廣野由美子の作品一覧
「廣野由美子」の「小説読解入門 『ミドルマーチ』教養講義」「シンデレラはどこへ行ったのか 少女小説と『ジェイン・エア』」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「廣野由美子」の「小説読解入門 『ミドルマーチ』教養講義」「シンデレラはどこへ行ったのか 少女小説と『ジェイン・エア』」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
「小説とは、人物を造形するものである」
イギリス文学の研究家で、京都大学名誉教授の廣野由美子さんによる『批評理論入門』です
廣野由美子さん…なんとなくどっかで見たな〜と思ったら、光文社古典新訳文庫のオースティン『説得』の翻訳をされてた方やないですか、あの翻訳も素晴らしかった
さて、本書ですが、まさに『批評理論入門』です
「小説技法篇」と「批評理論篇」の二部構成となっていて、爆烈面白い
特に「小説技法篇」は小説を読む時に新たな視点や深みを与えてくれる
こんな面白い講義が聞けるなら、わいも京大行っときゃよかったな〜(行こうと思えば行けたみたいな言い方!)
まぁ、だいたいはなんとなく感じて
Posted by ブクログ
「もう、いいか」とちょっと思いました
ちょっとね
「もう、後は古典だけ読んでればいいか」と、ほんとにちょっと思いました
ミステリーとかも含めてな
「古典と余生」っていう題名で論文書いちゃおうかと思いました
だって間違いないもの
ジェイン・オースティン間違いないもの
はい、イギリスが生んだ恋愛小説の名手ジェイン・オースティンの『説得』です
実はこのあと『高慢と偏見殺人事件』という妖しげなパスティーシュが控えているのでね
読んでみましたよ
ざっくりあらすじ
8年前に母親代わりと慕うラッセル夫人の『説得』により、海軍軍人ウェントワース大佐との婚約を破棄してしまった准男爵家の次女アンが、ひ
Posted by ブクログ
学生時代、ずっと読みたかったのですが、廃版になってて読めずじまいのままでしたが、光文社が新訳を発刊してくれたおかげでようやく読むことができました。
生きていた時代もテーマも異なるのですが、オースティンと比べてしまうところがあります。
エリオットに出てくる人物は良くも悪くも、もっと世俗的で、複雑な人物として描写されていることが多いように思えます。
そのせいもあって、ドロシアを含めた登場人物のそれぞれの心情や行動に対して共感できる一方で理解に苦しんだり・・・まあでもドロシアに対しては終始理解に苦しむところがあったかもしれません。
いろんな人の人生そのものなんだなと思いました。19世紀のイギリス