ハイデガー入門

ハイデガー入門

880円 (税込)

4pt

二〇世紀哲学における最大の巨人と称されるハイデガー。半世紀以上にわたり、彼の思想はあらゆる知の領域に圧倒的な影響を及ぼしてきた。哲学史上最重要な作品の一つとして、大いなる成功と絶望的な無理解の断層に屹立する哲学書『存在と時間』。そこに隠された真の狙いとは何なのか? 本書は難解で知られるハイデガーの思考の核心を読み解き、プラトン、アリストテレス以降の西洋哲学が探求し続けた「存在の問い」に迫る。ハイデガー哲学の魅力の源泉を理解するための一冊。

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ハイデガー入門 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    数学や物理学などは、ある一定の高みまで行かなければ、数学する、または物理学する喜びは得られない。本書は哲学に関して、ハイデガーを通し、哲学する喜びを味わう「入り口」まで引き上げてくれる良書だ。

    ただし、ハイデガーという名前を聞いた程度、その主著『存在と時間』のあらましすら分からない、という読者向き

    0
    2015年08月05日

    Posted by ブクログ

    良くまとまっています。但し、欲張っているのでやはり原書を読まないと思いますが、難解な文体とのことで二の足踏んでいます。今サルトルを読んでいるので、敵対したようでその参考にくらいのつもりで読もうかと思います。

    0
    2024年11月04日

    Posted by ブクログ

    本書の目的は、「ハイデガー哲学が動いている問題地平を明らかにすること」だとされる。そのため、ハイデガー哲学はいわゆる実存哲学ではなく、プラトン・アリストテレスによる存在への問いを改めて立てる西洋哲学の嫡子であることを導きの糸として、ハイデガーの思考がどのような問題に関わっているのかが詳細に論じられる

    0
    2015年08月21日

    Posted by ブクログ

    ハイデガー哲学への本格的入門書。実存哲学や現代思想、あるいは禅仏教などの枠組みを持ち込んでハイデガーを理解したつもりになることを、著者は厳しく退け、ハイデガーをハイデガー自身から理解することへと読者をいざなう。硬派で良質の入門書。

    著者は、「それへ向けてのそれ」(Woraufhin)というハイデガ

    0
    2011年11月18日

    Posted by ブクログ

    [ 内容 ]
    二〇世紀哲学における最大の巨人ハイデガー。
    半世紀以上にわたり、彼の思想があらゆる知の領域に及ぼしてきた圧倒的な影響はいうまでもない。
    大いなる成功と絶望的な無理解の断層に屹立する今世紀最も重要な哲学書『存在と時間』。
    その本当の狙いとは何か?本書は、難解といわれるハイデガーの思考の核

    0
    2014年10月30日

    Posted by ブクログ

    自分が何を知らないか、何を読むべきかがわかった。本書の内容は5章以降からなんとなく理解できる部分が増えたものの、それ以前はやはりアリストテレスやプラトンを、彼らの言葉を知らないので致命的にわからなかった。

    0
    2021年04月25日

    Posted by ブクログ

    20世紀に活躍した哲学者ハイデガーの主著『存在と時間』を中心に、本入門書の著者の言葉通り、「ハイデガー哲学が動いている問題地平を明らかにすることを目的にしている」本になっています。原語でハイデガーを読む人のための入門書という位置づけのため、本書では、中身の解釈にまでは立ちいっていません。「哲学」とい

    0
    2019年03月07日

    Posted by ブクログ

    この本が入門書として良書かどうかはこの後実際に「存在と時間」を読む段になって明らかになると思う。なので今は星三つ。

    不満な点を挙げるとすれば、一部の術語(「時熟」、「脱自的」など)が最後まで意味を説明されずに使われていることか。入門書の読者としては、国語辞典に載っていないような術語については一言説

    0
    2011年09月12日

    Posted by ブクログ

    ハイデッガーの事を勉強しようと思って初めて読んだ本が難しすぎて、2冊目に読んだ本です。

    この本は文庫だけあってものすごく読みやすかったです。
    ハイデッガーの主張を筆者の言葉で言い換えてあり、理解が比較的容易に出来ました。

    しかし、わかりやすさ故の物足りなさを感じる面もありました。
    例えば原典の引

    0
    2011年04月12日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    正直自分の頭ではこの本は入門ではなかった。難解。ハイデガー入門といいながらも、ニーチェやプラトン、アリストテレス、ヴィトゲンシュタインなどの思想も説明してくれている。しかし難解ww

    ハイデガーを実存哲学ととらえつつも、アリストテレスから続く西洋哲学の歴史の流れの中でハイデガーの「存在と時間」につい

    0
    2011年11月21日

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