工藤美代子のレビュー一覧

  • 凡人の怪談 不思議がひょんと現れて

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    霊感があるらしい著者の体験談や、知人友人から聞いた不思議話をあつめた実話怪談集。基本的に怖くはなく、不吉さもなく、確かに不思議ではあるけれど、お化けや幽霊ではないのかもしれないよなという程度の、ある意味平凡でリアルな怪談話ばかり。それでも文章がこなれていて癖がなく、無駄のない構成なので、退屈することなしに最後までサクサク読めてしまう。その辺り、ノンフィクション作家としての実績を感じた。そこらの素人じみた実話怪談本なんかより楽しめた。

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    2025年11月07日
  • 凡人の怪談 不思議がひょんと現れて

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    工藤さんの心霊エッセイ?のファンです。
    こちらは「怖い顔の話」や「ノンフィクション作家は〜」シリーズより怖くなく、軽く読めます。
    人によっては、あっさりし過ぎてつまらない!と思うかもですが、私にとってはなぜだか心地良いんですよね。
    工藤さんのちょっとした日常の不思議を覗かせてもらっているみたいでした。
    20250918

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    2025年09月18日
  • 凡人の怪談 不思議がひょんと現れて

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    70代の著者が婦人公論に連載していた不思議話。こんな不思議話は昔々話のイメージだけれど6年前(2018年)の発行と知ってびっくり(勿論著者が子どもの頃の話が多いけれど)そう言えば、自分の父親が入院中に普通に幽霊が出る話をしていたっけ。一昔前は幽霊は身近な存在だった。今はどうしてるの?気づかなれないだけ?
    面白かったです

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    2024年03月30日
  • 凡人の怪談 不思議がひょんと現れて

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    怖くないのでホラーが苦手な人でも読めると思います。ホラー映画とかでいかにも幽霊は怖い存在みたいに描かれてますが、実際はこの本に出てくるみたいに「あれは何だったのだろう?」と不思議に感じるくらいのものかもしれないと思いました。

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    2024年02月11日
  • 凡人の怪談 不思議がひょんと現れて

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    著者が体験した怪談話。著者本人も言っているけど、鈍感で後であれは幽霊だったのかも…みたいなのんびりした怪談話がほとんどで、出てくる幽霊達も危害を加えたりする類のものではなく、終始のんびりモード。なので、ちょっと物足りなかったなぁ。

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    2023年01月04日
  • 悪名の棺 笹川良一伝

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    『大山倍達との日々』真樹日佐夫(著)に次の様な記載がある。-- 笹川良一全空連会長が直接大山倍達に会って説得したいとのことで、会合の場として料亭を指定した。
    技術部長として大山を遇する用意がある、といった話が持ち出され、1億円を提供するという話ががあった。大山は「
    講道館と武徳会の2つがあった頃、日本柔道が一番レベルアップしたのと同じ様に、空手の世界に於いても、幾つかの流派が存続し合った方がプラスであろうと----」と答えたと。
    笹川は「この話はこれまでだ。お互い裃は脱ぎ捨てようではないか」と応じたと。---
    笹川良一という人間について、あまり知らなかったので読んでみたが、いゃー傑物であり、と

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    2020年08月09日
  • 愛して生きて 宇野千代伝

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    こんな泣き方はあたしじゃないわ

    人間の色事なんて、わからないことばかりよ
    だから生きているのって楽しいのよ

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    2020年04月11日
  • 悪名の棺 笹川良一伝

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    箕面の滝道の入り口に笹川が母親を背をって道を歩く像がある。箕面市にゆかりがあるのだろうと思い手に取った。以前から巣鴨プリズン、児玉誉士夫、日本船舶振興会・・部分的には聞こえてたきた。この人物は何を残してきたのか、、最後までわからなかった。

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    2019年08月13日
  • 美智子さま その勁き声

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    美智子さまが好き
    10歳の少女だった時から
    いつも憧れていた
    痛みと共に
    内容は響くものだったけれど ノンフィクションとしては
    ちょっと物足りなくて
    仕方ないのかもしれないけれど

    平成が終わる
    どうか 心静かにお過ごしくださいと

    ≪ その覚悟 祈りと決意 美智子さま ≫

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    2019年04月29日
  • 凡人の怪談 不思議がひょんと現れて

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    ネタバレ

     見えるものは見えるだけ人より世界を一つ多く持っている。
     それが学問であろうと、ゲームであろうと、スポーツであろうとそれら多くの中の一つでしかありえない。

     ただ、それが自分に対し自分の生活を脅かす存在であったとしたら果たしてどうなるのだろう。

     その違いが知りたい

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    2018年12月11日
  • 悪名の棺 笹川良一伝

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    単行本が出た時に気になっていたので、100円の文庫で購入。結論としては、単行本で買わなくて良かったという印象。

    私の世代にとっては、火の用心、一日一善のおじいちゃんだが、本書で書かれていることもそれを越えるようなことはなかった。スキャンダラスなことを期待していたが、そういうことはほとんどなく、ミステリアスな面も感じられなかった。

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    2018年10月12日
  • 凡人の怪談 不思議がひょんと現れて

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    ネタバレ

    <目次>
    省略

    <内容>
     『婦人公論』連載の「不思議がひょんと現れて」をまとめたもの。最近、工藤美代子が怪談を書いていると聞いていたのだが、これはちょっとコミカルというか、おばさんのシニカルさというのが出た作品。読後しばらくして思い出して、ちょっと寒気がする感じ。文の構成がうまいので、サラッと読めます。

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    2018年07月30日
  • 今朝の骨肉、夕べのみそ汁

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    著者の幼少期、昭和初期から平成の世までの自伝。
    昭和の香りが色濃く漂う。『オールウェイズ三丁目の夕陽』とはまた違う。
    前妻、本妻、愛人を囲い、戦後日本をイケイケどんどんで行く出版会社社長の父親。
    下手な家族もの小説より、事実は奇なり。
    本書でも出てくる、茅ヶ崎のパシフィックホテル。物心ついた時には、もう営業していなかったが、建物はギリギリ記憶にあるな。
    淡々と描かれるが、自伝って個人的には物足りないかな。

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    2018年02月15日
  • 悪童殿下 愛して怒って闘って 寛仁親王の波瀾万丈

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    「何か言う人がいるのなら、記者会見でも文書発表でもして
    やるから行って来なさい」

    東日本大震災の年の5月。オックスフォード大学での学位
    授与式への出席を躊躇していた彬子女王殿下の背中を押した
    のは、父上である「ヒゲの殿下」こと寛仁親王殿下だった。

    この時の父上の言葉が、涙が出るほど嬉しかったと彬子女王
    殿下が語っているのを読んで、もらい泣きしそうになった。

    私が長老殿下と呼ぶ、三笠宮崇仁親王殿下の長男・寛仁親王
    殿下は平成24年6月6日にご逝去された。

    生前の寛仁親王殿下と親交のあった著者による追悼エッセイ
    が本書である。提灯持ち評伝ばかり書いている著者なので
    二の足を踏んでいたのだが

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    2017年08月20日
  • 読ませる自分史の書き方

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    工藤美代子さんの「読ませる自分史の書き方」、2016.7発行です。「小説というものは、すべてがその作家の自分史の切れ端である」とは言い得て妙だなと思いました。自慢話を書き過ぎない。苦労話は書いてもいいが成功話は控えめに。これらは自分史に限らず必要な配慮のような気がしますw。ただ、熟練の作家の手にかかると別の様です。宇野千代さんは、自慢とは受け取られない自慢話が本当に上手で、読者は読んだ後、この女性は可愛くて色っぽい女性なんだなと想像が膨らんでいくと(^-^)

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    2016年10月18日
  • 悪童殿下 愛して怒って闘って 寛仁親王の波瀾万丈

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    ヒゲの殿下として親しまれてきた寛仁親王がご逝去されたのは一昨年のこと。
    それ以前から皇室の枠には当てはまらない放埓なイメージは持っていたけれど、まさかラジオDJもされていたとの報道に驚いた記憶がある。
    本書は生前寛仁親王と親交の深かった工藤美代子氏によって書かれている。
    ノンフィクション作家の肩書を持つ彼女ではあるが、本書はノンフィクションと言うよりも随想といったところか。客観的と言うよりむしろ、“愛すべき殿下”という一貫したスタンスを取っている。

    破天荒な立ち振る舞い、影での努力、愛すべき人柄、人知れぬ悩みやストレスだけにとどまらず、女性遍歴や信子妃との夫婦仲にまで話はおよび、文章こそ上品

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    2014年04月28日
  • 悪名の棺 笹川良一伝

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    評伝としては、もう少し突っ込んだ感じのものを期待していたが、ちょっとふわっとした感じにとどまるものであった。

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    2018年10月14日
  • 悪名の棺 笹川良一伝

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    人間笹川良一を簡単に知るには良い本かと思います。
    三男の回想が随所に登場するのは、多少のヨイショが感じられます…

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    2013年07月10日
  • 男の壁 ED患者1130万人時代を生きる

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    ネタバレ

    好奇心にかられて手に取ってみたのですが
    実は実は、奥が深く、またどうしてもネタにされがちで
    誰もが語れない、でも他人事ではない問題なのだなぁと
    思います。

    各国で捉え方は様々
    対処も様々ですが
    世界共通の男認識「男は勃ってなんぼだろ!?」
    いうのは、本能なんでしょうか

    職場的に他人事でなく
    また、ネット社会で怪しい情報、薬が氾濫しているので
    死者も出る笑えない事例もあります。

    単純ですがパートナーとよくよく語り合える信頼関係が
    大事なのでしょうね

    ・・・でもさ、愚痴って言うかさ、
    ピルはなかなか認可おりなかったのに
    バイアグラは認可早かったよね
    そういう

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    2013年06月24日
  • 悪名の棺 笹川良一伝

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    なんとなくの、イメージしかない笹川良一の本。
    子供の頃みたCMといつの間にか持っていた昭和の黒幕というイメージしか持っていなかったので本屋で見かけて思わず購入しました。
    読んだ感想としては混沌とし、思想や文化、社会システムが大きく変わる時に必要な人で信念がブレなかったんだなと。
    要約は巻末の解説の方が素晴らしくわかりやすく纏めてくれていました。
    この解説を読むだけで本編を読んだ気になれそうな素晴らしい解説でした。

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    2013年04月25日