片野ゆかのレビュー一覧
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ネタバレ柴犬雑誌の元編集長とそのお仲間、愛犬達の楽しすぎる日々が綴られた作品です。
愛犬への愛情、わかるー!と共感するところ多数!
愛犬の歌を作って歌っているのって我が家だけじゃなかったのー、と思ったり、おしりのにおいを嗅ぐなんてマニアックにもほどがあるだろ!(肉球の臭いは時々嗅いでますが。。)とツッコミを入れたり、愛らしいふくちゃんをみて、ついニマニマしてしまったり、ひとりで読んでいるのに心の声が溢れてきてとにかく楽しい本でした。
柴犬さんは正直、誰にでも愛想のよいタイプではない場合が多いので、大好きな犬種ではなかったのですが、そんなこと関係ないですね。
犬はみ-んな愛すべき生き物です。。 -
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ネタバレ<目次>
プロローグ
第1章 狼に憧れた神童
第2章 白日荘のにぎやかな住人
第3章 動物文学に集う人々
第4章 愛犬の系譜
第5章 戦火のなかの動物たち
第6章 犬は笑うのか?
第7章 狼との対話
第8章 奇人先生の愛した犬たち
エピローグ
<内容>
戦前の日本には「奇人・変人」が数多いたようだ。南方熊楠然り、牧野富太郎然り…。この平岩米吉もその一人。彼らは裕福な家に生まれ、その財力で自由気ままに自分の興味を掘っていった。それだけで無く、ちゃんと成果を出したワケだ。米吉は犬の生態から狼やハイエナの生態まで。さらにちゃんとした動物文学の紹介まで。人口に膾炙した -
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ネタバレ<目次>
第1章 突然だが、馬主になった
第2章 馬と生きる新しい仕組み
第3章 知られざるリトレーニングの世界
第4章 馬と暮らした日本人
第5章 ある地方馬主のリアルと挑戦
第6章 ホースセラピーの力
第7章 旅して食べて馬を応援
第8章 社会が変わる交差点
<目次>
最近、テレビで競馬を見ることが増えた。決して賭けたりするわけでなく、走る馬が美しいことと、走っている最中の馬はなにを考えているのかを考えたりしているたからだ。この本で、そんなことの一端が知れたらと思ったが、それ以上の成果があった。著者は、動物系のノンフィクションを多く書いている人。前回は『平成犬バカ編集部』 -
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ネタバレ<目次>
第1章 崖っぷち男、最後の挑戦
第2章 めざせ⁉?『VOGUE』みたいな犬雑誌
第3章 お笑いに転じて、創刊号
第4章 ラブレターfrom柴犬
第5章 時をかける愛犬たち
第6章 書を捨てよ、犬を見よう
第7章 スタッフ犬、続々デビュー!
第8章 兄貴、星になる
第9章 クレームも、シモネタも
第10章 ダメな上司が犬をしつけにも失敗する5つの理由
第11章 涙のバースデー
第12章 戌年バブルがやってきた⁉
第13章 嗚呼、憧れのワンコ旅
第14章 インターネットと犬災害
第15章 シーバ、炎上
第16章 ニッポンの犬、変化する
第17章 福ちゃん -
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「犬部!」以来、出ると読んでいる片野ゆかさんの新作。今回は、動物好きの著者でもこれまでほとんど縁がなかったという馬について。いつも通り、いやいつも以上に、へぇ~知らなかったなあということがたくさんあって興味深かった。
そもそも捕食動物である犬や猫と違って、馬は被食動物なのだということからして、言われてみれば確かに!と目が開かれる。だから基本的に臆病なのだ。体が大きいからそういうイメージがなかった。そうなのか、ということが次々と出てくる
・背中に人間が乗れる動物はごくわずかで、馬、象、ラクダくらい。
・前足近くに乗れるのは馬だけ。だからあまり揺れず乗り心地がいい。
・日本は世界一馬券が買われ -
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引退馬のキャリア形成に関する言説は昨今取り沙汰されるが、その中での多様な取り組みに関して内側に入り込んで取材が重ねられていて勉強になる。
拡がる支援の手や経済システムの新たな構築が、いくらかでも行方不明となり得た引退馬のその後を紡いでいくことに一役買っているのは間違いない。
旧態然とした体制に否を唱える各々の活動者が理念を掲げ、それらに触れ拡散する熱に筆者も加わっているのは、それがひいては読者のもとにも届くことで理想の成就への一助となりうるだろうが
コロナ禍を経て経済全体に軋みが生じた現今では、経済合理性の元で、一筋縄でいかない課題があることも、取り上げられた施設のその後をSNSなどから拾 -
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犬が大好きだ。
幼稚園の頃は、毎日30分は近所の秋田犬をフェンス越しに撫でていたし、小学生の頃は実家で柴犬とポメラニアンを飼っていた。そして自宅を建ててからは、ずっと大型犬が家族の一員だ。現在は二代目。
なので「犬」と付く本が目に入ったら基本的に読む。そこで本書。「Shi-Ba」という日本犬(柴犬メイン)雑誌の誕生から現在までの約20年を追ったノンフィクション。実はそのことを知らずにページを開いてしまった。そしてちょっぴりがっくりした。実は年齢を重ねるごとに小型犬に興味が持てなくなっているのだ。
「柴犬か……。無愛想でちびっこいしなぁ」と思いながらも、せっかく読みはじめたのだからと、半ば無理や -
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保健所の犬や猫を引き取って飼うことだけが良いことじゃない。ちゃんと飼えない人たちが、引き取って再度保健所に返されることがないようにすることが、動物たちにとっての幸せじゃないのかと書いてあり、なるほどと思った。野良犬は狂犬病の予防から保護、捕獲しなければならないって初めて知った。猫はそういった法律がないけど、野良猫による地域の被害があることもある。猫は1年で70匹くらい産むらしく、飼い主がいない猫を増やさないために、不妊手術をすることが一般的になっている。人間の都合で勝手にそんな手術されるのはどうかなと思うが、そのせいで野生で生きる力もないのに捨てられることと天秤に掛けると悩む。なにが動物たち人
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動物好き、生き物好きならば面白くないということはあるまい。ただ特に前半のペンギンやチンパンジーの章辺りは、なんだか筆致が単調でメリハリがないように感じられて、取材は丹念なのにちょっともったいないなあ…なんて思っていたが、アフリカハゲコウで少しリズムが出てきて、最終話のキリンまできたら序盤で感じた瑕疵がまったく気にならなくなったというか、しっかり娯楽性を備えた読み物に仕上がっていたと思う。
確かに動物園と言えば、生き物が好きな人ほどその存在に抵抗を感じる、という一面があることは否定できない。
野生動物の捕獲が困難になっている情勢等を考えると、その未来に不安を感じるし、存在意義を保っていけるのか -
Posted by ブクログ
ネタバレ動物保護の現状について詳しく知りたいと考え、この本を手に取った。なぜなら地元で30年間動物保護ボランティアをしている女性に話を聞いたから。
★動物の引き取りを依頼する身勝手な飼い主の言い訳一覧
・歳をとって番犬として使えなくなった・かわいくなくなった
・吠える・噛む
・経済的に厳しくなった
・引っ越しで飼えなくなった
・世話が面倒臭い
・最期を看取るのが辛い etc..
★思いついた対策
・犬税。将来的には安易に動物飼育をする人は減るだろうが、現状捨て犬の増加が懸念される。
・マイナンバー制度とマイクロチップを連携させ、飼育歴に基づき動物倫理の有無を可視化する。経済状況、転居の可能性、動物