甲田学人のレビュー一覧

  • 断章のグリムIV 人魚姫・下
    どうしてこの人はあんなメルヘンな話をこうもアレな方面に持っていけるのか不思議でなりません。物語の構成が素晴らしいと思います。
    しかし、主人公の蒼衣がどうしても好きになれないのは僕だけか。
  • 断章のグリムIV 人魚姫・下
    不覚にも泣きそうになったよ。だがその後の壊れた発言に何ともいえないものが…。結局みんな病んでいるのか。今回の潜在者がまた女の子だったらがっかりだなーと思っていたけど、見事裏をかいてくれた。切なさと苦しさと何よりもやりきれなさが満載。現時点ではシリーズ中最も好き。だけどやっぱり蒼衣は嫌いなので★4つ…...続きを読む
  • 断章のグリムIV 人魚姫・下
    泡に軽く拒否反応を起こしそうに(苦笑)
    鹿狩屋さんが何故戦うのかが分かります。
    次回の童話が気になります。
  • 断章のグリムII ヘンゼルとグレーテル
    今回はヘンゼルとグレーテルです。読んでいくうちに「ナルホドー」と関心したりしなかったり。あとがきで、作者さんは「グロではない」というんですけど、どうなんでしょう。私は十分にグロだと思うんです…
  • 断章のグリムIII 人魚姫・上
    イラストレーターの人もなんか頑張ってる感じがしてきた三冊目。スラスラと読めました。続きが気になるところー。
  • 断章のグリムIII 人魚姫・上
    第三巻は上下と分かれていて長めです。
    お題はアンデルセンの人魚姫。
    ・・・グリムはどこいった?(笑)

    しかし巻を増すごとに怖さというかグロさというか・・・そんなものが増していきます。
    おまけに私もよく手を洗うので、今回のは痛みがリアルに想像できてしまうのが怖さに拍車をかけてくれました。
    雪乃と蒼衣...続きを読む
  • 断章のグリムIII 人魚姫・上
    missing で好きになった甲田さん。
    これはグロいですが、好きですねぇ。
    元の、それこそオリジナルの童話読めるのも好きな理由の一つ。
  • 断章のグリムII ヘンゼルとグレーテル
    ヘンゼルとグレーテル。ええ、メルヘンなお菓子の家が出てくるはずのお話ですが、この方の手にかかると当然のようにこの結末。解釈の違い、なのかな。気付かなかったけれど、確かにこの話、この作品の内容と同じ解釈も出来るのです。盲点でした。童話って奥が深い。
  • 断章のグリムII ヘンゼルとグレーテル
    前巻での細かい設定をすっかり忘れてしまっていたせいか、最初の方でダレて挫折するかと思ったけど、1/3くらい(?)を過ぎたら途端に勢いに乗って読みきってしまった。とりあえず蒼衣が嫌い。そしてイラストレーターをかえて欲しい…。
  • 断章のグリムII ヘンゼルとグレーテル
    風乃姉さんが大好きなのって私だけですか・・・!!
    というより、風乃姉さんと蒼衣の絡みが大好きです。

    電子レンジと冷蔵庫に多少・・・抵抗を感じるようになるかも知れません(笑)
  • 断章のグリムIII 人魚姫・上
    メインタイトルのグリム童話ではありませんが(アンデルセンですが)人魚姫です。もともとが悲恋、アンハッピーエンドのお話ですから、救いが見えない・・・どころか、おどろおどろしさというスパイスまでプラス。人魚姫の物語には、そんなにも暗示的要素が含まれていたなんて。それをこんなにダークに持ってこられるなんて...続きを読む
  • 断章のグリムII ヘンゼルとグレーテル
    今度はヘンゼルとグレーテル。
    グレーテルと魔女の関係の発想は新鮮でした。あんなの考えたこともない。
  • 断章のグリムII ヘンゼルとグレーテル
    『Missing』の作者の新シリーズ第二巻。
    相変わらずホラーな内容です。
    しかし書き方がうまいので話にぐいぐい引き込まれますね。
    今回はヘンゼルとグレーテル。
    童話を紐解きながらだれが童話の主人公なのかを探す。
    ってか、内容が『Missing』っぽいというか焼き直しというか・・・。
    個人的には風子...続きを読む
  • 断章のグリムII ヘンゼルとグレーテル
    今回は雪乃の行動理念や考え方を記した部分が多く感じた。厳しさの裏側には優しさがある。
    状況描写や場面展開の際に、少し説明口調が過ぎる部分があって読みにくく感じるとこがあった。
  • 断章のグリムI 灰かぶり

    テーマは好き

     童話を主軸に物語が展開されていく本作品。劇中では登場人物が「暗喩」という表現で説明しているように、起きた事件を分析し、その概要から連想される物語を推測し、対処にあたるという流れが作られている。寓話・伝承同様にさまざまな見解が生まれる童話の特徴性を利用していて味わい深い。
     その一方で、利点を活かし...続きを読む
  • ほうかごがかり
    個人的に怖いのは苦手なのでたぶん続きは読めないかも。
    先が気になるので残念。
    最近のラノベではあまり見かけない、場の表現が上手だなと思った。昔のラノベはこういった作品が多かった気がする。
    掴みも引きも良い作品なので刺激の欲しい作品を読みたい方にはおすすめ。
  • ほうかごがかり
    Missing以来のファンで全作品読んでます。
    私が大人になってしまったのか、設定やキャラクターを見直して一般向けに書いた方が、著者の知識や見聞を活かせるのではないかと最近は思ってしまいます。(Missingやグリムの時はそういった感じは受けなかったのですが)
    文章や表現や題材は相変わらず大好きなの...続きを読む
  • Missing13 神降ろしの物語〈下〉
    新装版、無事完走。
    敵の敵は味方ではないが、ここまで来ると摩津方は頼もしい味方に見えた。
    魔女への最後の一撃は彼の分もあったから届いたと思うし。

    最後の最後まで文芸部員たちはバラバラのまま。
    でも孤軍奮闘、それぞれが役目を果たした最終決戦。
    魔王様はただ待ってただけな気もするが。
    そんな中、黒服た...続きを読む
  • Missing12 神降ろしの物語〈上〉
    魔女の見ている世界がようやく垣間見えて、やはり普通の人には理解できない世界だということを理解した。
    理解の範疇を超えると、そこにはもう本能的な恐怖しかない。
    武巳が遭遇したように。

    物語も完結まで秒読み状態なのに、文芸部がバラバラになっているのが気になる。
    残っていた魔王様や亜紀、村神ですら連携が...続きを読む
  • Missing11 座敷童の物語〈下〉
    悲劇と言うならば、下巻の方が余程悲劇だったような。
    武巳くんはいよいよ取り返しのつかないことに。
    文芸部もますますバラバラな状態だし、それでいて魔女に魔術師に、の三つ巴状態。

    よかったと言える点は、これまでの怪異が一つの結論に集約された点か。
    だからといって、=解決策が見つかる訳でもないが。
    今回...続きを読む