上田紀行の作品一覧
「上田紀行」の「愛する意味」「生きる意味」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
- 作者をフォローする
- フォローすると、この作者の新刊が配信された際に、お知らせします。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで201万冊以上配信中!
「上田紀行」の「愛する意味」「生きる意味」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
ビジネス・実用
ビジネス・実用
ビジネス・実用
ビジネス・実用
ビジネス・実用
ビジネス・実用
小説・文芸
ビジネス・実用
ビジネス・実用
ビジネス・実用
ビジネス・実用
ビジネス・実用
ビジネス・実用
小説・文芸
ビジネス・実用
小説・文芸
ビジネス・実用
ビジネス・実用
Posted by ブクログ
教養という言葉をよく見聞きするが、イメージが持つその力に長年もたれかかっていた。
ちなみに、私がイメージする教養とは、熱き思いを内に秘めつつ、何かを学ぼうとする気持ちが溢れている人から滲み出てくる雰囲気や佇まい等だ。
本書は、いわゆる一般教養といわれる分野である哲学や宗教、歴史、美術、文学、社会科学、自然科学等を幅広くカバーしている。
数学や物理、化学、医学をはじめとする理科系分野だけでなく、哲学や美術等の文化系分野もあわせて、理科系・文化系問わずに縦横無尽に知のフィールドを駆け巡りたい。
個人的には、巻末に記載されている寿司屋や中華料理店、フランス料理店での振る舞い等を紹介している【お店でのふるまいの教養】が印象的だ。
また、同様に巻末には、知っておきたい人物や社会を把握するためのキーワードも掲載されている。
今一度あわせて、確認されたい。
本書を通じて、改めて点を線に、線を面にするものの見方の重要性を感じる。
冒頭に述べられている
『世界を知ること、世界とつながること、世界の魅力と深さとつながること、それはそこに心が動いたあなた自身の魅力と深さの発見でもあります。』
というフレーズが心地よく心に沁みわたる。
本書は、いつまでも手元に残しておきたい。
Posted by ブクログ
30歳を超えた大人だがタイトルに惹かれて購入した。
私は大学時代あまり真面目に勉強をしてこなかった学生だった。受験に失敗し浪人する覚悟もなくセンター後期で引っかかった大学に入学。本当だったらもっと偏差値の高い大学で自然豊かなキャンパスで学友と切磋琢磨する予定だったのに、入ったのは某マンモス大学。ビル街の中にあり設備が古く学生もスマホをいじりながら授業を聞く、付属校上がりの同級生は都道府県県庁所在地も言えないような奴らの集まりで非常に絶望したのをよく覚えている。
そんな中で1人孤独に勉学に励むことなど出来はせず、朱に交われば赤くなるをよろしく、勉強そっちのけで体を鍛える日々を過ごしていた。
本来なら大学でもっと学べたことがたくさんあったのではないか、溢れ出る知的好奇心を満たすことができたのではないか、この歳になって後悔することが沢山ある。ただ、受験勉強に失敗したというより、高校時代に何を目的に大学を受験するのか?という問いを無視して勉強してしまっていたことがそもそもの失敗だったような気がする。就職に有利な学部を選べ!と家族に言われ、本当なら心理学や言語学に興味があったのにもかかわからず安易に経済学部を受験してしまった。自分のモチベーションが高まらない上にストレスにめっぽう弱い人間だったことを受験期間中に初めて知った。自分を消耗して受けた試験は悉くだめ。センター試験の点数も親にいまだに弄られるくらいには酷い点数だった。(これって親からのモラハラではないか?と旦那に言われて初めて気づいたのはまた別の話)本当なら自分の好きなことを好きに勉強すればよかったのだ。家族から無責任な口出しに左右されて興味のない学部を受験した時点で私の大学受験は失敗だったのだ。この事実に気づいたのが最近で、今は高校時代の勉学に意欲的だった気持ちを思い出しつつ様々な本を読み漁っている。
本書は2020年に発行されているが私が中高生の時に出会いたかったと思える素敵な本だった。特にリベラルアーツの必要性、なぜ教養は身につけるべきなのかという問いに対する考えに納得できる。教養なんてあればあるだけいいだろと思っていたが、今一度改って考えると確かに教養がない人間でも成績優秀な人間はいる。世界のことを知らなくてもテストの点数がいい人間がこの日本を動かしている事実はある。しかし、教養とは私のようなストレスに弱い人間にこそ必要なものなのかもしれないと本書を読んで感じることができた。特に中島岳志教授の文章は必見である。
Posted by ブクログ
「生きる意味」とはなんなのだろうか。人生のステージ変わるたびにそのようなことを考えた経験がある。高校入試、大学入試、就活、、、この先もそのような場面に遭遇し、その度に考えるのだろう。
本書では、多くのことが学べる。ぜひ大学生や就職したての若者には一読してもらいたい。
他人が欲しがるものを欲しがるようになってないか?そういう社会の広告に惑わされていないか?自分が自分でなければならない理由はあるのか?自分は他人に置き換えられる存在だと思っていないか?
小中学校で点数が高いことが求められていた。親や社会も点数が高い方が良いと言う、なぜなら良い大学に入り、良い企業に入社できるから。そこには私たちの「生きる意味」は無視されていたのではないか?大人を責めてはいけない、大人も正解を知らないのだから。
何が良いことなのか変化していく社会で、求められている人材は高い点数を取る人材ではなく、高い点数をとりつつコミュニケーション力が高い人材である。そこにも私たちの「生きる意味」は無視されているのではないだろうか。
「生きる意味」はオーダーメイドの時代であると本書は言う。一人一人違う生きる意味を持っていい。考えた末に人と同じ生きる意味を見つけても、それはオーダーメイドであるから自信を持っていい。
違っていいけど、義務教育では同じ教育で点数の高い生徒がきちんと評価される。教育がいかに大切であるかを再認識した。親はどんな世界があるのか、どんなことにワクワクするのかを子に発見させなければならない。
教えるのではない、見つけさせるのだ。
Posted by ブクログ
自分が果たして何のために生きているのか。ごく普通の一般家庭に生まれ、親は共働きで土日も働いているような時代。幼い頃は厳しい躾けと、毎日叱りつける親に少しでも怒られまい、褒められたいと思いながら、それが生きる意味であった様に感じる。学校に通い、社会に出ると人よりも稼ぎたい、高い地位につきたいと、常に人と比べた時に自分が如何に優位に立てるか、そんな所に生き甲斐や自分の存在価値を求めていた様に記憶する。振り込まれる給料の額、誰よりも早く昇進したいと毎日背伸びして出来もしない自分を演じていた。結果は会社での評価(点数)や貯金の額など、誰が見てもわかる客観的指標で高い数字に現れるから、自分でも疑いようもなく、私の価値は常に数字だった。
本書はそんな多くの現代人が、価値を数字にしか見出せなくなった時代に、本来の生きる意味、生きる価値とは何かを考える一冊である。確かに前述した様な自分は、自分がありたい姿とはかけ離れた数字と外観に惑わされた人間であったことがよく分かる。もしあの時、もし今でも「あなたがなりたかったもの、あなたが生きてやりたかった事はこれか」と問われれば、問題なく悩む事なく「違う」とえるであろう。でも、「何になりたいのか、やりたい事は」と聞かれても、即答できない自分もいる。自分の存在は周りの評価によって決められ、他人が欲しがるものは自分も欲しくなり、それを人よりも多く手に入れるという、他人との相対的な位置付けでしか自分が見えていない自分。仕事の成果も費やした時間と稼いだ額で決められる。そんな資本主義社会の申し子の様にしか過ごしてこれなかった。一番効率よく稼げる人間をマニュアル化し真似るだけの働き方。社員は均一化され個性を失う。そんな時代の、誰とも見分けがつかない人生。そして終焉。確かにこれは本書タイトル「生きる意味」そのまま、私の価値を私が理解できていない状態だ。
せめて残りの人生をどの様に過ごすか。平均寿命がいくら伸びた所で、早く気づけた方が、本当の自分に辿り着ける可能性・チャンスはあるに決まっている。もし今私がこの本に出会わなければ、そうした考えに足を止める、立ち止まって考える機会は無かっただろう。そうした意味で、自分の価値を今一度考え、将来どうありたいか、今何を成すべきか、考えるチャンスをくれているようだ。そう、私の生きる意味は数字の大きさではなく、内容、質が重要なのだ。
本書後半ではそうした生きる意味のヒントを沢山くれる。この世界の主人公は私であり、私から見えてるそれぞれの人も自分の物語の主人公だ。決して他人が主人公の世界の脇役では無い。自分の物語をハッピーエンドで迎えるか、悲しい悲劇で終わらせるか、それすらも自分が決めているに等しい。悲劇の中に何か光明を見つけて、前に進む歩みを止めない人生。深い落とし穴に落ちても、這い上がって太陽が再び額を照らす人生。同じ方角を目指す友がいるなら手を取り合えば良い。何処かで考え方や価値観に違いが見つかったなら、笑って別れて、それぞれの道を歩けば良い。またいつか気づけば、同じ道を歩く仲間がいるかもしれない。本書はそうした社会活動やコミュニティに身を投じるのも一つの価値の探究になると言ってくれる。
そして何より自分の物語に欠かすことの出来ない、かけがいの無い、自分という存在。先ずはそれに気付くこと。そして他人の決める価値観に生きるのではなく、自分の価値観で動く事。その為にはいろいろな場に身を置き、真に自分の価値や存在を認める事。中々、考えさせてくれる一冊であった。