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先生、あのときは、すみませんでした──。授業そっちのけで夢を追いかけた先生。一人の生徒を好きになれなかった先生。厳しくすることでしか教え子に向き合えなかった先生。そして、そんな彼らに反発した生徒たち。けれど、オトナになればきっとわかる、あのとき、先生が教えてくれたこと。ほろ苦さとともに深く胸に染みいる、教師と生徒をめぐる六つの物語。『気をつけ、礼。』改題。
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「泣くな赤鬼」
2019年6月14日公開 出演:堤真一、柳楽優弥、川栄李奈
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Posted by ブクログ
学校という場でイメージする先生とは少し違う、そんな先生たちが主人公です。普通イメージする先生は「頼りになる」「いろいろ教えてくれる」「こわい」「うるさい」という所でしょうか。人によって思い出があると思います。 しかし、この物語に出てくる先生はみんな普通とはいえません。人間らしさがよくみえます。 理由...続きを読むなく人を嫌うとか、夢を追いかけ続けるとか、もっともっと、先生という存在ではなく人間として先生を見たいと思える作品です。 特にこの作品の中でも「にんじん」は人間らしさと先生らしさの真ん中で苦しみ続ける姿がとてもつらく、やり場のない苦しみってどうすればいいのか、考えさせられました。
多くの生徒から見た「良い先生」が、誰にとっても「良い先生」である、とは限らない。 逆に、普段はつまらなさそうな先生が子供のようにはしゃいでいたり、厳しい先生が実は一番生徒の気持ちを理解していたり。 そんな、違った角度から先生を見た時、人間味があって、とても面白かった。 自分たちに当時見えていた先生は...続きを読む、「完璧な大人」だったが、実際は学びと試行錯誤の連続で、大人と子供に大差はないのかもしれないと感じた。 むしろ、大人の中の「新人」と「ベテラン」にこそ、子供と大人以上の大きな差を感じた。
知人に勧められて手に取った1冊。 著者の作品を初めて読みましたがとても読みやすかったです。 個人的には『泣くな赤鬼』が1番好きなお話しでした。 他の作品も読んでみたいと思います。
泣ける。 先生の人間くさい感情が、大人になった今読むと、あー、先生も完璧じゃないんだなと安心できる。 学生が読むと、また別の感情になると思う。 学生時代、もっと先生に心を開いて話をすれば良かったなとも思うし、それはあの頃には無理な事だとも思う。 短編集なのだが、3回は泣いた。それも、結構な流涙。先...続きを読む生の後悔に、自分の後悔を重ねて泣けたのかはわからないけど、泣いて、スッキリする。
私は現在、小学校の先生になるために大学の教育学部で教職課程をとりつつ、ボランティアやアルバイトで小中高校生と関わっている。 その中で感じるのは、 「教師の仕事は勉強を教えることだけでは無い」 ということだ。 子供たちが生きていくために大切なことを悟らせる、子供たちと一緒に人間として成長していく。 ...続きを読むこれができる教師に私はなりたい。
物語全編通して、ほんとに個性豊かな「せんせい」たちが出てきて、面白い。学校という場では生徒に焦点が当てられがちだけど、先生もやっぱり1人の人間で、みんな自分を生きてるんだろうなと感じた。 「白髪のニール」 「キープ・オン・ローリングなんよ。」、「止まらん、いうことよ。」、「終わらん、いうことよ。」...続きを読む「要するに、生き抜く、いうことよ。」はやっぱり響く。 「ドロップスは神さまの涙」 最後に笑ったヒデオバの笑顔を想像すると、自然と笑顔が溢れてしまう。保健室の先生って不思議だしすごい。 「マティスのビンタ」 画家であることを諦めなかった先生なりの松崎への指導は、誰も邪魔することのできないものだったんだと思う。その手は画家であり、やはり教師でもあったんだろうな。 「にんじん」 正直この物語がこの本の中で1番リアルで、印象に残った。顔を見るだけでなぜか歯を食いしばってしまうような、なんとなく嫌いな奴って誰しもいるんじゃないかな。でも、それをなんらかの形で表出してしまった瞬間、自分の負けなのかもしれない。先生は必ずしも完璧じゃないといことを体現してしまった工藤に、同情したくてもやはりできないな。 胸くそ悪いけど、逆にそこまでリアルに人物を描ける著者の実力を賞賛せずにはいられない。 「泣くな赤鬼」 厳しく接することしかできなかった教師って、本当にたくさんいるんだろうな。でも、赤鬼のように、「俺の生徒になってくれて、俺と出会ってくれて、ありがとう」と思える教師はなかなかいないんじゃないかな。 「気をつけ、礼」 著者の経験にも基づいているはずなのに、程よくフィクションを感じさせるのは、著者の巧みな筆致あってこそなんだろうなと。先生ってほんとに不思議。 あとがきも、最後に作品を完成させる上で欠かせないものだなって改めて感じた。著者の「教師と生徒」観あっての作品であることを、認識しているかしていないかで、作品との向き合い方が大きく違ってくると思う。
同業だからこそ共感できることも腹立たしいこともたくさんあった。しっかり向き合えた時も逃げてしまった時もあった教員生活。「こんな先生でありたい」にたくさん気付かせてくれる一冊でした。
わたしは先生が好きです。 号泣ものでした。 素晴らしいです。 先生という存在が、いかに大切かわかりました。
重松清さんの作品は本当に心暖まります。今回も大満足。後味も最高です。 特に「泣くな赤鬼」は涙が止まりませんでした。 通勤電車だったのですが電車で読んではいけませんね。 「白髪のニール」はロールすることの素晴らしさと凄さを感じました。
先生を目指している人はぜひ読んでください 6つの短編が収録されています。 泣くな赤鬼は号泣でした。 主に先生と生徒の関係が終わったそのあとの話が書かれています。 先生にとって、あのころの生徒とは。生徒にとって、あのころの先生とは。時が経ったいまだからこそ言えるお互いの本音が書かれています。 私も...続きを読む学校の先生を目指しています。私的2023年ベスト本になりました。
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