あらすじ
行き場のない不幸な犬や猫を引き取って飼うまでのプロセスは、想像以上に厳しく複雑。それでも、保健所犬(猫)といっしょに暮らすことは、ほんとうに楽しく、多くの喜びに満ちている──。保健所犬(猫)の飼い主になるための独特のルールやその仕組みを詳しく紹介し、「今どきの犬(猫)との出会い方」を丁寧にサポートする本。
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Posted by ブクログ
保健所犬の飼い主のノウハウ本。 愛玩犬を入手する方法として、保健所の犬を飼う方法がある。 不運な犬には、様々な経緯がある。 ペットショップで飼う犬とは違った配慮が必要。 保健所で保護された犬を飼うための条件、譲渡までの手順や心構えなどを説明しており、大変参考になった。
自分も昨年から保護犬を譲渡され飼い始めたが、亡くなった元の飼い主の習慣や癖などが身についており、どんな犬なのかを把握するのに大変時間がかかった。 飼い始める前に、この本を読んでおけば、もっと早く飼いならすことができたかもしれない。保護犬に関心がある人の必読書だと思う。
Posted by ブクログ
保健所の犬や猫を引き取って飼うことだけが良いことじゃない。ちゃんと飼えない人たちが、引き取って再度保健所に返されることがないようにすることが、動物たちにとっての幸せじゃないのかと書いてあり、なるほどと思った。野良犬は狂犬病の予防から保護、捕獲しなければならないって初めて知った。猫はそういった法律がないけど、野良猫による地域の被害があることもある。猫は1年で70匹くらい産むらしく、飼い主がいない猫を増やさないために、不妊手術をすることが一般的になっている。人間の都合で勝手にそんな手術されるのはどうかなと思うが、そのせいで野生で生きる力もないのに捨てられることと天秤に掛けると悩む。なにが動物たち人間にとって良いことなのか、人それぞれの価値観があるからこれが正解とは言えないな。でも、今のペット業界が無責任な飼い主に動物を売り、不幸せな動物たちを増やしていることはたしかなので、飼い主になる時には最後まで責任を持つという当たり前のことをしよう。
Posted by ブクログ
読みやすくわかりやすい。
保健所犬や猫への優しさを感じる。
保健所犬を飼うためのステップやメリットデメリット、実際に保健所犬を迎えた人の話もあり、保健所犬を飼いたいと思っているので参考になりました。
Posted by ブクログ
16年一緒にいたわんこを亡くしてからちょうど1年。里親募集のイベントで偶然出会った仔でした。
1年経ち、再びわんこと暮らしたくなったとき、やはり保護犬を、と探し始めたのですが、16年前とはすっかり事情が変わっていて簡単に運命の仔とは出会えなくなっていました。
この本を読んで保護活動や譲渡の仕組み、子犬ではなく成犬を迎えるメリットなどいろいろ意識を新たにできました
次に我が家にくる仔について、または迎えないことについてとても参考になりました。
Posted by ブクログ
犬と出会う場所はペットショップだけではない。
新しい選択肢として、保護犬を引き取るという方法が今増えてきている。
いつかまた犬を迎える時はそういう子を、と思っていたので手に取った本。
行政施設から譲渡してもらう場合、動物愛護団体から譲渡してもらう場合など具体的なことがたくさん書かれてある。
どちらにも共通しているのは、一度辛い経験をしてきた子、だからこそ二度とこんな目には合わせない、そういう強い思いをもって譲られることだ。
だから、誰でも飼い主になれるわけではない。
でも、だからこそ、たくさん考えるし、家族での話し合いも必要になる。
大事な大事な命。
そういうストッパーは絶対に必要だと思った。