紗久楽さわのレビュー一覧
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これは小説なのか、エッセイなのか。夭逝の作者自身と重ねて読む。
イラストの書生はあまり病的な感じがなく、いまひとつ感情移入しにくいが、白熱灯のオレンジの光の中でそれでも黄色く輝く檸檬は印象的。Posted by ブクログ -
素敵な絵に惹かれて、読んでみました。
芥川龍之介の著書はほとんど読んだことがなく、蜘蛛の糸くらいしか知りませんでした。
この話も少女の実情を知れば、本当はせつないお話なんですね。
文章だけよりも絵があることで、より情景が見えてわかり易かったです。Posted by ブクログ -
学生時代の教科書に載ってるもの以外読んだことがないけど、この歳になって文豪触れてみたい…と思いこのシリーズで最近文豪を読み始めました。
その中でも一夜の話に惹き込まれ購入し、そのままあとの話もスラスラ読めました。
綺麗なイラストと共に読めるのは、今まで海外文庫ばかり読んでいて、文庫本のあらすじなど...続きを読むPosted by ブクログ -
江戸川乱歩とか谷崎潤一郎にくらべて文体が古くて読むのに少し苦戦したけど、短編なのですぐ読めた。
なんというか言葉選びがすごく綺麗で繊細。また読んで自分の文章の参考にもしたいPosted by ブクログ -
色々スッキリして良かったよー!
卍が筋通せたのも良かったけど、何より百が言いたいこと言ってスッキリできたのが良かったよーーー!
百可愛かった!
たくさんのキャラと話が通じたことで、今後次回の千と兆の話のほかの子達のエピソードも描きやすいだろうから、楽しみだなー!Posted by ブクログ -
大正2年、愛知県生まれ、結核により29歳で没、新美南吉・作&ねこ助・絵「赤とんぼ」、2019.2発行。<初出、1928年> 夏の間、別荘に来た娘と赤とんぼの楽しいひととき、別れた後のさびしさと思い出を描いたものです。Posted by ブクログ
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星4.5
文章はとても綺麗だと思うが
慣れるのに少し手こずった
それでも伯爵夫人の壮絶な決意と秘めた思いは痛いほど伝わった
一瞬の2人だけの世界も
「絵本」を上手く使った色やページの使い方、そして絵もとても素晴らしい
読む時はこの本で読んで欲しいですPosted by ブクログ -
最後の描き下ろしには本気で泣いてしまった。
醒兄ちゃんも辛かったんだね。心細かっただろうに。百ちゃんも醒兄ちゃんも幸せになってほしい。みんな救われてほしい。