高見浩の作品一覧
「高見浩」の「ハンニバル(上下)合本版(新潮文庫)」「ホット・ゾーン エボラ・ウイルス制圧に命を懸けた人々」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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Posted by ブクログ
老人の乗る船が大海原にぽっつりと浮かんでいる。
やがて巨大カジキがやってきて、長い長い苦闘の末にようやく釣り上げる。
かと思えば、そのカジキがどんどんサメに喰われてしまい、再びお互いに命を賭けて格闘しはじめる。
ずっとハラハラしっぱなしだった。特にサメと格闘するシーンでは、あんなに頑張って釣ったカジキが……!とショックだった。
「だが、人間ってやつ、負けるようにはできちゃいない。」
結果が実らなくとも、苦労して釣り上げたカジキが骨だけになろうとも、老人は負けていない。過程があるから。不屈の精神を貫き通したからだ。
そんな考えに行きついたとき、この作品の素晴らしさを真に理解できた気がする。