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WOW! ついに辿り着いたアメリカ本土、ニューベッドフォード港に、ジョン・マンの雄叫びが響き渡る。ハワイ、グアム、南氷洋、ブラジル。そして故郷の土佐・室戸沖では、津呂組の鯨獲りに遭遇。日本の鯨漁に乗組員たちが感嘆の声を上げる中、一人、万次郎は海を見つめ、唇を噛みしめる。仲間が待っている。いまはまだ帰れない――。二年にわたる長き航海と少年の成長。16歳になったジョン・マン、新天地での暮らしが始まる。シリーズ第三弾!
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Posted by ブクログ
ハワイで仲間と別れて、グアムとかフィリピンとかブラジルとか経て、いよいよアメリカ本土上陸に至るまでの経過。誰からも好かれそうな、人懐こいひたむきさとか、仲間を思いやる優しさとか、彼への好感度がいや増します。彼の人物史についての知識が皆無な自分としては、これから過ごすアメリカでの日々とか、おそらく帰り...続きを読むつく故郷に至るまでの道程とか、いろんなことに興味津々です。
久しぶりにジョン・マンの続編。 一気に物語に引き込まれました。 すごいなぁジョン・マン。 魅力的な船乗りに、敬意を抱きます。
前半が★三つ、後半が★五つ!! 間を取って★四つ 成長するマンジロウもですが、鯨組を見たあとのジョン・ハウランド号の船員全員が鯨へ悼みと感謝をするところは、、、泣きそうになります。 あとがきでジョン・マンをペリーが訪ねた事実が書いてあったり、、、続きをもっともっと読みたくなりますが、5巻以降が在庫無...続きを読むし状態。。ゆっくり読もうと思う今日このごろ。
ジョン・ハウランド号の一員となった万次郎は船長をはじめ他の乗組員からその働きぶりと人間性を愛され、また航海中の豊漁に貢献し人間関係を深めながらジョン・マンと呼ばれるようになりアメリカ、ニューベッドフォードに帰港する。
ジョン・ハウランド号は母港ニューベッドフォードに着いた。マンジロウの適応力は若さゆえか素質か、両方だろうな。
英語を覚え、捕鯨で実績を積んだ万次郎は、船長や乗組員の信頼を勝ち取り、ますますその力量を発揮する。 読み手に、あたかも万次郎との一体感を与える著者の筆の冴えに、今後の展開が楽しみ。
アメリカの捕鯨船の乗組員となった万次郎。 前の巻で、すでにアメリカ大陸の土を踏むところまでは描かれているが、この巻では、捕鯨船の航海、捕鯨という仕事と万次郎の捕鯨船乗組員としての成長について、描かれる。 船長に見込まれた「ジョン・マン」がどの様に成長してゆくのか?続きが楽しみ。 捕鯨船乗組員の鯨に...続きを読む対する敬意が直接的に描かれているのは、死を賭して鯨を捕らえる人たちの、海上で最大の生物に対する純粋な気持ちなのだとは思うが、近年の捕鯨禁止の風潮に対してわざわざ書かれたものと思ってしまう。
巻末で、漸く、万次郎は「ジョン・マン」と呼ばれる一人前の捕鯨船乗りになり、初めてアメリカ大陸に上陸する。四国沖で、マッコウクジラを仕留める土佐の捕鯨船をみながら、ハワイで待つ4人の為に、望郷の念に堪えて、ジョン・ハウランド号に乗り続ける決意の重さに、思わず涙腺が緩んだ。
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