス点です。

諍い・ハーレム 1巻

シギサワカヤ

本作に登場する女性陣は殺意が激しすぎるね！というよりは逞しすぎると言っていいのか……
事ある毎に主人公を殺そうとしてくるのは本当に厄介としか言い様がない(笑)

突如異世界に転移する、しかもその世界は自分が作っていたゲームの中だった、というのは昨今において珍しい設定ではないのだけれど、女性陣のややこしい心情をそこに混ぜ込む事で唯一無二の作品に仕上がっているね

また、もう一つの特徴としてゲームが製作途中だった為に各所にバグや手が入っていない部分が散見されるというのは面白いね
創造主の姿に全く威厳が無いし、そこで描かれるオノマトペも間が抜けているのは良い意味で緊張感がない(笑)

主人公のルートしかこの世界を救えないし、彼を補助するヒーラーの田中は甲斐甲斐しい。これはイージーモードかな？と思ってしまった後だけに田中にブッスブッスされる第一話のオチは衝撃的
あのワンシーンだけで「ああ、この作品はそういう方向性なのね……」と理解できるよ

だからルートを助けてくれた衛士長のﾒﾝｶﾀﾒﾔｻｲﾏｼﾏｼもといメンカが女だと判った瞬間からオチが読めてしまう第二話も好みです
異世界送りにされた主人公の多くは女難の相を抱えているような気がするのだけど、本作のルートも中々の相を持っていそうだ


本作において、主人公はあっさりと、そして数多くの女性と閨を共にすることになるのだけど、そこに愛情が無いのも特徴的
作中で言及されているように愛や欲を理由とせず、行為そのものにぬくもりや自分の役目を見出そうとするかのように身体を重ねる
だから行為の後に殺意が沸き起こるのだって何らおかしなことではないのかもしれない

これが男女間の交流をメインとした作品であれば、このまま狭い世界で愛憎や殺意が満ち満ちていくのだろうけど、生憎とルートは勇者で女性陣もパーティーメンバーとしての役割を持っている
だから魔族討伐の旅に出ることはなんらおかしなことではないのだけど、何がどう有ってもルートの命が危険に晒されそうで別の意味で不安がいや増すメンバーだなぁ(笑)

初恋ディストピア 1巻

シギサワカヤ

年上の幼馴染に振り回される青春。まさにそれ。意外とななぽんが人と人を結びつけてたり。一臣の両親の馴れ初め、母がおおらかなのでよかったけども。

溺れるようにできている。 完全版

シギサワカヤ

ああああ。これはお腹いっぱいパターンだ
読みごたえたっぷりすぎる。

ただ、このちっぽけな脳みそでは
一回じゃ分かりきれない。

表紙の女の子が自分の意思をしっかり持って
成長していくお話なのは理解した！

そして、表紙が好きすぎる。
特に文字のところ。綺麗。

魔法少女は死亡する

シギサワカヤ

表紙の加工がぽこぽこしてるので、これは紙で置いておきたい本。想像していたような魔法少女が出てくるわけでもない。現実は現実で、ハッピーエンドの向こう側を生きていかなきゃいけないとはいえ、主人公の旦那がろくでもなさすぎるわ… 自分の意志で選択して前へ進む主人公。この「選択」で彼女はしあわせになれるのかな。

お前は俺を殺す気か 1巻

シギサワカヤ

普通双子を漫画で描く場合、それなりに見分ける基準みたいのを用意する気もするけど本作にはそれがない。いや、一応細かい言動とか表情を見れば最初は判らなくても読み進めれば何となく判ってきたりはするんだけどそこまで明確になっているわけではない
でも本作の場合はそちらのほうが良いのだろうなと思う。恐ろしく面倒な恋愛を面倒な形で行っている3人の内面を描いていくならそんな簡単に双子の見分けがついてしまったら詰まらないと思えるだけの内容がある

雨音と雪江に振り回されているように見えて実は芝が二人を振り回している関係性が読んでいて非常に面白く羨ましい

お前は俺を殺す気か 2巻

シギサワカヤ

同じ顔した美人が二人。「両手に花」か「進むも地獄、引くも地獄」か───。「楽園」本誌で大人気の縺(もつ)れに縺れて先が読めない男女関係、待望の第2巻。

お前は俺を殺す気か 1巻

シギサワカヤ

読み辛い。この作家が好きな人が読めばいいと思う。
気付かなかったけど前にもこの作家の本読んで合わなかったんだ。

ファムファタル(3) ～運命の女～

シギサワカヤ

驚くほど唐突にすんなりと迎えたハッピーエンド。答えは本当に単純なもので、それに気付くことができるか否かがトリガーになったりってのは、まぁ確かにあるように思う。

不器用で強情な人間たちの恋模様というのは読んでて楽しいものだなぁ。と思ってしまうのは悪趣味かな自分。

ファムファタル(2) ～運命の女～

シギサワカヤ

本心を偽りながら生きることを是とする人に対して、そのメッキをあえて剥ごうとするような試みは逆効果だよねとか。この悪意はないのに良い方向へは進まない感じ、ね。

九月病 上巻

シギサワカヤ

シギサワカヤさんの代表作、九月病の前編。
海老沢三姉妹の長女の話です。
この人の本は言葉では言い表しにくいので、細かくはかけませんｗ
ただ、恋愛っていいけど、すごい面倒だなって思わせてくれますね、この本は。

誰にも言えない

シギサワカヤ

悪く無いが、あまり好みじゃない。全体的に暗いイメージが付きまとうので、何を求めるかにより好みが分かれる。
現実的なストーリーが多いかな。