佐々涼子の作品一覧
「佐々涼子」の「夜明けを待つ(集英社インターナショナル)」「エンド・オブ・ライフ」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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小説・文芸
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Posted by ブクログ
「『あのさ、小さい頃外でいじめられたりして傷ついて帰ってきた時、おばあちゃんやお母さんが笑って迎えてくれて、背中をとん、とん、って叩いてくれたことなかった?大丈夫、大丈夫って背中をさすってくれたことない?私ね、遺族の方たちへの気持ちってあれだと思うの…』」(p.106)
「親を失うと過去を失う。
配偶者を失うと現在を失う。
子を失うと未来を失う。
遺族は愛する人を亡くすのと同時に自分の一部も失うのだ。」(p.136)
「この人は多くの人に慕われて、多くの人の記憶の中に存在する。…人に尽くして、この〝オヤジ〟は死んだ。人は生きてきたように死ぬ。そして、残された者の心の中に、これまで生きてきたようにして、これからも生きる。」(p.220〜222)
「処置をして家族のもとへ遺体を帰す。それは海外で体から離れてしまった魂を日本に呼び戻す儀式ではないだろうか。…遺族は遺体に呼びかけ、遺体にすがって泣く。やがていくら望んでも甦らないことを悟り、はじめて魂をあの世へと送ることができるのである」(p.227)
Posted by ブクログ
叔母選書
佐々さんのエッセイ良いよ〜と言われ手に取る
個人的に「冬眠」とても好き、心にズンときた
佐々さんののエッセイめっちゃいい…と思って読んでいたけど
2章のルポがそれを上回るものだった
サバイバルジャパニーズか、…
なんて思っていたけど、外国人技能実習生のことなんて、入管で亡くなられたウィシュマさんの話題くらいしか知らず
そんな自分が恥ずかしくなるくらい知らなかったことが綴られていて勉強になった
外国での一人旅も好きだし、外国の人と話すのも好き、他宗教・他文化への興味理解もそこそこ深い自負がある
中国嫌いの日本人も多いけど、真っ当な中国人の友達もいるから、日本人にも悪い人がいるように、中国人のみんながみんな悪いわけではないよと思ってたりもする
だけど今住んでいる地域では過去に移民による児童誘拐殺人事件なんかもあったりして、それはそれは危険な先入観を持ってしまうこともあるし
外国人労働者や移民の全てが素敵だとは思ってない
メディアで報じられる移民問題も本当に断片的で
問題も多様化しているし
一方的に迷惑をかけられているように見えて
実は持ちつ持たれつな関係なんだよな
共生するって難しい
もっと佐々さんの言葉読んでみたい!
ご冥福をお祈りします。
Posted by ブクログ
久々にノンフィクションの本を読んだ。
誰にも訪れる死にたいして、遠くてネガティブなものとして生活の中から距離をとって過ごしている自分がいる。それは医療の発達や核家族化にともなう社会自体の影響もあるし、年齢的なものもあるかもしれない。どう死んでいくかを考えることで、これからどう生きるかを考えるきっかけになった。
在宅医療で出会った患者さんの死、そして自分もガンを患い死を目の前にした看護師を描いた記録は愛にあふれている。ここには、物事をポジティブにとらえられる強さを持った人がたくさん出てくる。それがゆえに、死=怖いという感覚はどこか遠くにおいやられて暖かさと希望が心に残った。
人は生きてきたようにしか死ねない…
きっと私は死を目の前にしたらだいぶバタつくな、と思いながら、描かれている人達を道標として少しでも自分らしく健やかに死をむかえられるように生きていこうと思った。
この本はブグロクで紹介してもらった本。
出会いに感謝。