配信予定・最新刊

作品一覧

  • 「論理的思考」の文化的基盤 4つの思考表現スタイル
    4.8
    1巻4,950円 (税込)
    普遍的であるはずの「論理」と「合理性」.それは文化によって大きく異なり「価値観」とつながる.「文化の多様性」という言葉に逃げ込まず,それぞれ4つの原理を代表する日本・アメリカ・フランス・イランの思考表現スタイルから4タイプの論理と合理性を明らかにする.ポスト近代を生き抜く知恵となる比較文化論の集大成.

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  • 「論理的思考」の社会的構築 フランスの思考表現スタイルと言葉の教育
    4.8
    1巻4,620円 (税込)
    国内外で活躍するための必須スキルとされる「論理的思考」.だが実は,「何を論理的・説得的と感じるか」は普遍的なものでなく,ある国(文化)で論理的とされるものが,ほかでは非論理的だと受け取られることも.本書では,日や米とも異なるフランスの「論理的思考」と,それが社会的に構築される様相と背景を読み解く.

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  • 納得の構造 思考表現スタイルの日米比較
    NEW
    -
    1巻1,672円 (税込)
    日本人の説明のわかりにくさは説明の「順番」にあった! 私たちは何を根拠に〈納得〉するのか.その謎を,独創的な作文実験と日米の作文・歴史教育から解き明かす.論理と合理性,能力が文化的に生成されることを実証した画期的な書がついに文庫化.これからの多元的な世界を生き抜くすべての人々に必読の書.

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  • 論理的思考とは何か
    4.1
    1巻1,012円 (税込)
    論理的思考法は世界共通ではない.思考する目的をまず明確にしてその目的に合った思考法を選ぶ技術が要る.論理学・レトリック・科学・哲学の推論の型とその目的を押さえ,価値に紐付けられた四つの思考法(経済・政治・法技術・社会)を使い分ける,多元的思考を説く.不確実なこの世界で主体的に考えるための一冊.

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  • 共感の論理 日本から始まる教育革命
    4.2
    1巻990円 (税込)
    五感を働かせた体験に基づいて感情を伝え合い,共感を育む日本の国語教育は,世界から遅れた弱みではなく,AI時代にこそ強みとなる.人間と自然の関係を結び直し,共感的利他主義をベースに政治・経済・法・社会の多元的思考を使い分け,他者と協働する力を養う.価値観の転換を迫られる世界で求められる教育がここに.

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ユーザーレビュー

  • 論理的思考とは何か

    Posted by ブクログ

    論理的な思考は世界共通ではなく、異なった型があるというのが本書の主題です。

    論理的思考を
    1 アメリカ型(経済の論理)
    2 フランス型(政治の論理)
    3 イラン型(法技術の論理)
    4 日本型(社会の論理)
    の4バターンに分け、それぞれの思考法の特徴、背景、長所、短所等を分析検討し、その違いを明確にしていきます。

    異文化の人の考え方や思考方法を知り、取り入れることはグローバル化している現在、とても大事なことだと感じました。

    この本で紹介されている思考方法は、とても参考になりなした❗️

    いい本でした

    0
    2025年12月07日
  • 共感の論理 日本から始まる教育革命

    Posted by ブクログ

    現代のグローバルな社会において日本の調和を重んじた考え方に疑問が湧くことが多くある。例えば、何かを競うときも日本人は遠慮しすぎ、もっと自分を主張しろなどと言われる。しかし、それはあくまで一つの価値観にしかすぎないことがわかった。今それが求められているだけでこれからパラダイムシフトが起きて価値が逆転することもあるだろうし、あるいは場合によっては和が大事ということもあるだろう。よってこの不安定な時代にこそ求められるのは多元的思考だ。一つの価値観に縛られることなく目的や状況によって思考法を使い分けていく、これが色々な価値観が分立する現代社会で生き抜く最良の方法だと思う。それに伴って共感的利他主義を元

    0
    2025年12月05日
  • 論理的思考とは何か

    Posted by ブクログ

    論理や思考に関心ある人は必読の本。論理的思考と言えば、結論から書き、その後に理由を述べるなどと言われる。
    確かにわかりやすい書き方だが、どこからこの書き方が来たのか疑問だった。
    また、日本の感想文や作文の意味もわからなかった。(読書感想文に何を書けばいいのかいつも困惑していた)

    この本はこれらの長年の疑問を解決してくれ、論理的思考と作文と社会規範の関係を明快に教えてくれる。
    冷戦後、アメリカの論理が世界を席捲したが、それぞれの文化や価値観を背景に思考パターンが異なることを知れたのはとても有益であった。
    むしろ経済最優先のアメリカ思考は歴史的にかなり異質なものと思う。
    著者は、日本の社会重視の

    0
    2025年11月30日
  • 論理的思考とは何か

    Posted by ブクログ

     論理的思考力とは我々日本人から見れば物事を順序立てて順に説明していくことと思われがちだが、必ずしもそうではない、論理的思考力は不変ではなく、さまざまな形があるということを知った。
     本書では四つの論理的思考力の形が紹介されていた。自分の主張を相手に正しいと認めさせるのに適したアメリカ型の経済領域の思考、多くの人の利害に関わり多くの人から受容されなければならないことを慎重に論証することに適したフランス型の政治領域の思考力、ある普遍の真理に向かって物事を論証するのに適したイラン型の法領域の思考力、相手の共感を誘い、多くの人に受容されるのに適した日本型の社会領域の思考力だ。
     これらはどれが正しい

    0
    2025年11月27日
  • 論理的思考とは何か

    Posted by ブクログ

    リアル本にて。
    ゆる言語学ラジオで紹介されていた、「論理的思考の文化的基盤」が面白そうだったが、難しそうだったので、同著者の新書版であるこちらを読んでみた。
    国ごとに歴史的経緯から重要視する論理展開が異なり、それに合わせた作文教育を行ってきた結果、ある文章が論理的かどうかは読み手によって、もっといえば読み手の国籍によって異なるという主張。
    この主張も面白いのだが、個人的にはその主張に至る前段の説明である、序章「西洋の思考パターン」が面白かった。
    西洋の思考パターンに、論理学、レトリック、科学、哲学があり、それぞれ目的と論理的とする条件が異なる。論理学は、真理を証明するために、ある法則から具体的

    0
    2025年11月14日

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