【感想・ネタバレ】小泉八雲 漂泊の作家ラフカディオ・ハーンの生涯【毎日文庫】のレビュー

あらすじ

漂泊の作家が巡り会った愛する妻・セツと美しい国。
日本をこよなく愛した作家の知られざる頃の遍歴。

ギリシャのレフカダ島で生まれたハーンは、十九歳で英国から海を渡りアメリカへ。さらに放浪の旅を続けたのはなぜだったのか。さまよえるハーンの魂が定着したのは、明治二十三年の日本だった。松江で巡り会ったセツと、四人の子供に恵まれ幸せな家庭を築いた、小泉八雲と日本名を名乗った彼の生涯を丹念に調査し、最初のアメリカ人妻にも言及した意欲作。

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Posted by ブクログ

小泉八雲が朝ドラなので…いろいろ知りたくなり読みました。時代が時代なので、難しいです‥
でも結構身近に(子供の頃は)小泉八雲がいたのにな‥‥
次は 小泉八雲・‥もう1冊読みます。

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2025年12月23日

Posted by ブクログ

ハーンも自分の居心地のよい場所を求めて旅を続け、日本に落ち着いた。わたしもそういう場所があるのかなと思った。彼の妻の話から明治時代の日本女性の強さと賢さに少し触れた。小泉セツさんについても本を読んでみたい

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2025年11月23日

Posted by ブクログ

“ラフカディオ・ハーン”、日本名“小泉八雲”について知っていることと言えば 日本女性を妻にし「耳なし芳一」などの物語りを書いた異国人。

今回この本を読んで 分かったこと。かなり寂しい、気の毒な少年時代を送り、青年時代は食べるのに必死で、アメリカ大陸を放浪せざるを得ない
状況に置かれたこと。

40歳にして 異国の日本にやって来て “松江”と言う町に出会い、“小泉セツ”と言う女性に出会えたのは八雲にとっては 今までの報いられない人生を思う時 どんなに幸福な事だったか。

私達日本人にとっても この出会いは幸せなことだったようだ。

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2025年10月24日

Posted by ブクログ

2025年秋放送のNHK連続テレビ小説「ばけばけ」のモデル!漂泊の作家が巡り会った愛する妻・セツと美しき国。日本をこよなく愛した作家の知られざる心の遍歴。

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2025年08月29日

Posted by ブクログ

朝ドラ「ばけばけ」、ヘブン先生のモデル小泉八雲ことラフカディオ・ハーンの伝記。

日本滞在時だけじゃなく、ハーンの生涯を生まれから死ぬまで丁寧・簡潔に読みやすくまとめてうれています。

というのも、本書は30年ほど前に、NHKの番組「人間大学」の講師として著者がラフカディオ・ハーンを扱った際に作成したテキスト『ラフカディオ・ハーン 漂泊の魂』が、朝ドラに合わせて新たに文庫として出版されたものとのことなので、だらだらと長くはないのも納得です。

「ばけばけ」の主人公はあくまでも妻のトキ(小泉セツ)なのでヘブン先生がどういう人なのか、なかなか明かされない。ドラマでも少しずつヘブン先生(ハーン)の過去や生い立ちが明かされそうですが、きになる人は本書で先取りすると、よりドラマも楽しめるでしょう。

正直、小泉八雲のことは名前ぐらいしか知らなかったのだが、そのあまり幸せではない生いたちや、アイルランドからアメリカへの渡航、各地を「漂泊」しながら、近代化に突き進む明治中期の日本にたどり着き、失われつつある日本文化に関する数々の作品を残して日本で54歳で亡くなった、その人となりを少し身近に感じられた気がする。

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2025年12月14日

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