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深川老舗大店のあるじ・桔梗屋太兵衛は、筆の稽古で賭場の貸元の猪之吉と出会い、肚を割った付き合いをする。病に伏した太兵衛は、騙り屋に狙われた店の後見を猪之吉に託して逝くが……。渡世人が実直な堅気の商人のために見せた男気と友情。これぞ一力節!
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Posted by ブクログ
すっごく面白かった! 老舗の大店のあるじと賭場の胴元の、大人の友情物語なんだけど、この二人が出会った場所というのが書道教室(筆道稽古場)なのよ! 幼なじみではない。 いい大人が、知り合ってすぐに互いの器量に惚れて、月に一度だけ食事をともにする、という関係。 ところが、太兵衛の店の為替手形が、猪之吉...続きを読むの賭場で使われる。 普通、真っ当な店のそれが、賭場で使われるなんてことはあり得ない。 猪之吉は換金することをやめ、事件の裏を探ると、太兵衛の店は騙り屋に狙われ乗っ取られようとしているのだった。 知り合った時からすでに嫌な咳をしていた太兵衛は、後事を猪之吉に託してなくなるのだが、普通大店に渡世人が出入りをすれば、それだけで評判に傷がつくことになるのだが。 しかも、二人が出会ったのが3月、太兵衛が亡くなったのが10月と、たった7ヶ月の交流なのに、熱いのよ。 善悪ははっきりしているので、絶対に勧善懲悪だとわかるのに、最後までドキドキハラハラしながら読めた。 結局、これで決着がつくかどうかはわからない、というか、面子にかけて、また狙ってくる可能性は大なのだけど、多分うまく切り抜けてくれるだろうという安心感と共に本を置くことができた。
2007年版を久しぶりに再読。 文庫で手元に置く前に、単行本で読んで惚れ込んで購入。 たまに無性に読みたくなる。 大きな商家の旦那と賭場を仕切る渡世人の友情。 お通夜のシーンがやはりいい。しびれる。 こういう人と人の繋がりに憧れている。 小村雪岱の挿画もすてき。
凄いモノを読んでしまった❗読んでいる途中から背筋がゾクゾクするし、涙が出てくるしで、やっぱり良いなあ、書物を読むということは。感動というのは言葉にならないもんですね❗
出版された当初に読み、 「こんな店で働きたい‼️」と切実に思った。 あれから随分と時は流れたが、未だに夢、また夢でそんな働き口とは出会っていない。 経営者になりたいと思う方。夢でもいいから目指してほしい。
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