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名代の茶道具屋の愛娘だったゆずは店の奉公人だった真之介と出奔、幕末の京都で道具屋「とびきり屋」を営んでいる。2人にわかるのは道具のことだけ。でもその「見立て」力で、龍馬や桂小五郎らと渡り合い、動乱の京を生き抜いていく。若い夫婦の成長を軸に、京商人の心意気を描いた大人気シリーズ第2弾!
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Posted by ブクログ
「ええもんひとつ」の考え方はいい。普段その逆の「安物買いの銭失い」で失敗しているだけに心にとめときたい
ゆずと真之介の若夫婦が営む、とびきり屋シリーズの第2弾。 今作も幕末の志士たち、坂本龍馬に、新たに桂小五郎も登場する。新選組芹沢鴨も、相変わらず傍若無人に店に出入りする。 そんなこんなも、ゆずの機知と真之介の才覚で何とか治め、商売はまずまずの繁盛。 道具屋の商売柄、黒漆の香箱、仁清の香炉、李朝の徳利...続きを読む、唐物の茶壷、等々の骨董が絡んだ短編が5編。 巻末には、ゆずと真之介の馴れ初めとなる話が掲載されている。 ゆずの京ことばに癒されながら、次巻も。
駆け落ち同然で夫婦になったゆずさんと真之介さんが営む、京都の道具屋「とびきり屋」のお話です。二作目 二人の優しさがとても感じが良く読みやすい作品です
京都古道具屋の第二弾。 作者がお亡くなりになっているので、あと二冊かと思うと、なかなか読む気になれず。ゆっくり楽しみます。
ゆずと真之介の馴れ初めから自分の店を持つ事になった理由、その店での商いの基本となる考え方などが描かれた一冊。 道具が10個あればその内の「ええもんひとつ」を手元に残し残りの9個で生計を立てる。 いつもええもんを見て目を肥しておけばくだらない物を買って失敗することはないという部分に大いに納得させられた...続きを読む。 願い事を言う前にお礼を述べるというゆずの習慣にもハッとさせられた。
連作短編6編 幕末の京都の緊迫感が,どこかのんびりしたようなとびきり屋夫婦の雰囲気で包まれている.古道具の蘊蓄が面白い.
名代の茶道具屋の愛娘だったゆずは店の奉公人だった真之介と出奔、幕末の京都で道具屋「とびきり屋」を営んでいる。二人にわかるのは道具のことだけ。でもその「見立て」力で、龍馬や桂小五郎らと渡り合い、動乱の京を生き抜いていく。若い夫婦の成長を軸に、京商人の心意気を描いた大人気シリーズ第2弾。
相変わらず ゆず の目利きは素晴らしい!やっぱり幼い頃から、ええもんに触れていると違うんだなぁ(^^)最近、お茶席に行って道具を一通り紹介してもらったけれどサッパリ…(--;)たまにはええもんに触れないとね(^^;)しかし芹沢鴨はむちゃくちゃだなぁ(゜゜;)それから若宗匠は昔からダメなやつだ(`ヘ´...続きを読む)真之介を選んで正解(^^)/
とびきり屋見立て帖シリーズ第2弾。 表題の「ええもんひとつ」で、道具を買うコツは安いものを多く買うのではなく、本当にいいものをひとつ買うのだ、と道具屋の主人・真之介が言っているが、本当にその通りだと思った。 値段の問題ではなく「ええもんひとつ」、大事に使っていければ道具も持ち主も幸せだろうなぁ。
短編集でサクサク読めるけれど、もっと読まないと下に流れているものが分からない。いい夫婦で、店の皆が力を合わせて働いているんだなあというのはわかった。
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山本兼一
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